沿線お役立ちコラム

プロレス観戦行ったら、楽しすぎてアドレナリン大放出! コレガプロレス@野田

プロレスの3ルールを知ったら、超面白い! お前はもう沼にはまっている!

こんにちは、チアフルライターのティセです。友人に誘われて、人生2回目のプロレスに参戦しました! 技も選手の名前も知らない丸腰で行ってもプロレスってどうしてこんなに楽しいの? と次から次へと目を見張る衝撃の連続なんです。

 

10月15日に大阪唯一リング常設プロレス会場「コレガスタジオ」で開催された「スペル・デルフィン&花園桃花 #爺孫興行 」のレポートです。

 

初っ端はプロレスの3ルールを実演交えた解説! なんと優しいんでしょうか? プロレス初心者の私にも理解できました。

ざっくりいうと、

 

1) 仰向けで両肩をついて3カウント(3秒ではない)取られたらアウト!

2) リングのロープに足か腕を触ると技の解除「ロープブレイク」される。

3) 自らギブアップしたらアウト!

 

たったこの3つを知るだけで、とっても面白く観戦できてしまうんです。

面白仮面レスラーや、筋肉ムキムキのイケメンレスラーからかわいい女子プロレスラー、イミフな不思議ちゃん系までありとあらゆるレスラーが勢ぞろいしました。

全部で6試合3時間の長い試合もあっという間でした。

第1試合、2point5女子プロレス「プレ」デビュー戦

「おりゃー!」と叫びながら、ロープからジャンプ、体当たり。華奢な体でリング上を戦う選手は、「#2point5女子プロレス」の「プレ」デビュー戦として出場した女子達。実は、一般応募で集まった女子プロレスラーや練習生なんです。

2point5とは、「2.5次元」プロレスのことでバーチャルと従来のリアルが並行して行われるプロレスのこと。

 

リング上で、可愛い系からアスリート系女子らが一見ワイワイしながらも、技を決める姿は圧巻。プロレスが苦手意識になっていた、流血や凶器も無し、初心者には安心して見られるのが特徴でした。

気がつけば、吸い込まれるように、一生懸命な彼女達を応援したくなっていました。

 

[出場選手]

KONOHA、ミノリ、藍川はるか、イデア

 VS 

ポッポ、りあまる、田中祐樹、ショウコ

 

2point5女子プロレス

第2試合、3人戦? トリプルスレットマッチで技のぶつかり合いでバトル!

トリプルスレットマッチとは、 1対1対1の3人で戦う試合方式なんです。

聞きなれないですが、面白いのは1人が勝つと試合終了なので、助けに入ったり、3人がリング上で戦ったりします。

見所は、晴斗希のメキシコ仕込みの関節技ジャベでしょう! 

面白要素はゼロな分、ブレンバスター、ドロップキック(ミサイルキック)とがっつりプロレスの技の掛け合いをしっかりと見られて、かつレスラー達の「技決まったぜー!」という顔を見るとキュンとしてしまうのもポイントです!

 

[出場選手]

鎌倉慎司 VS 晴斗希 VS 松房龍哉

 

写真は晴斗希選手が鎌倉慎司選手にかける関節技ジャベ

松房龍哉のブレンバスター
鎌倉慎司のドロップキック(ミサイルキック)

第3試合、筋肉ムキムキ軍団がダンスで登場!?からの場外乱闘!

花道に、ムキムキ軍団が音楽とともに颯爽とダンスしながら登場! とってもカッコいいんです。ガタイのよさと機敏なダンスに誰もが目が釘付けになってしまったのも束の間、いきなり場外乱闘を繰り返し、観客席すれすれに暴れまくる。

一番怖いと感じたのは、ホラちゃん軍団。全員顔白塗りで怖すぎました。しかも体が大きいから、迫力と圧もすごいんです。巨漢のジャンピングボディープレスをホラちゃんが受けた時は、マジでやばい!と思いました。

 

髪の毛を掴んで、叫びながら練り歩くと、ホラー要素もブレンドされて、ビビってしまいました。

でも、観客に当たらないように、ちゃんと配慮されているんですよ。目配せをしながら、そっち側気をつけろよ!(推測です)みたいなギャップにドキっとしたのは、言うまでもありません。

 

[出場選手]

土肥こうじ 羆嵐 入江茂弘 アルティメット・スパイダーJr

 VS 

菅沼 修 織部克己 ホラちゃん 影山道雄

第4試合、金属バットとムチが飛び交うヒール女子マッチ

WDW女子選手権として、行われたのは、極悪キャラで登場したドレイク森松は手に金属バットを、ピンクのヘアスタイルのバンビはムチを鳴らしながらリングに上がりました。2人の風貌からすでに怖さが、会場に充満しているかとおもいきや「バンビちゃーんかわいい♪」と、掛け声がかかるんです。

 

場外乱闘で、バラバラとパイプ椅子が飛び交い、観客は避難しながらも、応援を続ける。体格の良い2人が観客席にバシャーンと音を立てながら倒れ込むと、さらにパイプ椅子で叩き潰す。極悪すぎて、ハラハラドキドキなんです。でも目を閉じると、パイプ椅子飛んでくるかもしれないから、凝視するのが精一杯でした。

2人の試合は、十数年ぶり、WDW女子選手権のタイトルを持つドレイク森松と、挑戦者のバンビのガチ勝負! 前半ドレイクの優勢でしたが、100kgを超えるバンビとの戦いは、後半にパワー戦にもつれ込みます。逆片エビ固めをかけられロープブレイクするドレイクの顔が本当に苦しそうなんです。

 

登場シーンだけのアイテムと思っていた武器の金属バットとムチもしっかり戦いに使っているから、痛そうなんてものじゃありません。見ているだけで痛かった。

ドレイク森松が攻防に敗れ、バンビがベルトを手にすると、最後2人は、まるで「ありがとう」と言っているかのようにしっかりとハグ。たとえ武器を使おうと、お互いをリスペクトした試合だったんだ、と垣間見た瞬間でした。

 

[出場選手]

ドレイク森松 VS バンビ

第5試合、沖縄系な楽しい覆面プロレスラーが大暴れ♪

正統派かっこいい VS 沖縄系覆面楽しいプロレスラーとの3対3試合は、とにかく戦いが面白いんです。一番人気は、全身パイナップルの ゴールデン・パイン で「パインちゃーん!」との掛け声におねえ言葉で毎回返してくれるんです。

大瀬良の顔に、お尻を押し付けるシーンは「うわー!」という歓声が会場から上がり大盛り上がり。おそらくパインの独自技?

次々に出る、大技に目を離せません。シーサー王のダイビング・エルボー・ドロップ。

大門寺のジャイアントスイング

アンディ・ウーとエイサー8のローリングクラッチホールドは、本当に惚れ惚れしてしまいます。

一口にプロレスと言ってもジャンルの広さと衝撃的な技にど肝を抜かれたのでした。

 

[出場選手]

シーサー王 ゴールデン・パイン エイサー8

 VS 

大門寺崇 大瀬良泰貴 アンディ・ウー

第6試合、DFLD男女混合タッグ選手権試合

タイトルにもなっている#爺孫興行 はスペル・デルフィン&花園桃花の2人のこと。シャボン玉を飛ばしながら、2人が手を繋いで出てくる姿はまるで本当の孫のように見えます。対戦者は、たこ焼き王子様ことタコヤキーダーと水森由菜。

小さい体ながらもタコヤキーダーめがけ、コーナーからミサイルキックを仕掛けると観客から「桃花ちゃんー!」と大声援が後押し。

対して、1対2でドロップキックが飛んでくる、ふんわり可愛いいのは見た目だけで、これでもかと技から技で、水森由菜が逆片エビ固めでキリキリと関節を締めあげる姿は、圧巻でした。

 

写真は水森由菜が花園桃花にかける逆片エビ固め

 

かわいい要素と楽しい要素をふんだんに取り入れながらも、美しく技が決まるプロレスがあるなんて、思いもしませんでした。

 

DFLD男女混合タッグ選手権の試合は、スペル・デルフィン&花園桃花がタイトルを保持、高々と優勝ベルトを掲げました。

 

この興行を初企画した花園桃花は「この試合を見て、プロレスは怖いものじゃないよ、楽しいものだよ! 将来レスラーをしたいという方が出てきてくれたら嬉しい」と語りました。

 

[出場選手]

スペル・デルフィン 花園桃花

 VS

タコヤキーダー 水森由菜

プロレスは予想外すぎて、アドレナリンが大放出!

プロレス知識なし、技をかけてくる兄弟なし、格闘技番組やゲームすら経験のない全くの丸腰で参戦しましたが、とっても楽しめました。全然イメージと違ってアドレナリンが崩壊したけれど、徐々に激しい試合になるように順番もうまく考えられており、楽しい&面白いの一言。

プロレスっておじさんだけのものではありません! いまや老若男女が楽しめる超エンターテイメント、プロレスの虜になりそうです。

 

ちなみに、軽々しく片手で持ちあげたチャンピオンベルトを、持たせてもらうと、とてもじゃないですが、片手でモテる重さではありませんでした。

2point5女子プロレスなど後進の育成にも力をいれるデルフィンは、「大阪には団体と選手が沢山います。ファンの皆さんに希望と勇気を与えるため、リング上で闘っているので応援に来て欲しい」と力強く語りました。

 

女子プロレスに興味を持った方! スペル・デルフィンさんが創設した新団体「#2point5女子プロレス」の旗揚げ戦が行われますよ。11月6日(日)大阪・大正区の大阪沖縄会館で観戦できます。

 

コレガプロレス オフィシャルサイト

会場:コレガスタジオ

大阪府大阪市福島区大開3丁目1-34

阪神本線野田駅 徒歩8分/阪神本線淀川駅 徒歩6分

 

 

文/チアフルライター ティセ

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