沿線お役立ちコラム

使用済使い捨てカイロなどを回収中!神戸市の資源回収ステーション「エコノバ」@魚崎

目次

使用済みの使い捨てカイロを回収、中身の鉄粉を資源として再利用する神戸市の実証実験

※画像出典:神戸市ホームページ内PDF資料
チラシ(使用済みの使い捨てカイロを回収するエコノバ一覧)(PDF:614KB)より

みなさん、こんにちは!
12歳から花粉症に悩まされている、エンカチライターひろちゃんです。

今年の冬は本当に寒くて、私はふだんは使い捨てカイロをあまり使わないのですが、さすがの寒さに耐えきれず、何度か使いました。
使い終わった使用済みの使い捨てカイロは、可燃ごみや不燃ごみとして、分別して捨てるのですが、自治体によって分別方法が異なるそう。

気になって調べてみたところ、私が住んでいる神戸市では、普段は使用済みの使い捨てカイロは「燃えないごみ」として回収することになっていました。
そして、ごみの減量・資源化を目的として、神戸市内の「エコノバ(資源回収ステーション)」で使用済みの使い捨てカイロを回収し、中身の鉄粉を資源として再利用する実証実験が行われていることを知りました。

※画像出典:神戸市ホームページ内PDF資料
チラシ(使用済みの使い捨てカイロを回収するエコノバ一覧)(PDF:614KB)より

回収したカイロは、連携先の小林製薬株式会社で内容物と不織布袋に解体・分別を行い、資源(鉄)として生まれ変わるのだそうです。

「エコノバ(資源回収ステーション)」って… ?

※画像出典:神戸市ホームページ内PDF資料
チラシ(使用済みの使い捨てカイロを回収するエコノバ一覧)(PDF:614KB)より

神戸市では、“プラスチックのリサイクル”と、“地域交流の場づくり”を目的として、「エコノバ(資源回収ステーション)」の開設を進めているそうです。

市民のみなさんにより親しんでいただける拠点にするため、2024年8月から「エコノバ」という愛称が使われています。資源出しという「エコ」な活動をきっかけに、人々が集える「場」になるよう、思いが込められているそうです。

開館時間内であればいつでも資源の持込みが可能で、指定ごみ袋も不要。
資源を出しに行ったついでに友人や知り合いとおしゃべりを楽しむことができる交流スペースも設置。
プラスチックを資源として回収し「まわり続けるリサイクル」を実践するとともに、誰もが関わるごみ出しをきっかけに、地域交流が生まれるコミュニティ拠点です。

調べてみたところ、2025年4月1日現在で神戸市内に45か所!もありました。

今回は、神戸市の資源回収ステーション「エコノバ」の一つ、阪神魚崎駅近くにある「うおざき資源回収ステーション」をご紹介します。

阪神魚崎駅の近くにある「うおざき資源回収ステーション」

阪神電車の魚崎駅から北東方向へ徒歩3分、魚崎小学校の南正面にある「魚崎地域福祉センター

建物に入ってすぐの1階に設置されていました。

私の今回の来館目的である使い捨てカイロの回収ボックスのほか、ペットボトル、ペットボトルのキャップ、つめかえパック、カセットボンベ、スプレー缶などのボックスがありました。

けっこうたくさんの使い捨てカイロが回収されていましたよ。

ペットボトルとキャップをそれぞれ回収しています

最近はスーパーやコンビニエンスストアなどでも回収しているお店も増えてきましたが、ペットボトルとキャップも回収しています。

持ち込む際は、ラベルを剥がし、きれいに水洗いして、回収の対象かどうかを確認(色のない透明なボトル)してから小さくつぶしてボックスへ。

回収されたペットボトルは、再びペットボトルに(同じ用途に戻す「水平リサイクル」)、ペットボトルのキャップは定規などのプラスチック製品に生まれ変わるそうです。

回収する品目ごとに「どのように分別すればよいか」が明示されていて「何にリサイクルされるのか」が理解できれば、より資源として大切にしたい、少しでも協力したいという気持ちになりますね。

詰め替えパックやプチプチ緩衝材も回収しています

シャンプーやボディソープなどの詰め替えパック(中を水洗いしてから回収に出す)は知っていましたが、プチプチ緩衝材も回収していることは初めて知りました。

回収ボックスの表示によると、テープ類はできるだけはずして、プチプチはつぶしてから、小さくして投入。
小さなお子さんがいるご家庭なら、喜んでプチプチをつぶしてくれそうですね。

回収されたプチプチは、再びプチプチ緩衝材として生まれ変わるそうです。

阪神西灘駅の近くにも「エコノバにしなだ」がオープンしたそう

阪神西灘駅の近く、西灘地域福祉センター(灘南部自治会館1階)にも、2025年1月に「エコノバにしなだ」がオープンしたそうです。

「エコノバにしなだ」では、使用済みの歯ブラシも回収しているそうです。
「エコノバにしなだ」のおしゃべりコーナーでは、ネスレ日本株式会社が提供する無料のコーヒーサービスを利用できるそうですよ。

使用済みの使い捨てカイロの回収 実証実験の概要

なんでもかんでもゴミとして捨てるのではなく、分別したり、きれいに洗ったりして回収ボックスに出す、ほんの少しのひと手間で、ゴミではなく何度でも使える資源になる…

今回興味を持った使い捨てカイロだけでなく、詰め替えパックや歯ブラシ、プチプチ緩衝材など、今までゴミとして捨てていたものを、これからは地域の身近な「エコノバ」へ持って行きたいと思います。

・回収対象:使用済みの使い捨てカイロ(メーカーは問わない)
・回収期間:2025年2月上旬~5月下旬(予定)
・回収場所:神戸市内のエコノバのうち、32か所(※回収場所と回収開始日はチラシ参照)

うおざき資源回収ステーション(エコノバ)
住所:神戸市東灘区魚崎中町4-3-16 魚崎地域福祉センター
電話番号:078-441-7071
休館日:日曜

エンカチライター

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