日本酒専門店が昼間に提供する本格スパイスカレーが話題に
エンカチライターのakkoです。
「ああ、今日もカレーが食べたい…」 そんなカレー気分の日はもちろん、「あ、今日はカレーにしよう」とひらめいた日にもぜひ足を運んでほしいカレー屋さんをご紹介します!
じっくり話を聞いてきたので、ゆっくりお読みいただけるとうれしいです。
阪神芦屋駅東出口から徒歩1分という好立地にある『欧風カレーkeitan』
元々小さなBARがあった場所に、元蔵人が営む日本酒BAR日本酒専門店『柿炭』があります。
『柿炭』は、2023年12月に、西宮から芦屋に移転してきました。
『柿炭』の営業前、お昼の時間帯に月曜から水曜までのランチタイムに営業する『欧風カレーkeitan』がカレー好き界隈でじわじわと人気急上昇中です。
『欧風カレーkeitan』は、店主である那須桂子さんが、素材と工程にこだわった愛情深いカレーを提供するお店。
欧風カレーとは、何種類もの香味野菜と鶏ガラをベースに、上質な和牛スジ肉をじっくり煮込んだまろやかでさらりとしたルウが特徴です。
和牛スジ肉の旨味と鶏ガラベースのコク深いスープが絶妙に絡み合い、オリジナル配合のスパイスの辛みが後を引く、店主のこだわりが詰まった一品です。
食べ心地は軽く、ヘルシー派も安心して食べられます。
食感を残しつつトロトロに仕上げたスジ肉は食べ応えがあり、がっつり系がお好みの人も大丈夫。
辛みをまろやかにするふわとろ玉子を乗せたり、もっとがっつり行きたい人向けのデミビーフを乗せたりと、豊富なメニューが用意されています。
長年の夢へ一歩踏み出した 主婦からの挑戦
「いつか飲食店をやってみたい」という思いを長年抱いていた那須さん。
ついにその夢に一歩踏み出したきっかけは、日本酒専門店『柿炭』のオーナー秋岡さんとの出会いでした。
もともと仕事を通じて知り合いだったお二人。
「いつか飲食店をやってみたい、でもいきなり店舗を持つのは不安… 」そんな彼女の話を聞いた秋岡さんが、『柿炭』で昼間にやってみる?と提案してくれたのが始まりでした。
仕事を通じて那須さんと接するなかで、誠実さや親しみやすい人柄に「この人なら」とビジネスパートナーとして信頼を得ることになったそうです。
こだわりのカレー誕生秘話
当初から、「勝負するならカレーでいこう」と決めていた那須さんですが、いつもおいしいと家族が言ってくれていたカレーを秋岡さんに食べてもらうも、もう一品のデミビーフでいこう、と言われてしまいます。
それでもカレーを諦められない一心で、ガラッとレシピを変えた現在のカレーの原形となる試作品をすぐさま作ってきた那須さんに、本気の姿勢を感じ、その心意気にますます応援したくなったと秋岡さんは話してくれました。
『欧風カレーkeitan』の軸となる鶏ガラベースのさらりとしたカレーは、無事オーナー秋岡さんのお墨付きを得ることとなり、主婦としての経験や家庭料理の知識を活かしながら、飲食業への一歩を踏み出しました。
大切な家族に毎日食べてもらえる 安心・安全・おいしいを追求し進化し続けるカレー
「自分の家族に毎日でも食べさせたい、と思えるカレーを作りたいという思いがあります。どうしたってプロには敵わない。自分ができる限りのことを全部やろうと考えました。国産の素材にこだわり、手間と時間をかけて、一つ一つの作業を丁寧に、愛情を込める。オープン後の今でも、レシピは改良し続けています。」と那須さん。
憧れていた夢への挑戦に、並々ならぬ情熱を注ぐ意思を感じます。
人とのつながりが支える 応援したくなるお店
「料理を作ることが好きで、家族からも私の料理を美味しいと言ってもらえたことがうれしくて、いつか飲食業に挑戦したいという思いがありました。家族も私の挑戦を応援してくれています。」と話す那須さんは、エレガントな雰囲気を持ちつつ、実はとってもチャーミングで「お笑い系で売ってます!」とノリがいい。お客さんともすぐに打ち解け店内は明るい笑い声にあふれています。
お店の目印とも言える暖簾は、お友達の手作りだそう。
ショップカードも、お友達がデザインしてくれたとのことで、那須さんの挑戦を周囲の人たちが応援しているのが伺えます。
カレーのベースとなっている鶏ガラも、近くにある焼鳥の名店から仕入れできるようになり、レシピの助言をもらったりと、飲食店同士の繋がりも生まれて少しずつ地域に溶け込んでいっているようです。
これもきっと那須さんの本気の情熱が伝わり、人柄が愛され、応援したくなるからなのだと思います。
映えや流行りに流されず 「優しさ」を守り続けてほしい
手間暇を惜しまない愛情で仕上げる大切な人を想って仕上げる優しいカレー。
オープンしてまだ1年も経っていませんが、常連さんを増やしつつ、噂を聞いたカレー通が訪れる人気店になっています。
その理由は、食べ終わった後にまたすぐ食べたくなるこだわりの本格カレーでありながら、家族を想う母の味の安心感があり、みんな店主の那須さんに会いたくなる、応援したくなるからじゃないかと思う、私です。(書いている傍から、また食べたいな~と思ってます)
毎日一喜一憂しながらも、自分のこだわりや思いは譲らず大切にしていきたいと話す那須さんの挑戦を、私もこれから応援していきたいと思います!
カレー好きもそうじゃない人も、ぜひ一度足を運んでみてください。
こんなカレーがあったんだ!と美味しさに感動し、那須さんの笑顔にファンなってしまうはずです。
『欧風カレーkeitan』 お店情報
芦屋市精道町6-3
阪神芦屋駅 東出口徒歩1分(阪神電車の高架南側すぐ)
月・火・水11:00〜14:00