2012年に開館したデザイン・クリエイティブ・センター神戸、愛称は「KIITO」
みなさん、こんにちは!
母娘で料理や手芸、工作、DIYなどのワークショップが大好きな、チアフルライターひろちゃんです。
先日、中学生の長女は卒業式でしたが、もうすぐ小学生も春休み。
日ごとに春めいていくこれからの時期、注意が必要なのが、「春の5K」だそうです。
… 強風、乾燥、寒暖差、花粉、黄砂。
今回は、私たち母娘が大好きな“K”、休日や長期休みなど、親子のおでかけ先にぴったりな神戸市の施設、
「デザイン・クリエイティブ・センター神戸」(愛称は「KIITO(きいと)」)をご紹介したいと思います。
阪神電車の「神戸三宮」駅から、フラワーロードを南へ徒歩約20分程度。
神戸市役所や東遊園地があるエリアの道路を挟んで南東側にある施設です。
このあたりは、神戸税関や倉庫群が建ち並ぶ、神戸港の「新港(しんこう)地区」と呼ばれるエリアで、この建物のほかにも、近代の港町・神戸の面影を色濃く残す貴重なまちなみが残っています。
もともとは、1927年に建設された、輸出生糸の品質検査を行う施設でした
1927年に輸出生糸の品質検査を行う施設として、ゴシックを基調とした神戸市立生糸検査所(旧館)が建設されました。1932年には国に移管し、国立生糸検査所(新館)が東に建て増しされ、神戸港の生糸の輸出は、大正から昭和初期にかけて最盛期を迎えます。
近代日本の産業や文化を輸出するための重要な拠点だった生糸検査所は、その後役割を終えましたが、また新たに、一時代を築いたまちや文化を継承し、新しい価値を生み出す創造の場となります。
2008年に、神戸市がユネスコ創造都市ネットワークのデザイン都市に認定され、その創造の拠点として、デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)を2012年8月に開館しました。
引用元:KIITO|デザイン・クリエイティブセンター神戸 ABOUT | KIITO
生糸の品質検査を行っていた歴史にちなみ、「KIITO(きいと)」という愛称で呼ばれています。
神戸市の「景観形成重要建築物」に指定されている建物の細部は、一見の価値あり
一度は、土地建物を売却するお話もあったようですが、保存活用要望の運動が高まり、神戸市が土地・建物を購入し、デザインを通じて、市民・事業者とクリエイターがつながり、新たな価値を生み出すための創造の場として、施設機能の整備を行うことになったそうです。
耐震性能や避難安全性の確保など、公的な施設として必要な安全性等を担保したうえで、優れた意匠等が残る主要な部分についてはできるだけ保存・保全が図られています。
私が特に好きなのは、旧館の中央階段やエレベーターのあたりです。
この淡い色合いや絶妙なデザイン… 、たまりません。
こちらの建物は、神戸市の「景観形成重要建築物」に指定されていますので、あなたのお気に入りをぜひ探してみてください。
デザインやアートにまつわる展示・イベント、貸ホール、カフェなどがあります
施設では、定期的にデザインやアートにまつわるゼミやセミナー、展示、イベントなどが行われているほか、カフェ(1階)や貸ホール、貸ギャラリー、貸会議室、クリエイティブラボ(オフィスが入居するスペース)などがあります。
1階のカフェ「KIITO CAFE」では、オリジナルKIITOカレー(900円)もありますよ♪
1階の「クリエイティブ・スタジオ」では、防災、環境、食、医療、福祉、教育、まちづくりなど、社会課題に対して“+クリエイティブ”なアプローチで解決するKIITOのプロジェクトを紹介しています。
私も小学生の頃使っていた懐かしの「神戸ノート」(今も子ども達が使っています)や、家にもある「モロゾフ」のガラス製のプリンカップなど、神戸の隠れた名品を紹介するコーナーや、数年前に我が家の娘たちもお客さんとして参加したプログラム「ちびっこうべ※」の紹介もありました。
※子どもたちが、シェフや建築家、デザイナーをはじめ、多くのクリエイターから本物を学び、子ども同士やサポーターの大人たちと協力し、夢のお店づくり、まちづくり、仕事体験などを通して、子どもたちの創造力を育む様々なプログラム。
2021年9月、こどもたちのための新拠点「KIITO:300」ができました!
かねてから、神戸のメーカーや事業所からいただいた廃材を使ったワークショップなどのこども向けの企画をたくさん開催してきた「KIITO」ですが、昨年9月に、こどもたちの好奇心と探求心を刺激し、創造性を育むプラットフォーム「KIITO:300(キイトサンマルマル)」が3階にオープンしました。
ドアを開けて、足を踏み入れると、とても広々とした空間が広がっていました。
「KIITO:300」の開室時間は、火~金の14:00~20:30、土・日・祝の10:00~20:30となっています。
コンクリートブロックとベルトで固定して作ったテーブルや、切り株のスツールなどが置かれています。
約50種類のボードゲームを自由に楽しむことができます
“こどもの学びを育むツール”として注目されている、日本や世界各国のボードゲームが揃っていて、こどもたちは約50種類のボードゲームの中から、好きなものを選んで、いつでも自由に楽しむことができるスペースになっています。
スタッフの方が手書きでゲームの内容や、遊ぶ目安(人数、対象年齢、必要な時間など)を紹介してくれているので、遊んだことのないゲームでも気軽に試すこともできますね。
保護者や高学年のお子さん向けに、ボードゲームを紹介した本も何冊か用意されていて、自由に閲覧することもできます。
我が家にも、いくつかボードゲームが欲しくなりました。
現在、新型コロナウイルス感染症対策として、利用は2時間ずつの交代制、1グループ最大4名までの利用となっています。
事前にホームページでご確認くださいね。
こども向けのアートやデザインのワークショップ、イベントも開催しています
毎週末、クリエイターとともに考えた、こども向けのアートやデザインのワークショップやイベントが開催されています。
小5の次女(チアフルガールたまちゃん)も、今年1月に開催された「世界でひとつだけの草木染めマイバッグづくり」に参加して、素敵な作品を作ることができました。
春らしい黄色は、玉ねぎの皮で染めた色。
染色だけでなく、地球環境問題や神戸市の取り組みなどについても、講師の先生から教わってきたそうですよ。
1階には、読書や休憩などに利用できる開放的なラウンジエリアもあります
1階の南側の「クリエイティブラウンジ」では、読書や休憩に利用できるテーブルスペース4席)、リモートワークなどに利用できるデスクスペース(16席)、カーテンで仕切られたミーティングスペースがあります。
静かで落ち着いたおしゃれな空間なので、今度私も利用してみようと思います。
ミーティングスペース(3室)については、ご利用日当日に1階の総合インフォメーションで予約が必要です。
【クリエイティブラウンジ】
・利用時間:11:00~19:00
・利用料金:無料
・KOBE Free Wi-Fi(無料公衆無線LANサービス)設置
メインエントランス入口近くにある、総合インフォメーションは、ショップも併設しています。
トートバッグやマスキングテープなどの「KIITO」のオリジナルグッズや、クリエイターとのコラボレーションアイテムなどを販売しています。
名物イベント「オープンKIITO 2022」開催!
2022年夏頃には、再整備が始まる三宮図書館がKIITOの2階に仮移転することが決まっています。
そして、3月20日(日)には、年に一度の名物イベント「オープンKIITO 2022」(入場無料、一部は有料・要事前予約)が開催予定です。
普段、見ることのできないクリエイティブラボ(オフィスが入居するスペース)の特別公開や、ラボの企業や事業所主催のワークショップなどのイベントが盛りだくさん。
興味がある方は、Webサイトで詳細をご確認くださいね。
https://kiito.jp/schedule/event/articles/54356/
施設情報
デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)
住所:神戸市中央区小野浜町1-4
電話番号:078-252-2559
営業時間:9:00~21:00
休館日:月曜日(祝日、振替休日の場合はその翌日)、年始年末(12/29~1/3)
https://www.instagram.com/kiito2017/
https://m.facebook.com/DESIGNANDCREATIVECENTERKOBE/
※新型コロナウイルス感染症対策に関する利用指針・各種ガイドラインは、今後の状況により変更される場合があります。最新情報はWebサイトをご確認ください。
文/チアフルライター ひろちゃん
LINE公式アカウントで友だち募集中!
HANSHIN女性応援プロジェクトのLINE公式アカウントでは、阪神沿線にお住まいの皆さんがもっと暮らしやすく活躍しやすくなるような情報やお得なプレゼント情報などをお届けします。
友だち追加をよろしくお願いします!