沿線お役立ちコラム

飲んで!遊んで!ひな祭り 2024.2月号

笑いとわくわくのエッセンス満載の子育てコラム「わくわく保育だより」
2月号では、【ひな祭り】がテーマ。
ひな祭りの日の園生活をのぞき見!
いつもと違ったちょっと特別な日の保育をご紹介します。

ひな祭りの製作&あそび

製作で作るお内裏様やお雛様は、持ち帰った後も家で飾れる用に立体的に作ることが多くこどもたちが作るお内裏様やお雛様の表情はとても可愛いですよね。
そうした製作にあわせてよりひな祭りが楽しくなる取り組みをすることもあるんです。
例えばひな祭りの行事の始まりの話をしたり、飾る物の話をします。
その後、桃と梅と桜の違いはなんだと思う?と実際に花をみて、花びらの様子や花のつきかたを観察したり、
図鑑や絵本で調べてみることで理解を深めていったりします。
他にはお内裏様やお雛様の和装を先生たちが用意し、実際に羽織って写真撮影をします。
年長組になると照れてしまうこともありますが、それもまた可愛い姿として記録に残します。
またひな祭りは女の子のお祝いと称されますが、せっかくならみんなで楽しもう!
とひな祭りにちなんだゲームもします。

用意するものは【お花紙】
ひな祭りでも飾るひしもちにちなんで緑やピンク、白のお花紙を用意し、色ごとにチームになって分かれます。
地面に線を引いてチームの陣地を作ります。ヨーイドン!の合図で、クシャクシャに丸めていき、次のヨーイドン!の合図で陣地にあるお花紙を全てエリア外に投げきります。
勝敗は1番早いチームが勝ち!というとてもわかりやすい競争ですが、まだ肌寒い3月でも汗をかくくらい大盛り上がりのゲームでした。
最後は、お花紙を1つの山にしてみんなでゴロンと寝転がって遊んだり、その上で『うれしいひなまつり』を歌ったりと、男の子も女の子もひな祭りを思いっきり堪能します。

ひな祭りの給食

毎日楽しみにしている給食の時間ですが、行事がある日はいつも以上に楽しみに登園してきます。
給食のある園ではちらし寿司がでたり、お吸い物が出たりといつもと違った献立でこどもたちも給食の時間まで待ちきれない様子。
給食の飲み物は甘酒で!といきたいところですが、お酒を飲めないこどもたちのために乳酸飲料で乾杯していました。こどもたちも「かんぱーい!」といって大盛り上がりになる瞬間でした。
BGMはもちろん「うれしいひなまつり」。いつもと違った特別な給食タイムを演出していました。
そしてお楽しみのデザートにはあられが。
ここであられについてのエピソードを1つご紹介します。
わくわく組の担任ちづちゃんこのちゃん。
関西関東凸凹コンビなのですが、あられの違いにお互いびっくりしたことがあります。
関東出身のこのちゃんのあられは、
ピンクや黄色、緑でパステルカラーがかわいいカラフルなポン菓子みたいな感じでうるち米が原料です。
見た目もお米の形をしていてサクサクとして甘いのが特徴です。
一方関西のあられは、
おかきのような食感で、醤油ベース。形は丸くコロコロとしています。
醤油味、海苔味、塩味などの中にチョコレートでコーティングされたあられが入っています。
チョコあられは大人気でこどもたちの間では争奪戦になることも!
最近ではチョコあられだけが入ったあられも販売している程人気のあられです。
みなさんのあられはどんなあられですか?

お子さんたちが通っている園では一体どんなひな祭りをみんなで楽しんでいるのでしょうか。
ぜひお子さんに聞いてみてくださいね。

ひな祭りに読みたい絵本

絵本の題名「ぼくやってみるよ」
作:寺村輝夫
絵:いもとようこ
この絵本はくりのきえんという動物のこども達が通う園が舞台のエピソード。今回はおさるのもんちが主人公。
いもとようこさんの描くあたたかなタッチの動物たちが表情豊かにひな壇に座っています。
話はみんなで誰がひな祭り会でおひなさま/おだいりさまになるのかを話し合うところから始まります。
うさぎのミミコちゃんがおひなさまになることが決まりましたが、大胆なミミコちゃんはド直球の公開告白でおさるのもんちをおだいりさまに指名します。
もんちはいきなりの告白に顔を赤らめてクラスを飛び出して園の木に登ってしまいます。いきなりみんなの前で告白されたらそれは恥ずかしいよね。と共感はできますが、恥ずかしさのあまり木に登ってしまうという行動は何度読んでも面白い場面です。
みんなで「降りておいでよー!」ともんちを説得しますが、ひな祭り会には参加しないと言い張るもんち。果たして頑なに木から降りてこないもんちはどうなるのでしょうか。ひな祭り会はするのでしょうか。
急展開を迎えることとなるのですが、くりのきえんのみんなが良ければそれでいいんだな!と納得しながら読んでもらえれば…と思います。

絵本の題名「ひなまつりのちらしずし」
作:宮野 聡子
ひな祭りを彩る食べ物といえば、チラシ寿司やはまぐりのお吸い物。
実はお正月のおせち料理と同じようにこれらに使われる食材にもそれぞれ願いが込められているのをご存知でしたか。
主人公のきみちゃんはお友だちを招いてひな祭りパーティーをするのですが、
準備をしながらママが食材に込められた願いをリズミカルな歌で伝えていきます。
できあがったのは見開きいっぱいのちらし寿司!海苔がおひなさまの形になっていたり、レンコンがお花のようになっていたり、あぁ、こんなに1つ1つ丁寧に作れたら…と思わずにはいられないくらいとっても美味しそうなちらし寿司です。
遊びに来た友だちはお吸い物も食べたり、プレゼント交換をしたりとひな祭りをみんなで満喫します。
幼稚園や保育園では日本の昔ながらの行事の由来を知るとき紙芝居を使って話をするのですが、これは絵本なので親子で読むのにも手に取りやすくイラストも優しいタッチで描かれています。
この絵本は何か奇想天外なことが!というドキドキハラハラする内容ではないのですが、ひな祭りのことを知りたい!気分をもっと高めたい!という時に読むことをおすすめします。

一おとなもこどももみんなみんなわくわく一
次号もどうぞお楽しみに!