並ぶのはちょっと…という人にオススメ 丸吉食堂
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30分も並ぶのはちょっと…という方、もっと市場の雰囲気を味わいたい方には「丸吉食堂」をオススメ。
まるで昭和で時間が止まったかのような佇まいです。
このお店は早朝から市場で働く人達の憩いの場。
カウンターには煮物、マカロニサラダ、卵焼きなどのお惣菜が何種類も並んでおり目移りするくらいです。
お店のイチオシはアーモンドコロッケ。
常連さんとお店の方のやり取りを聞くのもまた楽しいものです。
丸吉食堂の丼やお惣菜
ふさ鮨や丸吉食堂のある棟は関連事業所棟と言って、他にもおもしろい店がたくさんあります。
写真はアイデアお菓子や昔ながらのお菓子を販売している菓子店「菱富(ひしとみ)」
13:15~13:20 B29のおとしもの1945
東部市場を出たら今度は摩耶・六甲山系を眺めながらブラブラと来た道を戻ります。
5分ほど歩くと道路の右側に「小野建」と書かれた会社が。
そのフェンスの角に、伸びた生け垣の端から十時形のポールが顔をのぞかせているのが見えます。
これがグーグルマップにも載っている「B29のおとしもの1945」です。
左右にぶら下がっている2つの黒い金属の円盤、これは戦時中神戸に大量に降り注いだ焼夷弾の頭の部分です。
数年前この場所が小野建の神戸営業所になる前、ここに灘鋼材(ナダコー)という会社があり、その社長が近隣の人々にも見てもらおうと展示したものです。
「B29のわすれもの」についての詳細は下の記事をぜひ読んでみてください。
深江の歴史の一端に触れることができます。
「B29のおとしもの1945」は小野建の神戸営業所内にあります。
13:30~14:00 神戸大学海事博物館
神戸大学海事科学部の敷地内にある博物館。
無料で見学できます。
こんなところに博物館があるの?と思われた方も多いでしょう。
ここは毎週月・水・金曜日の13:30~16:00の間だけ開いている知る人ぞ知る場所。
神戸大学海事科学部は元々神戸高等商船学校を起源とする神戸商船大学が神戸大学へ統合されて現在の形になったものです。
神戸高等商船学校では大正9年から船員の育成教育を行っており、数多くの船乗りを輩出してきました。
そうした経緯から、同博物館には国内外の代表的な商船の模型のほか、商船学校時代からの練習船の航海記録や戦没された卒業生の記録なども展示されています。
現在同博物館では司馬遼太郎の歴史小説『菜の花の沖』で有名な淡路島出身の豪商高田屋嘉兵衛も乗った北前船の特集をやっており、入り口付近に北前船の大きな模型が展示されています。
船についての調べ物がある場合は事前に電話しておくと資料を用意してくださるそうです。
館内に展示されている船の模型
2020年3月30日まで「企画展 和船の活躍した時代」が行われています。
14:10 深江駅到着
お疲れさまでした!
家に着くまでが深江探検です。
気をつけてお帰りくださいね。
【今回かかった費用】
一人当たり合計2290円
■石田鶏卵
・うどん230円
・生卵60円
・龍のたまご1パック350円
■ふさ鮨
・上にぎりセットまたは海鮮丼セット1650円
まだまだあります! 深江のおもしろスポット
深江探検、いかがでしたか?
実はやまさんたちはこの日市場で早朝から魚と花のセリも見学させていただきましたよ。
皆さんもセリって一度見てみたいですよね?
魚のセリは開場日の朝4:40から開始、一般の方も見学可です。
ぜひ遊びに行って東部市場を満喫してください。
今回のお散歩コースには入っていませんが、土日祝日は深江駅から徒歩30秒の場所にある「深江生活文化資料館」も開いていますので、そちらものぞいてみてください。
深江でちょっと意外な発見を楽しんでみませんか?
【スポット情報】
■石田鶏卵
開店時間:6:00~20:00
レトロうどん自販機は24時間稼働
■神戸中央卸売市場東部市場
見学可能な時間:早朝~9:00頃
■キユーピー神戸工場オープンキッチン(工場見学)
4階売店、見学者用ホールは予約無しで見学・利用可
9:30~12:30、13:00~16:00(工場休業日を除く)
■ふさ鮨
営業時間:9:00~14:00(ネタが無くなり次第閉店)
定休日:市場休開場日カレンダーに準ず
■丸吉食堂
営業時間:5:00~14:00
定休日:市場休開場日カレンダーに準ず
■神戸大学海事博物館
開館日:月・水・金(祝祭日・お盆・年末年始などを除く)
開館時間:13:30~16:00
■深江生活文化資料館
開館日:土・日曜日
開館時間:10:00~17:00
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