沿線お役立ちコラム

2023年の六甲ミーツ・アートは、ハイキングルートでアートを楽しめる!

「六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond 」へ

作品:川俣正 《六甲の浮き橋とテラス》

 

チアフルライターのクニコ2000です。

両親の体調が悪くなったので、平日は実家のある堺市で暮らしています。

堺にいると、山が無くてさみしい… 、なので週末は神戸に戻っています。

六甲山は、私にとって身近な存在になってしまったのです。

 

さて、今年の「六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond 」は、ハイキングルートの中でアートを楽しめる「トレイルエリア」が新設されています。

 

このハイキングルートは、私の大好きな道。時間がある時に、一人でぶらぶら歩いている六甲山の散歩道。

そこでどんなアートに会えるのか?

ワクワク感いっぱいででかけました。

驚きとアート

作品:北浦和也 《Picnic on Circle Circus(高山植物園の小便小僧)》

 

トレイルエリアも気になりますが、まず六甲高山植物園に行ってみることに。ROKKO 森の音ミュージアムと高山植物園にはびっくりするようなアートが毎回展示されているからです。

 

植物園に入ると、背の高いアートが見えます。なんやら水が出ていますが。小便小僧??

さっそく近づいて、アートを確認

非日常感とアート

アートのそばに近づくと、アクロバティックな小便小僧。水のしぶきが霧のようになって私の頭にふりかかってきます。小便小僧の水を浴びながら、やっぱり植物園は最初に来て正解だったなと思います。

 

普段アートとは縁遠い生活をしている私。まず非日常感を感じることで、自分の感性を研ぎ澄ませるのです。

涼しさとアート

作品:加藤美紗 《溢れる》

 

高山植物園で見つけた作品。水の入ったブロックを通してみる”緑”が美しかったので、写真を何枚も撮っていました。

残暑が厳しい今、見ているだけでも涼しくなります。

こちらの作品は「有馬温泉 太閤の湯賞」を受賞しています。

香りもアート?

作品:赤坂有芽 《柔らかな外皮》

 

植物園のショップ奥にある展示室。中に入るとほんのりアロマの香りがします。

幻想的な雰囲気の中、贅沢な空間をひとり占めしました。

「ずっとここに居たい」、そう感じるくらい心地よい空間です。

自然とアート

作品:コニシユウゴ(たま製作所) 《Moon Plants》

 

ROKKO 森の音ミュージアムの池にたたずむドーム型のアート。ドームまでかかる橋も森の景色に溶け込んでいます。

好奇心も手伝って、ドームの中に入ってみました。

影もアート

外の突起物がドームの中で美しい影を作って、フォトジェニック!

こちらのアートは、「六甲ミーツ・アート芸術散歩 2023 beyond 公募大賞」の準グランプリを受賞しています。

青空とアート

作品:佐藤圭一 《じいちゃんの鼻の穴に宇宙があった。》

 

昼寝をしているじいちゃんの鼻の穴を覗いたら宇宙が見えたという作品。

作者の思いは難しかったのですが、青空の下で見るおじいちゃんの顔がとても愛おしく感じました。

大阪湾とアート

作品:武田真佳《case》

 

毎年ここにあるアートは写真を撮らずにはいられません。

青空と大阪湾がひろがるバックに真っ白なアート。この贅沢な景色が毎年見られるのもミーツ・アートの魅力です。

 

このアートは鳥か飛行機だと思っていましたが、入れ物のようです。いったい何を入れるのでしょう?

油断とアート

作品:椿昇《Daisy Bell》

 

風の教会の展示物は、静かなアート。そんな先入観を持って入ったら、部屋中に広がるグレーの塊!

何?これ?少し怖くなりました。

 

テクノロジーの手先として暴走するホモサピエンスを表現したとあります。

今の不安定な世界情勢や平和についても、考えてしまう作品でした。

かわいいとアート

作品:三松拓真《Drive me wild!!》

 

六甲山サイレンスリゾートに置かれたかわいいアートたち。

 

子どもが乗れそうな大きさで木彫りの動物と車が融合したアート。

こんな車に乗って、六甲山を走り回りたいな。そんな楽しい気分にしてくれるアートでした。

トレイルエリア

作品:田岡和也《登山記録『山のZINE』》

 

「トレイルエリア」を六甲ケーブル六甲山上駅から歩くなら、「六甲山地域福祉センター」を経て、「ROKKONOMAD」を目指し、その後、神戸ゴルフクラブを眺めながら進んでいくと、「バンノ山荘」に到着します。その後は、そのまま「兵庫県立六甲山ビジターセンター」まで歩いてもよいし、歩くのが辛くなかったら、「ROKKO森の音ミュージアム」まで歩くのもおススメ。

 

多少の上り坂はありますが、全体的になだらか道が多いので、のんびりハイキング気分を楽しめます。

 

「六甲山地域福祉センター」は、山上で暮らす住民が集う公民館のような場所。ここでは、C.A.P.(特定非営利活動法人 芸術と計画会議)がプロデュースし、期間中約半月ごとにさまざまな催しをしています。私が訪れた時は、「六甲山町図書館(9月18日まで)」でした。

手作り感あふれる登山記録「山のZINE」には、面白い情報がいっぱい載っているので、うっかり読んでしまうとそこで時間が過ぎてしまいそう。

 

今後のテーマについては、こちらを確認してください。

古い山荘のアート

六甲山には古く立派な山荘がいくつもあります。普段山荘にはなかなか入ることができません。そんな山荘の一つ「バンノ山荘」にもアートがあり、これは一番楽しみにしていました。

 

バンノ山荘の古い大きな門を抜け、長いアプローチを歩いていくと、ノスタルジックなお家が見えてきます。

生活感とアート

作品:中﨑透《Sunny Day Light/ハルとテル』》 主催者特別賞受賞

 

60年以上前、この山荘に避暑で訪れていたテルが語る「テルとハル」のお話。エピソードが1~16まであって、それに沿って山荘内にアートがつながっていきます。ハルとテルのエピソードを通じて、六甲山の山荘の歴史や避暑地の文化を知りました。

 

壊れた洗濯機や風呂の蓋など、生活していた証しが見え隠れして、リアルと幻想が入り混じります。

小学生とアート

今年も六甲山小学校の児童(4~6年生)がデザインしたスタンプラリーがありました。

 

繊細なイラストやほのぼのするかわいいイラストなど、山の小学校に通う子どもたちだから描ける絵に癒されました。どのイラストもみんな名画です。

おまけ 山の住人のアート

六甲山にはリスが住んでいます。リスの姿はなかなか見みつけることはできないけれど、道端にはリスたちのアート「森のエビフライ」が展示(?)されています。松ぼっくりをリスが食べると、エビフライの形になるのです。

 

トレイルエリアを歩くときは、足元にも目を向けて探してみてください。

六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond 概要・アクセス・駐車場

作品:五月女かおる《食事の風景》

「六甲ミーツ・アート芸術散歩 2023 beyond 公募大賞」グランプリ受賞作品

 

■会期

2032年8月26日(土)~11月23日(木・祝)

※会期中無休。

ただし六甲山サイレンスリゾートのみ、~10月の毎週月曜休業。月曜日祝日の場合は、火曜日に振替休業。

 

■開催時間

10:00~17:00

会場により一部異なります。17時以降も鑑賞できる作品があります。

 

■鑑賞パスポート

【ナイトパス付鑑賞パスポート】

「ひかりの森」の鑑賞を含むパスポートです。

※「ひかりの森~夜の芸術散歩~」の開催日は9月23日(土・祝)~11月23日(木・祝)の土・日・祝

17:00~20:00(19:00パスポート販売終了、19:30最終入場)です。

大人 4,000円

小人 1,700円

 

【鑑賞パスポート】

※「ひかりの森」の鑑賞は含みません。

大人 2,800円

小人 1,000円

 ※購入する窓口によって料金が異なります。

詳しくは公式ホームページでご確認ください。

 

■会場

ROKKO森の音ミュージアム

六甲高山植物園

六甲ガーデンテラスエリア

六甲ケーブル(六甲ケーブル下駅・山上駅・展覧台)

トレイルエリア(新設)

風の教会エリア

六甲有馬ロープウェー 六甲山頂駅

兵庫県立六甲山ビジターセンター(記念碑台)

六甲山サイレンスリゾート(旧六甲山ホテル)

 

【アクセス】

阪神御影駅 → 神戸市バス 16系統 → 六甲ケーブル → 六甲山上駅 → 各会場へ

詳細はこちら

 

【駐車場】

共通駐車券 1,000 円

当日中に限り、1 枚で左記会場に駐車できる駐車券です。

最初に入場する駐車場で料金をお支払いください。


・台数

六甲ガーデンテラスエリア:約 340 台

六甲高山植物園:約 80 台、ROKKO 森の音ミュージアム:約 90 台

詳細はこちら

 

 

文/チアフルライター クニコ2000

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