大阪市民おなじみの下水道科学館がリニューアルオープン
こんにちは。チアフルライターのまるよしです。
大阪市下水道科学館は、下水道のことを楽しく学べる(しかも無料で!)施設として1995年にオープンしました。大阪市の近代下水道着手100周年にあたる年だったそうです。大阪で生まれ育ったお父さん・お母さんの中には、社会見学などで訪問した方もいるのではないでしょうか。その下水道科学館が2022年4月に「下水道の『?』を『!』に変える、あたらしい下水道科学館。 」をキャッチコピーにリニューアルオープンしました。
阪神本線淀川駅から徒歩約7分。頭上の阪神高速の下をくぐるように西に進み、海老江下水処理場右手にをぐるっと囲むように進んでいくと、前方に大阪市下水道科学館に到着します。下水処理場の様子がフェンス越しに見ることができます。PASSIO SPORTS CLUB側への交差点を渡ると、飲食店やスーパーなどが集まるエリアを通って到着します。
こんなにマンホールが見られるのはここだけ!?
下水道科学館に到着すると、入り口に「下水道産業125周年」と書かれているカラフルなマンホールが目に入ります。こちらは「光るマンホールふた」だそうで、暗くなるとLEDで光るそうです。 また、建物の前には巨大なマンホールが描かれていて、3Fに上がると上から見ることが可能です。エントランスから中に入ると、2025年の万博を記念したマンホールも。マンホールというと黒っぽくて夏に熱くなる、雨の日に滑るなどどちらかというと良い印象はなかったのですが、実ば楽しい世界なのかもしれません。
子どもも大人も楽しい! スタンプラリー
下水道科学館でお子さんはもちろん、大人にも愛されているのが、館内全9ヶ所のスタンプを集めるマンホールのスタンプラリー。少し変わっているのは、シートの形が円形で、押す場所は銀色の箔のようなものが貼られていて、スタンプは型押しになっていること。館内のさまざまな場所に設置されていて、まんべんなく館内を回ることができたように思います。ぐっと力を入れてスタンプを押すと、銀色の部分に凹凸ができ、本物のマンホールのようにスタンプされます。
全9ヶ所すべてにスタンプをすると、9つの絵柄のマンホールが集まるシートが完成します。特別感がたまりません!
下水道にまつわる模型や実物が見れるB1F
B1階には、他にも色々な「実物」が展示されていました。125周年のマンホールのコーナーには、大阪市の歴代マンホールの実物が展示されていました。大阪市出身の筆者は、子どもの頃に住んでいた家の近くにあったマンホールを発見し「穴に傘の先を入れて持ち上がらないか試したなぁ」など当時のことを思い出し、懐かしい気持ちになりました。他にも清掃ロボットや実際の下水道管、精巧な模型や様々な技術などが展示されていて、非常に興味深いフロアだと感じました。
視覚と聴覚で下水道を知れる3Fと4F
3Fと4Fには、下水道の働きを楽しく知ることができる仕掛けがたくさん見られます。映像やゲームなどがフロアのさまざまなところに設置され、子どもたちが楽しんでいました。日常に行っている処理や、災害時の働き、これからめざしている形を一同に見ることができました。個人的には、豪雨の際の働きが非常に興味深く、大阪の街の下に大きな放水路(なにわ放水路)があるということに興味を惹かれました。
4Fではプロジェクションマッピングも行われていました。水がきれいになっていく世界が音と光とで表現されていて、立っている場所によって映像が違うようで、近くを見ても遠くを見ても楽しめました!
まるでパンフレットの世界!? 知りたいことがその場で知れるパネル
リニューアルオープンした下水道科学館は、いろいろなことを体験できた以前の良さを残しつながらも、プロジェクションマッピングやフォトスポットの設置など、とても素敵な施設になったと感じました!ですが、筆者的に一番興奮したのは、館内のさまざまな場所で見られる「デザイン」。展示物に添えられているパネルが非常に丁寧に作られていたことに驚きました。文字が読みやすくレイアウトされているのはもちろん、グラフやイラスト、写真などをふんだんに使い、ついつい立ち止まって読んでしまうようなパネルが至る場所に置かれていました。読みがなもふられていて、子どもでも興味を持ったゲームの説明をその場で読むことができるので、知的好奇心にしっかり応えてくれそうですね!私は同行した家族を待っている時間に読み込んでしまい、まるでパンフレットの中に紛れ込んだような感覚を味わうことができました。
グラフィックデザイナーの仕事もしている筆者ですが、このようなデザインに挑戦してみたい!と密かに刺激をいただいて帰りました。
人気イベントが目白押し! 下水道科学館のイベント
下水道科学館では、定期的にイベントが開催されています。ホームページのイベントページで随時リリースされていますので、ぜひチェックしてみてください!ホームページから予約できるもの、当日整理券が必要なもの、先着順などさまざまな参加方法があり、対象年齢が定められている場合もあります。当日受付の人気イベントは早朝から並ぶ人もいるほど大人気だそう!気になるイベントがあればぜひチェックしてみてください。
6月1日からは誰でも参加できる「天の川にねがいごとをしよう」という短冊を記入するイベントがスタート。先着700名ということですが、もしその期間に訪れることがあれば是非参加してみたいですね!
5/26現在、8月のイベントまで公開されているようですので、少し早い夏休みの予定を立ててみるのも楽しそうです。
B1階にはキン肉マンとコラボしたマンホールが展示されています。大阪市内6ヶ所で見ることができるそうなので、夏休みの自由研究などに利用しても良さそうですね◎ 筆者が訪れた2023年現在は、アンケートに答えるとキン肉マンマンホールのカードが配布されるイベントや、125周年記念マンホールのステッカーがもらえるアンケートが行われていましたよ!豪華なお土産が嬉しくなりますね!
周辺の環境と、その他のアクセス
大阪市下水道科学館の駐車場は少し離れた場所にあり、車やバイクでの来場者は使用することができます。高見新在家公園をぐるっと回った場所にあります。乗降が困難な方や長距離の移動が困難な方には障がい者専用の駐車スペースが用意されているようですので、到着前に下水道科学館に連絡を入れると対応してくれるそうです。(連絡先:大阪市下水道科学館)
駐輪場も用意されていますので、大阪市内在住の方は自転車で行ってみるのも良いかもしれません。阪神なんば線西九条駅などレンタサイクルがある駅もありますので、天気の良い日は利用してみても良いですね。(関連記事:シェアサイクルで楽しむ♪ 西九条~大阪湾エリアのおすすめサイクリングコース)
周辺には、スーパーマルハチ大開店やミスタードーナツ福島大開ショップ、イオン高見店(高見プラザ)など、子育て世代に嬉しい施設が多くあります。駐車場への通路途中にある高見新家公園(高見新家公園)は非常に広く、トイレも完備されています。天気の良い日にはピクニックなどを楽しむ方も多く見られる公園です。阪神高速2号淀川左岸線の大開出口の横からは正蓮寺公園に入ることもでき、どんどん進んでいくと阪神なんば線千鳥橋駅に到着します。(関連記事:阪神千鳥橋駅から徒歩1分!東西800m強!広大な正蓮寺川公園の魅力とヒミツを紹介)
大阪市下水道科学館 施設情報
大阪市下水道科学館
住所:大阪市此花区高見1丁目2番53号
入場料:無料
営業時間:9時半〜17時(入館時刻は16時半まで)
定休日:毎週水曜日(休日の場合は翌平日)、年末年始
阪神本線淀川駅から徒歩約7分
阪神なんば線千鳥橋駅より徒歩約15分
阪神高速2号淀川左岸線の大開出口(大開交差点)から駐車場(東ゲート)まで北に車で1分ほど
文/チアフルライター まるよし
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