沿線お役立ちコラム

神戸元町商店街で毎年開催♪『第25回神戸元町ミュージックウィーク』イベントレポート

「街がステージ、みんなでコンサート」を合言葉に、20年以上続く音楽イベント

みなさん、こんにちは!

ペルー発祥の打楽器、カホン奏者としてイベントなどで演奏している、エンカチライターひろちゃんです。

エビスタ西宮ストリートキッチンの記事に続き、今回も阪神沿線の音楽イベントをご紹介します♪

2024年10月5日(土)から10月13日(日)まで、神戸元町商店街とその周辺地域で、「第25回 神戸元町ミュージックウィーク」が開催されました。

『神戸元町ミュージックウィーク』は、クラシック音楽をベースとした、神戸らしい上質な音楽文化の普及と発展に寄与することを目的に、1998年から毎年秋に開催されている音楽イベントです。

ショッピングに、グルメに、気軽に市民が集う商店街のストリートで、ホールで、喫茶店で、多彩なジャンルの演奏が繰り広げられます。

25回目となる今年も、神戸元町商店街のアーケード内や周辺広場でのストリートコンサート(観覧無料)や、プロの音楽家のコンサート(有料)などが、9日間の会期中、街のあちらこちらで開催されました。

神戸元町商店街のアーケード、東西5か所の特設ステージでのストリートコンサート

私のおススメの『神戸元町ミュージックウィーク』の楽しみかたは、神戸元町商店街のアーケード、東西5か所の特設ステージで開催されるストリートコンサート。

今年は、初日の10月5日(土)と、最終日の10月13日(日)に開催されました。

阪神元町駅からすぐの元町商店街の東側の入口に1か所、商店街のアーケードを西へ進み、3丁目、4丁目、5丁目と、商店街の一番西側(阪神西元町駅)の6丁目にそれぞれ特設ステージがあり、30分ずつの演奏が楽しめます。

(観覧は無料、いずれも立ち見になります)

※画像出典:神戸元町ミュージックウィーク2024パンフレット.pdf(公式サイト)

アコースティックギターやアコーディオン、クラリネットを1人で演奏される方、サックスやホルン、リコーダーやハーモニカの四重奏、合唱や声楽、三線(沖縄音楽)や二胡(中国の伝統的な楽器)など、様々なジャンルの音楽を一度に楽しむことができますよ。

お目当てのグループの演奏を聴きに行くのもいいし、ふだんあまり聴いたことのない楽器やジャンルの演奏をあえて聴いてみるのも、新しい音楽や人との出会いにつながるかもしれません。

いろいろな演奏を楽しむため、会場をハシゴする場合は、商店街の全長は約1.2キロもあるので、歩きやすい靴がおススメです。

出演グループは、会場にあるパンフレットもしくは公式ホームページで確認してくださいね。

元町商店街の店舗内で飲食と共に楽しめる「出前コンサート」も♪

10月8日(火)と10日(木)には、元町商店街の10店舗が会場となる「出前コンサート」が開催されました。

お店で注文したお料理やお菓子、飲み物をいただきながら、生演奏を楽しめるというイベントです。

(各会場での飲食は有料です)

※画像出典:神戸元町ミュージックウィーク2024パンフレット.pdf(公式サイト)

会期中6回の演奏をこなす、アコーディオン奏者 平野新祐さん

『本高砂屋』で開催された「出前コンサート」で演奏された、平野新祐(ひらのしんすけ)さんは、アコーディオン奏者として56年のキャリアを持ち、幅広い音楽ジャンルのイベントやコンサートに出演されています。

この日は、2024年のパリオリンピックにちなんだ曲『オー・シャンゼリゼ』から始まり、タンゴやジャズ、ボサノヴァ、映画音楽、『ルパン三世のテーマ』など、幅広いジャンルの音楽を演奏。

最後は、日本を代表するシャンソン歌手、越路吹雪さんの代表曲『愛の讃歌』で締めくくりました。

軽々とかろやかに演奏されているように見えますが、平野さんのアコーディオンはイタリア製で重さが13キロ(!)もあるそうです。

私が小学校の音楽会で演奏したことがあるアコーディオンとはかなり違っていて、中にはハーモニカが4本入っていて、音色や音の高低を変えたり、左手側にある120個のボタンを操作して、単音から和音を演奏したりすることができるそうです。

演奏者の方たちとお客さんとの距離がとっても近いのが、イイ!!

演奏中は座ることなく、店内を歩き回って、お客さんと交流する場面も。

他のライブハウスや会場と違って、演奏者の方たちとの距離がとっても近いのがいいですね。

神戸・元町に居ながら、世界各地の街なかを旅するような気分になれる、とても素敵な演奏でした。

楽器ひとつ、身ひとつで、どこででも演奏ができ、その場の空気感を取り込んで音にする楽器、アコーディオンの魅力を知ることができました。

「ストリートコンサート」には、実は私も出演していました♪

10月5日(土)の神戸元町商店街の特設ステージ(5丁目「スターシップ」西側)で、サクソフォーンを演奏する6人と一緒に、私も演奏してきました♪

楽器のセッティングや音出しをしている最中からお客さんが集まってきてくれて、1曲演奏するごとに足を止めて演奏に聞き入ってくれるお客さんが増え、曲によっては手拍子もいただいて、演奏している私たちもとても楽しく演奏させていただきました。

演奏する人も、鑑賞する人も、誰もが参加できる音楽イベント

『神戸元町ミュージックウィーク』では、年齢・性別・国籍・プロ・アマを問わず、“演奏する人も、鑑賞する人も、誰もが参加できる音楽イベント”を目指しています。

来年はぜひ、演奏者として参加してみませんか?

参考まで、今年の「ストリートコンサート」の出演者募集の内容を一部ご紹介します。

(2024年のストリートコンサート出演者募集は、2024年5月1日~31日をもって締切られました)

 

・ジャンル:クラシック・クラシカルクロスオーバーまたはクラシックをベースにアレンジしたもの

・使用楽器:弦楽器・管楽器等のアコースティック楽器・電子ピアノ

※商店街アーケード下での演奏となる為、ドラム、トランペット、エレキギター、太鼓等大きな音響となる楽器の使用はできません。

・その他:参加費無料。申込後の出演者変更は不可。当日のステージ音響は業者が操作します。

・選考:書類及び音源(CDまたはYouTube)による選考。

・結果通知:出演の可否については、審査の上、6月下旬頃に代表申込者にメールでお知らせ

『第25回 神戸元町ミュージックウィーク』 イベント情報

海と山に抱かれた神戸の街の中心を東西に通っている神戸元町商店街は、2024年に生誕150年を迎えました。

洋服や珈琲をはじめ西欧文化をいち早く日本に紹介した、長い歴史や伝統があり、様々な文化を育ててきました。

1998年、音楽の楽しさと感動をもっと身近なくらしのなかで体験できたら、という願いから、神戸元町商店街の商店主有志が始めたという『神戸元町ミュージックウィーク』

 

阪神電車の元町駅・西元町駅から、それぞれ商店街の東西の入口に行くことができるので、少し涼しさが感じられるようになってきた秋の1日、ミュージックウィーク期間中にはぜひ、音楽鑑賞&約300のお店でショッピングが楽しめる神戸元町商店街へ!!

詳細は、『神戸元町ミュージックウィーク』のホームページでご確認くださいね。

主催:神戸元町ミュージックウィーク実行委員会/神戸元町商店街連合会

住所:神戸元町商店街周辺地域

イベントに関するお問い合わせ:078-391-8448 (受付時間:平日9:00~17:00)

https://www.kobe-motomachi.or.jp/mmw/

エンカチライター

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