親も子どもも一緒に成長していく存在 それを支援するのが「病児保育」
チアフルライターのクニコ2000です。
小1の娘を持つママです。
保育園時代は、病児保育があったおかげで、子どもや職場に気を遣わず仕事ができました。
私もそうでしたが、病児保育のことを知らないママが意外に多い。
今回は、病児保育所について知ってもらおうと、岩屋駅のすぐ近くにある「プエリ」を取材。
そのあたたかい空間に、おばちゃんライターの私は癒されてきました。
■病児保育所について(チアフルカフェ コラム)
「プエリ」は、小児科「片山キッズクリニック」が経営する病児保育所。
クリニックのすぐ隣にあるので安心です。
「病児保育を作ろうと思ったきっかけは、勤務医時代に3人の子どもを抱えてパートで働くお母さんとの出会い」と院長の片山先生は話します。
そのお母さんのお子さんたちが1週間おきに水ぼうそうに感染し、勤務先から解雇されるかもしれないという危機を目の当たりにし、働きながら育児をする難しさを痛感。
「開業する時には病児保育も一緒に作りたい」と思うようになったそうです。
「最初から完璧な親はいない。子どもと一緒に親も成長するものだ。小児科と病児保育で子どもと親の成長を後押ししたい」と、片山先生。
片山クリニックを受診していなくても、かかりつけ医の医師連絡票があれば、子どもを預かってもらえます。これはありがたい。
私の子どもが保育園時代に通っていた病児保育は指定クリニックを受診しないと預かってもらえず、クリニックの受診とその待ち時間が惜しかったのを覚えています。
朝預けた時より、夕方お迎えの時に元気になっていてほしい
当日は、朝登園した時に、その日の当番の医師の診察を受け、鼻吸いや吸入、点滴など必要な処置・投薬を決めます。
午後に再度、当番医の先生が診察してくれます。
保育中に病状に変化があれば、専任の看護師から医師に連絡し、即対応してもらえます。
夕刻のお迎えの時間には、看護師さんから1日の様子や家庭での過ごし方のポイントなどをアドバイスしてもらえます。
保育園内で行事があれば、帰りに写真をもらえます。
ハロウィンの写真を何枚か見せてもらいましたが、楽しそうに仮装する子どもらの笑顔は、病児には見えません。
こんな写真を見ると、ママたちは安心できるし、仕事の疲労も軽減されそう・・・。
保育園を休んだ子どもに、悔しい思いはさせたくない
保育士さんや看護師さんはもちろん、栄養士さんや調理士さんも常勤しているので、給食やおやつも手作り。
食物アレルギーの除去食にも対応しています。
月毎の献立表には、ひな祭りやクリスマスの特別メニューも。
施設内には絵本やおもちゃがいっぱい。
それだけでなく、ハロウィンにはスタッフの手作りの衣装を着て仮装をしたり、ひな祭りにはお雛様の工作をしたり、楽しい仕掛けが用意されています。
保育園の行事に参加できない子どもが、くやしい思いをしないようにアイデアがいっぱいです。
病気ではなくても「今日はプエリに行きたい!」そういうお子さんもいるようです。
入口がたくさんあって、トレイはなんと8ヶ所も
プエリ&キッズクリニックには院内感染を防ぐために入口がたくさんあります。
感染症ではない病児用入口、感染症の病児入口、病気になっていない検診&予防接種の子ども用入口が別になっています。
トイレも別々で、それぞれ動線が重ならないよう配慮されています。
クリニックとプエリを合わせるとトイレが8ヶ所。
徹底したスタイルに感動しました。
病児保育について、利用の方法やサービスの内容は、各自治体や施設によって異なるので、職場復帰前にいろいろ調べてみてください。
■各自治体の病児保育へのリンク
〇大阪市
〇尼崎市
〇西宮市
〇神戸市
病児保育はキャンセル率が40%と高く、定員いっぱいでもあきらめず、キャンセル待ちを利用することをすすめられました。
子どもが病気で辛そうにしているのに、預けて仕事に行く自分も辛いもの。
こんなあたたかい素敵な場所があると、安心して仕事に行ける。
しみじみそう思いました。
■病児保育施設「プエリ」
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(文/チアフルライター クニコ2000)