沿線お役立ちコラム

六甲山の絶景カフェ「百合珈琲」 ゆったり過ごせる昭和レトロな避暑スポット@御影

目次

涼を求めて、2025年4月にオープンした「百合珈琲 六甲山」へ!

みなさん、こんにちは!
先日、某コーヒーチェーン店のコーヒーの淹れ方講座に参加した、エンカチライターのひろちゃんです。

連日の猛暑に耐えかね、避暑、涼を求めて、六甲山へ出かけてきました。

今回は、2025年4月にオープンしたばかりの「百合珈琲 六甲山」をご紹介します。

阪神御影駅から神戸市バスで六甲ケーブル下駅へ、六甲ケーブルに乗りかえて六甲山上駅へ。
そこから歩いて10分位です。
お店のインスタグラムに、詳しい行き方などの説明も紹介されていますよ。

お店に入る前に、周囲の高く高くまっすぐに伸びた樹々に目を奪われました。

そして、陽の加減かもしれませんが、この日(7月上旬)は、お店の周辺は街なかに比べて少しひんやりしているように感じました。

築90年、企業の保養所だった建物をリノベーションして喫茶店に

お店「百合珈琲 六甲山」(写真左側の棟)は、1935年に別荘「紫映荘」として建てられ、昭和初期の建築様式である昭和モダニズムマテリアルを残した珍しい建物の中にあります。

こちらの建物は、長年太陽鉱工株式会社の保養所として活用されてきましたが、建物の老朽化が進み、近年は活用されずにいたのだそう。

解体も止むなし… と考えていたところ、六甲山の活性化を推進するための神戸市の施策を活用して、可能な限り昭和の建築様式、家具、灯具などを残しながらリノベーションし、自然に恵まれたこの場所に喫茶店がオープンすることになりました。

お店を運営するのは、宝塚市に本店を構える、創業65年の珈琲専門店「百合珈琲

昔ながらの手間ひまかけた珈琲豆、
昔ながらの厚釜焙煎、
昔ながらの焙煎法、
昔ながらの抽出法
を守り続ける自家焙煎コーヒーの老舗。

太陽鉱工株式会社にお声がけいただき、“いつか自然に囲まれた場所で喫茶店をオープンしたい”という夢が叶ったそうです。

神戸の街と海が望める窓際、”昭和レトロ”な雰囲気が味わえる店内

お店に入ると、六甲山側から神戸の街が一望できる窓が印象的。
神戸港から大阪港まで見渡せる気持ちの良い環境です。

窓の前には、一本の木から作られた一枚板の長いテーブルが置かれていて、景色を独り占めできる一番の特等席になっています。

店内にはテーブル席、ソファー席もあり、店内の家具や灯具は、当時「紫映荘」で使われていたものをリペアしたもの。

当時の”昭和レトロ”な雰囲気に、令和の洗練された店内デザインも加わって、四季を通じて、老若男女、観光客や山歩きなどで六甲山を楽しむ人も、自然の中でゆったりとくつろげる空間になっています。

また、暖炉の近くには、六甲山に関するガイドブックや小説(多島斗志之著 「黒百合(創元推理文庫)」はかなり気になりました!)などの本が並んでいて、自由に読むことができます。

キッチンに近い奥には、焼き菓子や珈琲などのお土産が置いてあるコーナーも。

チーズケーキとコーヒー(六甲山ブレンド)をいただきました♪

休日の午後、夫と次女と3人でテーブル席でおやつをいただきました。

コーヒーは、百合珈琲 六甲山店のためにブレンドしたという、中深煎りの「六甲山ブレンド」(900円)をいただきました。
夫は中煎りの「百合ブレンド」(900円)を選んで、飲み比べてみましたが、それぞれ味わい深く、あえてブラックでじっくりと味わいたい珈琲でした。

コーヒーはそれぞれポットで出てくるのも嬉しいところ。
コーヒーカップやスイーツがのったガラスの器も素敵です。

チーズケーキ(1100円)は日替わりでプレーンとレモンの2種類があるそうです。
コクやうまみのあるチーズケーキながら、後味はさっぱりとした味わいで、コーヒーにも紅茶にも合うように作っているのだそう。
添えてある大きめのバニラアイスもおいしかったです。

ちなみに、スイーツとドリンクを一緒に注文すると150円引きになります。

コーヒーゼリーは甘さ控えめ

中学生の次女は、コーヒーゼリー(850円)をいただきました。

昭和レトロな素敵な盛り付けに喜び、写真を撮ったあと、ゼリーよりも大きなバニラアイスを崩さないよう、慎重に食べ進めていました。

コーヒーゼリーの甘さは控えめで、しっかりと珈琲本来の風味、苦味や酸味が感じられたそうで、後半はバニラアイスを溶かしてクリームのようにして食べていましたよ。

11時から14時までの「ランチセット」(1800円)や16時半までの軽食の提供も

今回ご紹介したコーヒーやスイーツのほか、ごはんかパンが選べる発酵食品を取り入れた身体にやさしいお昼ごはん(ドリンク付 1,800円/11時から14時まで)や、14時から16時半までは「パンとスープのセット」(1,300円)、「糀全粒粉プチパンのあんバター」もあります。

オープン直後から行列ができることもある「百合珈琲 六甲山」では、早い時間にランチが完売してしまう日も多くあるそうで、そのような場合には提供時間を前倒しして提供してくれるそうです。
“せっかく六甲山まで来たのに食べられないなんて… ”とガッカリすることなく、安心して来店できますね。
こちらは、宝塚の本店では取り扱いのない、六甲山店限定のオリジナルメニューだそう。

少し足を伸ばせば、六甲ガーデンテラス、六甲高山植物園などがあります

お店のある六甲山には、六甲高山植物園や六甲ガーデンテラス、六甲山アスレチックパークGREENIAなど、おでかけスポットがたくさんあります。

六甲ガーデンテラスには、展望台やショップ、レストランなどがあり、こちらからも景色を楽しむことができますよ。

暑い時期にもかかわらず、たくさんの花が咲いていて、特にあじさいがいまだに綺麗に咲いていたのには驚きました。
やっぱり神戸の街なかと六甲山の山上では、少し気温が違うのでしょうか… ?

「百合珈琲 六甲山」 お店情報

自然豊かな六甲山のなかにある昭和モダニズムマテリアルを残した珍しい建物、神戸港から大阪港までが見渡せる景色、静かでゆったりと過ごせる場所。
おいしいごはんやスイーツと、専門店のスペシャリティコーヒー。

混んでいなければ、ゆっくりとお店に置いてある六甲山に関する本を読んだりして過ごすこともでき、六甲山を散策した前後のランチやおやつタイムに利用するのにもぴったりです。
またひとつ、お気に入りの場所が増えました。

百合珈琲 六甲山
住所:神戸市灘区六甲山町西谷山1878-43 スズネヒュッテ
営業時間: 11:00~17:00 (L.O.16:30)
定休日:水、木曜日
百合珈琲 六甲山 公式Instagram

エンカチライター

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