沿線お役立ちコラム

わくわく保育だより 大阪万博スペシャル号

目次

笑いとわくわくのエッセンス満載の子育てコラム「わくわく保育だより」
今回は大阪万博スペシャル号に併せて今年で9回目を迎える絵本選抜総選挙をお届けします。
今年の絵本選抜総選挙のテーマは『大阪万博』。9月に閉幕してからもまだまだ余韻に浸っている方も多いのではないでしょうか。今回はそんな今年を象徴する大きな一大イベントになった万博にちなんだ各国の絵本を紹介します。

■オランダ

絵本の題名「ちいさなうさこちゃん」
文・絵:ディック・ブルーナ
訳:いしい ももこ

ミッフィーのキャラクターで大人気だったと噂のオランダ館。
1955年にオランダで生まれ、今年ちょうど70周年を迎えたミッフィー。
実は「うさこちゃん」「ミッフィー」という2つの名前があるんです。「うさこちゃん」は日本語版の名前で「ミッフィー」は世界版(日本以外)だそうです。どちらの名前も日本では親しみがありますよね。うさこちゃんシリーズはたくさんありますが、今回は一番最初の絵本「ちいさなうさこちゃん」をご紹介します。
うさこちゃんの誕生の秘話が隠されています。とても短いストーリーなのですが
大人になってから読むと新たな発見があったり、かわいらしい場面があったりと神秘的な一冊です。
世界40言語以上に翻訳されているディック・ブルーナの代表作といえる絵本です。
長く愛されている絵本をぜひ手に取って読んでみてください。ブルーナの絵はシンプルですがとっても可愛く、赤ちゃんも興味を持って見つめてくれると思います。

■韓国

絵本の題名「ふたごのもうふ」
作・絵: ヘウォン・ユン
訳:せな あいこ

韓国からは可愛い双子の女の子のお話。
瓜二つの双子の女の子はママのお腹の中からずーっと一緒に過ごしてきました。
これまでなんでもかんでもわけっこしてきました。そんな仲良しの2人のエピソードを読んでいくと…ついにこのお話の主役「もうふ」が登場します。もちろん毛布も一緒に使ってきましたが、5歳になり成長し大きくなった双子の女の子たち。2人で使うにはこの毛布は小さすぎるようになってしまいます。しまいには、毛布の取り合いでケンカになる2人。そこでママが提案したことは…
双子の成長を感じるちょっと嬉しくてそしてちょっと切ない可愛いお話になっています。
表紙には双子の女の子と毛布が描かれているのですが毛布の柄が韓国の伝統的な色味でもあるビビッドカラーで描かれており、表紙から韓国を感じ取っていただけるのではないでしょうか。
双子の絵本ですが兄弟姉妹にもなにか通ずるものがあるのでは?
あたたかなお毛布の中で一緒に読みたい一冊です。

■モンゴル

絵本の題名:「スーホの白い馬」
再話:大塚勇三
画:赤羽末吉

絵本の題名通りスーホという少年と白い仔馬のお話です。モンゴルに伝わる楽器「馬頭琴」の由来も描かれ、その馬頭琴の音色を通じて仔馬との想いを引き継いでいくというモンゴルの民話です。
低学年の国語の教科書に掲載されていることもあり一度は読んだことがある人も多いのではないでしょうか。少し長いお話になるので4、5歳以降のお子さんにおススメです。スーホは仔馬を拾い育てるのですが…ショッキングな出来事がいくつもあり、読んでいて心が痛くなるシーンもあります。それでもスーホの白い馬は友情そして愛情の物語として、子どもたちに大切な価値観を教える役割を果たしていると言われています。モンゴルの大草原を感じる描写も見どころです。

■日本(大阪)

絵本の題名「ちくわのわーさん」
さく:岡田よしたか

絵本にはいろんなユーモアな絵本がありますが、万博の開催地でもある大阪出身の作家さんが手掛けた絵本として、真っ先に「これはみんなに手に取ってほしい!」と思い浮かんだ絵本がこの『ちくわのわーさん』です。
この絵本の主人公は、関西弁をたくみに操るちくわのわーさん。
わーさんはおでんの具に入るような、目も口もないスタンダードなちくわ体形で、クネクネとちくわな体をゆらしながら、穴から口笛を吹かすご機嫌なわーさんの姿にもう釘付けになってしまいます。
終始陽気なわーさんの挑戦や出会う食材たちとのやりとりに、そりゃそうなるでしょ。といったベタなつっこみや、そっちがそうなった!?といった哀愁も誘う意外な笑いも詰まっているので、繰り返し読んでも飽きがこないです。
何かを学んだり知識を得るためというより、ひたすら絵本って楽しい!と思わせてくれる一冊なので、元気が欲しい!あの人に笑ってもらいたい!今日一日の終わりにもうひと笑いを!と思っているみなさんにおすすめです。

■全世界

絵本の題名「ミニチュアでみる世界の台所」
文:宮崎玲子
製作:能津喜代房

世界のそれぞれの絵本を紹介してきましたが、この本は見開き1ページ=1か国のスタイルで、気候や暮らしに応じた家が伝統的な台所を中心に図鑑形式のミニチュアで紹介されています。
あわせて各国の台所事情の解説が掲載されているので、1日3食じゃない食事スタイルや、水を使わずに食器を清潔に保つ方法、鍋がなくても煮炊きして食べる方法など、おとなも一緒に発見したり驚いたりと面白さや学びが満載です。
また目で見て楽しいミニチュアですが、作者の方は世界中を実際に飛び回り、調べたものをミニチュアで再現されたそうですよ。
細部までこだわっているので、椅子や机の上に置かれているヤカンや鍋など物の名前がわかってきたお子さんと指差ししながら楽しく本を読めるかと思います。
本の最後に出てくる日本の台所では日本の昔話のイメージが一緒に目で見て共有できます。また絵本を読んだ後に、どこに住んでみたい?と空想したりするのも楽しいですね。この1冊を通して会話を広げたり、様々な国の暮らし方への興味が高まること間違いなしです。

【神戸発!イヤイヤ期のための新感覚の習い事】

合言葉は、
思いっきり汚そう!思いっきり褒めよう!思いっきり遊ぼう!
笑いの保育わくわくが手がける“おやこ移動ほいくえん®”は
おうちではできないようなプログラムを親子で遊びこむ習い事です。
ちょうどイヤイヤ期真っ盛りの時期。
思いっきり親子で遊んでみてはいかがですか。
遊ぶことも大事。そしてママたち同士で悩みを共有するのももっと大事。
イヤイヤ期をわくわく期へ 。こどもだけではなくおとなも発散できちゃいます!
保育のプロが毎回違った遊びを用意しています。
「実はこういうことを意識して遊ぶといいんだ!」
「こんな声掛けがいいんだ!」
遊びを通して学びのある時間を過ごしてほしいと考えプログラムを進めています。
そしてなんといっても素敵なのが、フォトグラファーによる撮影があるんです!
おそろいのボーダーのユニフォームを着て親子の自然な姿を撮影します。
親子写真は特別な思い出になることまちがいなし!
2026年度月曜日クラス&火曜日クラスはただいま募集中です。
今年度も笑いの保育わくわく会員を対象に先行の受付期間を設けています。
先着順になりますので気になる方はぜひお早めに。
みなさんのご参加お待ちしております。
詳しくはHPをご覧ください。
おやこ移動ほいくえん (warainohoiku-wakuwaku.com)

一おとなもこどももみんなみんなわくわく一
次号もどうぞお楽しみに!担任のちづちゃん&このちゃんでした!

執筆者紹介

笑いの保育わくわく(ちづちゃん&このちゃん)

元々こどもが大好きで、それぞれ保育士や幼稚園の先生等をしていました。

これまでそれぞれが保育現場で見つけたたくさんの“わくわく”を、今度は保育の世界を飛び出してみんなへ届けたい!という思いから、2015年『おとなもこどももみんなみんなわくわく』がモットーの笑いの保育わくわくが結成されました。(2020年に法人化)

2017年からチアフル親子カフェの講師や『わくわく保育だより』コラム執筆を始め、主催で子育て向けイベントや習い事『おやこ移動ほいくえん®』などを展開し、現在に至ります。

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