特別展「ジブリパークとジブリ展」 巡回展が関西へ初上陸！
みなさんこんにちは！美術館・博物館・ジブリ担当。チアフルライターの甲斐千代子です。
ジブリパーク誕生の舞台裏を紹介する特別展「ジブリパークとジブリ展」が神戸市立博物館で開催中です。
長野、愛知、熊本と巡回し、各地で大盛況。その人気の展覧会が神戸にやってきました。
入口ではトトロがお出迎え、さらに、「千と千尋の神隠し」の名シーンを再現したフォトスポットも！
取材の際は常に冷静を心がける私もいきなりテンションマックス！写真撮ってもらっちゃいました…
（写真撮影にはルールがあります。みんな仲良く他人に迷惑をかけずに、を心がけましょう）
※写真撮影のレギュレーションは来場日によって異なりますので、会場特設サイトでご確認ください。
「ジブリパーク」は、愛知県長久手市にある「愛・地球博記念公園」内に、昨年11月、第1期がオープンしました。その制作現場を指揮しているのが宮崎吾朗監督です。本展覧会では、ジブリパーク制作に関する資料や模型などを展示し、その舞台裏を紹介するとともに、吾朗監督が手掛けた「三鷹の森ジブリ美術館」や、アニメ作品「ゲド戦記」「コクリコ坂から」などにスポットをあて、吾朗監督のジブリパークに込めた熱い思いを知ることができます。
では、いざ、吾郎監督の思いを受け止めに、さらに会場の奥へと進んでいきます！
… あ！！！！
はじまりは三鷹の森ジブリ美術館
※写真撮影のレギュレーションは来場日によって異なりますので、会場特設サイトでご確認ください。
ネコバスだあ！行先はもちろん「こうべ」（ねこバスらしい文字表記の間違いに、胸がキュンとなりました）
誘われるように中に入り、座ってみると！この感動は言葉では言い表せません。皆さんも体験してみてください。
第1章は、はじまりは三鷹の森ジブリ美術館。
三鷹の森ジブリ美術館は宮崎吾朗氏が初めて手掛けたジブリ作品です。
父親である宮崎駿監督が構想した美術館のイメージボードやラフ画には、駿監督の頭の中からあふれだした、空想上の空間やモノたちが描かれています。それらを、現実世界に、実際にあるモノとして作り上げていくために、吾朗氏は数多くのスケッチを描きました。素材選び、技術的な問題、コストなど様々なハードルを乗り越えていく様子が、資料や、添えられたメモなどから読み取れます。
アニメーションの世界をつくる
三鷹の森ジブリ美術館の制作を手掛け、初代館長を務めた後、アニメーションの世界に飛び込んだ宮崎吾朗。
初監督作品「ゲド戦記」、さらに「コクリコ坂から」「アーヤと魔女」を手掛けました。
第2章では、吾朗監督のアニメ作品のベースとなったイメージボードやデザイン画などを展示し、映画制作のあらましを紹介しています。
ここで注目なのが、こちらの机！吾朗監督の制作現場のイメージを形にしたものなんだそうです。いろいろなものが所せましと並んでいます。
ちょこんと置かれているのが、ご当地カップ麺。（吾朗監督は作業中にカップ麺を食することもあるとか。大きな声では言えませんが、お気に入りはスガキヤなんだそうです）
アニメーションの世界を本物に
第3章は、アニメーションの世界を本物に。
映画のセットではなく、本当に人が住める家を作る。2005年に開催された、愛・地球博で登場した「サツキとメイの家」は、そのままジブリパークで公開されています。映画に登場した部分も、登場しなかった部分も、「再現」されました。
会場には実際に使われた柱も登場！傷や腐食の具合が、リアルです！そして、全体を眺められるミニチュア作品は、圧巻です。
ジブリパークの作り方
ジブリパークは、昨年11月にオープン。第1期として「「ジブリの大倉庫」「青春の丘」「どんどこ森」の3エリアが開園しました。第4章では、様々な制作資料や模型を展示し、ジブリパークの舞台裏を紹介しています。
2024年3月開園予定の「魔女の谷」に登場する「ハウルの城」の模型も展示されています。1つだけではなく何個も！
この試行錯誤があってこそ、本物が出来上がる… すべての展示物に吾朗監督のこだわりと愛が感じられます。
遠くから見るだけではなく、近づいて、見て、時には触って、体験できる展覧会、是非、ご家族でお楽しみください。
特別展「ジブリパークとジブリ展」は6月25日まで
特別展「ジブリパークとジブリ展」
会期：6月25日（日）まで
休館日：月曜日
開館時間：9:30～17:30（金・土曜日は19:30）
※入場は閉館の45分前まで
※入場日時予約性です。日時予約券を購入するか、入場予約をしてください。
ジブリパークに行ったことのある人は、納得しながら、行ったことがない人は、すぐにでもジブリパークに行きたくなる、そんな展覧会。じっくりと時間をかけて、隅から隅まで見つくしてください！
文／チアフルライター 甲斐千代子
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