思い切り猫と触れ合える! オープンシェルターで猫にまみれて大喜び♪
みなさん、こんにちは!チアフルライターのakkoです。
尼崎市にある『オープンシェルター保護猫ふみふみ』へ、春休み中の中学生の娘とお邪魔してきました。
保護猫シェルターとは、飼い主がいない猫を一時的に引き取り、飼い主や行き場所が見つかるまで面倒を見る施設のこと。
阪神甲子園駅近くの我が家から、自転車でほぼ一本道。15分ほどで着きました。
かわいらしい外観なので、すぐにここだと分かります。猫好きの娘は、猫たちと遊べるのをとても楽しみにしていました。
我が家は親戚含め動物を飼った経験がないため、最初はどう接したらよいか分からなかったようですが、おもちゃを使いながら遊びはじめ、少しずつ距離を縮めて、いつの間にか猫たちに囲まれていました。
猫たちは、自由気ままに暮らしていて、お昼寝をしている子がいたり、猫同士じゃれあっていたり、興味津々で自分から近づいてきてくれる子、時間が経つと思い切り甘えてくれる子など個性豊か。
譲渡会などはまさに「猫を被っている」状態(笑)の猫たちですが、ここでは普段の様子を見られるので、外見だけでなく、性格などを知ってから迎えたいという人には、こういった場所での出会いがおすすめかもしれません。また譲渡会に連れて行かなかった猫たちもいますので、特に成猫を希望される方は一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
里親希望での来所はもちろん、猫と遊ぶだけでもボランティアになります
「里親にならなくても、ただ猫と触れ合いに来てもらうだけでも大歓迎です」と代表の西尾さん。
今は飼えないけど猫と触れ合いたい!という方はぜひボランティアで。
猫たちのお世話をしてもらうだけでも活動のお手伝いになります。
というのも、猫たちは様々な事情を抱えて保護されてきています。
人慣れをしている猫ばかりではなく、人が怖いと警戒心むき出しの子もいます。
ここは猫たちにとって、安心で安全な場所へ迎えられるまでの仮の住まい。
新しい家族の元へ行くためには、人と暮らせるようにならなくてはなりません。
そのために、「人は怖くないよ」と人への安心感と社交性を育む必要があり、猫と遊び、触れ合うことは、猫のトレーニングにもつながる大切なお世話なんだそうです。
施設の中はエリア分けされており、ふれあいが出来るエリアにいるのはすぐに譲渡可能な猫たちで、家庭で暮らすためのトレーニングや治療を受けている子、まだ譲渡可能週数に達していない子猫などが暮らしているエリアなどが設けられています。
「リビング」「キッチン」など、猫たちにとっても人との暮らしに近い環境で過ごしています。
猫カフェから、保護猫シェルターへシフト
当初いわゆる「猫カフェ」として、令和元年2月22日に開設されたふみふみさん。
次第に猫の保護に関する相談が多く寄せられるようになり、緊急を要する現場へ向かうケースも少なくなかったため、思い切って猫カフェから保護をメインに行うシェルターへと形態を変えました。
開設5年目の現在では、飼育放棄、多頭飼育者から引き取った猫たちのほか、子猫や高齢猫、病気やけがを負った猫など80頭近い猫が暮らし、昨年度1年間で222頭・今年度に入ってからは150頭の猫を保護、エサ代や獣医療費、譲渡会などにかかる費用は全て寄付や支援に支えられているそうです。
保護活動は多岐にわたり、近隣地域の他団体や医療とも様々な場面で連携を取りながら取り組まれているそう。
主戦力! 運営スタッフとして積極的に活動する子どもたち
スタッフとして、来ていた小学5年生のゆなちゃんと小学6年生のはなちゃんに話を聞きました。
スタッフのお子さんだったり、保護猫譲渡会をきっかけに興味を持ち、シェルターの運営を支える主力メンバーとして活動していたりする二人。二人以外にも子どもスタッフは何人かいるそうです。
猫たちが暮らすシェルターの掃除、猫のお世話、譲渡会やイベント企画運営、活動を伝えるブログ執筆など積極的に行っています。
写真は、乳飲み子カンカンにミルクをあげているはなちゃん。月齢の低い赤ちゃん猫は、人間の赤ちゃんと一緒で2~3時間おきにミルクあげや、排せつのお手伝いが必要だそうです。
自主的にルールを決めたり、どんなイベントをやりたいか考えたり…子どもたち自身で考え、形にしていっているそうです。
子どもたちが保護猫たちのお世話を通して、命の大切さを感じ、成長につながる場にもなっていると感じました。
猫と人、みんなが幸せになる「第三の居場所」
シェルターには子どもからお年寄りまで、いつも誰かがいて賑やかです。
お手伝いに来るメンバーには、学校に行けず悩んでいるお子さんや、近くに住む年配の方もいます。
ここではみんながスタッフとして積極的に猫たちのお世話を通じて、自己肯定感を育み、自信を取り戻し、心を癒し、幅広い世代の人との交流が生まれる、いわば地域のコミュニティの一つとなっています。
猫だけのための施設でなく、関わる人たち全ての「第三の居場所」としての役割も備えていると言えます。
家庭・職場/学校以外の、安心できる場所。
そんな場所を必要としている人・親・子のために存在し続けてほしいと強く思いました。
ブログ執筆中のゆなちゃんとはなちゃん
保護猫シェルターが存続の危機! クラウドファンディングに挑戦中
現在入っている建物の売却により、立ち退きが決定、新たな場所へ移転されることになったふみふみさん。
移転のための資金を捻出するため、クラウドファンディングに挑戦されています。
営利団体ではなく、多くの人のボランティアや寄附と支援で普段から活動を支えられていることもあり、加えての移転費用を用意することは簡単ではありません。
今後このような事態にならないためにも、安心して過ごす場所にするためにも、そしてこれからの活動のためにも、移転先は十分な設備環境が整っている必要があります。
猫にも人にも安心で優しい「第三の居場所」を守りたい。
そんな優しく温かい想いがずっとつながっていけばいいなと思いました。
オープンシェルター保護猫ふみふみ
オープンシェルター(要予約)
保護猫譲渡会が実施されない土日の13時~17時。
<アクセス>
尼崎市蓬川町10-4 2階
尼崎センタープール前駅から徒歩で8分ほどの位置にあります。
(2023年秋に移転予定)
06-6430-9917
■保護猫譲渡会(予約不要、入場無料)
・伊丹空港(偶数月第1日曜日 13~16時/協力:関西エアポート株式会社
・尼崎市立中央北生涯学習プラザ(奇数月開催 13~16時)
・島忠 ホームズ尼崎店3階(毎月第2・第4土曜日 13~16時)/協力:株式会社島忠
※開催日時はブログ・Instagramでご確認をお願いします。
■急遽立ち退き決定!猫と人に優しい保護猫シェルターを早急に移転したい(クラウドファンディング)
文/チアフルライター akko
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