沿線お役立ちコラム

迫力ある獅子殿が話題に! 古くから親しまれているパワースポット「難波八阪神社」

大阪難波から約12分、にぎやかな街を歩いて

チアフルライターなみなみです。

今回は迫力ある獅子殿が話題のパワースポット「難波八阪神社」をご紹介します。

まずはアクセスから。

 

大阪難波はとてもにぎやかな駅です。改札を出たら階段をあがり、地下通路を南海方面に進みます。

少し歩いて、地下の5番出口から地上の“難波西口”に出ます。ここまで5分くらい。


そのまま真っすぐ南に歩くと、“なんばトランクルーム”の看板が道向かいに見えるので、“元町2”の信号をわたってその下に。

もう少し南側に歩いて次の信号右の曲がると、“セブンイレブン”や“そばよし”があり、そのすぐそばに鳥居があります。駅からのルートは他にもあると思いますが、これが行きやすいかな~と思います。

逸話では仁徳天皇の時代までさかのぼる、歴史のある神社

残念ながら1945年の大阪大空襲で資料が消失してしまい記録が残っていませんが、言い伝えでは、仁徳天皇の時代に難波一帯で疫病がはやり、これを治めるために「牛頭天王(ごずてんのう)」が現れ、おまつりしたのが始まりとされています。それ以来「難波下の宮(なんばしものみや)」と称され、地域の神様として親しまれてきました。仁徳天皇の時代は4世紀くらいとのことなので、とても古い時代のお話でロマンを感じますね。

そして平安時代の後三条天皇の時代(11世紀)になると、牛頭天王をまつる古社として広く知られるようになっていました。

ご祭神は、

・素盞嗚尊(すさのをのみこと)  天照大神(あまてらすおおかみ)の弟です。

・奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)   素盞嗚尊の妻です。八岐大蛇(やまたのおろち)の生贄にされそうになったところを素盞嗚尊に助けられて結婚しました。これは古事記や日本書紀にも出てくるお話です。

・八柱御子命(やはしらみこのみこと)  素盞嗚尊と奇稲田姫命の間に生まれた8人の子どもたちです。

ご神徳は、

・疫病退散・商売繁盛・縁結び・夫婦円満・農耕殖産など。

 

大阪大空襲では当時の本殿も消失してしまい、現在の本殿は1974年に獅子殿とともに建てられました。新しい社殿は、鉄筋コンクリートとのこと。

宮司の粟辻さんは「このあたりも空襲の影響は大きかったですよ、再建できたのは皆さんのご協力があってのものです」と、地域の人たちへの感謝の気持ちを話してくれました。

大きくあけた口で幸運をもたらす 獅子殿は強いインパクト!

さて、これから獅子殿にお参りに。難波のパワースポットとしてすっかり定着していますが、間近で見ると本当に大きいです!高さは12メートル、奥ゆき10メートル、幅11メートルというスケール。素盞嗚尊の荒魂(あらみたま)がまつられていて、本殿と同じの1974年の完成です。

 

昔から獅子舞が盛んな土地柄なので、魔よけの意味もあって獅子の形に。そして、「大きな口で人びとの苦難を飲みこみ、幸福をもたらすように」との願いをこめて建てられました。また、勝運を招くということで受験生・スポーツ選手なども参拝に訪れています。なるほど、これは心強い感じがしますね。

獅子殿の中は舞台になっていて神事や行事に使われています。見上げてみると、天井の鳳凰の彫刻がきれいです。この彫刻はすべて手彫りで一つひとつ柄が違うそうです。

大阪代官・篠山十兵衛景義をまつった摂社「篠山神社」

江戸時代の大阪代官・篠山十兵衛景義は、誠実で人柄もよく、淀川の治水、物価の安定や夫婦げんかの仲裁にまで心を配った名代官です。今の木津卸売市場のもとになった青物市場の開設にも力をつくしました。大阪を離れることになった時には住民たちから老中に、留任嘆願書を出したほどです。留任はかなわなかったようですが、住民たちは感謝の気持ちをこめて、生きたまま神様としてまつりました。当時の人たちにとって、本当に大きな存在だったんですね。

大きな2つの神事、1月の綱引き神事と、7月の夏祭り・船渡御(ふなとぎょ)

綱引き神事は1月の第3日曜日に行われる神事で、来年は3年ぶりの開催予定です。江戸時代に書かれた「摂津名所図会」でも紹介されるなど、当時から有名な神事でした。また、大阪市の無形民俗文化財にも指定されています。ご祭神の素盞嗚尊が、民衆を苦しめる八岐大蛇を退治して、多くの人を救ったことに由来して行われるようになりました。

夏祭りは毎年7月13日・14日の2日間に行われます。神輿が出るほか、獅子殿では伝統芸能が奉納されます。また、よい宮の船渡御は、例年では約20隻の船団が、道頓堀川を巡幸する華やかなお祭りです。

かわいい「鯛みくじ」と「鯉みくじ」 お守り付きです

かわいいおみくじを見つけました。

泰と鯛をかけ合わせた、鯛みくじ。

恋と鯉をかけ合わせた、恋みくじ。

そのおみくじにお守りが付いていて、女性たちの間でこれがかわいいと評判に。特に恋みくじに付いているお守りは、「恋鯉守り」として人気です。ご祭神にあやかって、良縁をゲットしたいものですね~。

難波八阪神社の施設情報

難波八阪神社

住所:大阪市浪速区元町2-9-19

電話番号:06-6641-1149

開門時間:6:00~17:00

社務所開所時間:9:00~17:00

定休日:年中無休

難波八阪神社公式ホームページ

 

 

文/チアフルライター なみなみ

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