阪神武庫川線の始発駅『武庫川団地前』から始まる阪神電車メモリアルルート
グルメと猫と温泉が大好きなエンカチライターのテオテオです、こにゃにゃちは~♪
「阪神電車メモリアルルート」の取材で武庫川団地にお邪魔しました。
「阪神電車メモリアルルート」の出発地点、武庫川線武庫川団地前駅から阪神武庫川線を2020年6月まで走り、惜しまれながら引退した7890号車が展示されているUR武庫川団地の「赤胴車のある広場」まで約15分の道のりです。
UR武庫川団地は西日本最大のマンモス団地として始まり敷地内に保育園、幼稚園、小学校、中学校、高校、各種病院や郵便局公民館や商業施設もあります。
神戸と大阪の中間くらいに位置し便利な公団で、2両しかない武庫川線は周辺在住の皆さんの大切な交通機関として活躍。
そんな武庫川団地駅から「阪神電車メモリアルルート」のゴールまで読者の皆さんと一緒にお散歩してみたいと思います。
ムコダンモールは武庫川団地に根付くショッピングモールになりました
阪急阪神不動産が手がけたムコダンモールは2021年3月に開業。
3年間ですっかり武庫川団地に無くてはならない商業施設となりましたね。
駐車場も広く、スーパー、100円均一、コンビニ、ドラッグストア、カフェ、病院、フィットネスと多様。ムコダンモールの中を通り抜け、高須東小学校跡を抜けて武庫川団地の石の広場へと向かいます。
武庫川団地(1丁目)の象徴「プリン山」周りも桜がいっぱい
ムコダンモールの団地側入口は唯一此処だけで、東小学校門跡になります。
4号棟と5号棟の間には通称「プリン山」と呼ばれる子ども達の遊び場があります。
頂上からは太い鎖が下がって居て、駆け上り、滑り降りるという単純な遊び場ですがうちの子も良く遊んでいました。
そんな長女も長男ももう30代になりました。
阪神電車メモリアルルート「武庫川団地東口」に青胴車の車輪と車軸のモニュメント
武庫川団地の4号棟前に設置された5000系電車「青胴車」の車輪と車軸のモニュメントは実際に使用されたレール、枕木、遮断機もあり、線路をイメージしたベンチも用意されています。
敷石は阪神甲子園線(昭和50年廃止)の敷石だそうです。
武庫川団地の象徴的な遊び場所「プリン山」の直ぐ近くで展示され憩いの場に相応しいです。
リアルで重厚感のある青胴車の車輪と車軸
青胴車のモニュメントには駅名標が付いていたのですね
「武庫川団地東口」とされる駅名標のデザインは阪神電車そのものです。
「武庫川団地前」と「武庫川団地石の広場」を繋ぐメモリアルルートです。
「武庫川団地 石の広場」は通称お地蔵さん広場とも呼んでいました。
武庫川団地のイベントで利用されるお祭り広場
3号棟と6号棟の間を抜けて階段を上がるとお祭り広場もあります。
一番のイベントと言えば8月の高須フェスティバルじゃないでしょうか。
地域の学校や自治会、サークルが屋台を出店して盆踊りもあります。
階段広場のステージではダンスや吹奏楽の演奏も披露されますよ。
観覧者は階段に腰掛けて観るのが夏の風物詩です。
テニスコート周辺は桜がたくさん咲き誇っていました
階段広場の直ぐ横に緑いっぱいの公園とテニスコートもあります。
テニスコート周辺はお花見もぴったり。桜の木もあります。
テニスコートも昭和から変わらないな~としみじみ眺めます。
私は結婚して直ぐの頃は6号棟に住んで居たので娘が生れてからは毎日この辺りでお散歩していました。
1丁目から「メルカードむこがわ」の改札機を抜けて2丁目へ…
まるで阪神電車の改札のようで子ども達も喜びそうですね。
反対側にも同じように改札があります。
壁面には「赤胴車」も描かれ、私の好きなネコちゃんのイラストもあります。
なんだか心温まる感じですね。
高須町2丁目に渡ると阪神電車メモリアルルートのゴールでもある「赤胴車のある広場」
階段で降りることもできますが、エレベーターやスロープもあります。
高須町2丁目の「赤胴車のある広場」
私が武庫川団地に住んでいた頃にはこんな広場はなく二町目にはアスレチックがありました。
今は阪神電車で活躍した「赤胴車」が展示されていますね。
赤胴車が展示されるようになって、イベントはここ「赤胴車のある広場」でも開催されることも増えました。
武庫川団地駅前から、ムコダンモールを抜け武庫川団地東口。
そのあと石の広場からお祭り広場を通り、メルカードむこがわの中を抜け2丁目の赤胴車まで桜や新緑を眺めながら辿り着きました。
こうやって観ると武庫川団地はベッドタウンでオアシスがいっぱい。
鉄道マニアにも人気の「赤胴車」ってどんな電車かな?
阪神7890形7890号は本線にて特急急行系車両として活躍してきた3801-3901形の一部を改造し、2両1編成の武庫川車両。7990-7890形となったうちの1両です。
車両の外壁塗装は「赤胴車」と呼ばれる阪神電車の伝統的カラーが採用。
上半部はクリーム色で下半部がバーミリオン(赤色系塗料)のツートンカラー。
当時の人気漫画キャラクター「赤胴鈴之助」に因んで当時の愛好家たちから親しみを込めて名付けられた愛称です。
1986年から約34年に渡り武庫川線専用車両として活躍し、2020年6月に実施された同線の車両更新により、鉄道ファンに惜しまれながら引退を迎えました。
阪神電車とともに思い出を紡ぐUR武庫川団地の桜
子育てを一生懸命していた頃に武庫川団地に住んでいて、たくさんの思い出もありますので今回の取材は懐かしさでいっぱいでした。
美しく咲く桜も今年も誰から言われるわけでもなく、ちゃんと咲いてくれましたね。
阪神電車メモリアルルートの青胴車の車輪や車軸のモニュメント周辺も見事な桜でした。
最後の赤胴車の場所は桜は少な目ですが、芝生が目に鮮やかで、イベントのない静かな時ものんびり過ごせて良いですね。
皆さんも緑や桜の花を尋ねて阪神電車メモリアルルートをお散歩してみてはいかがでしょうか。
ご覧くださった皆さんありがとうございました。