沿線お役立ちコラム

何する?どうする?敬老の日 2022.9月号

笑いとわくわくのエッセンス満載の子育てコラム「わくわく保育だより」
9月号では【敬老の日】がテーマ。敬老の日に向けての園での活動やこどもたちの敬老の日エピソードをご紹介します。

お祝いのプレゼント作り!

幼稚園や保育園では敬老の日に合わせてハガキを贈ることが多いです。

まず、事前にお家の人にハガキへ住所を記入してもらいます。
こどもたちの年齢によって異なりますがその後ハガキにおじいちゃんおばあちゃんの絵を描いたり、折り紙を折ったりちぎったり貼ったりして、世界に1つだけのプレゼントを作ります。

さらに年長組になると園近くの郵便ポストにみんなで向かい、ひとりひとり投函&その光景を先生たちがカメラで記録として残します。

帰ってきたあとは
もっと手紙を書きたい!
ポストに投函したい!
とリクエストも多いので、
お手製ポストを作り手紙交換会が大人気の遊びになったこともありました。

こんな呼び名で呼んでるよ!

おじいちゃん・おばあちゃんの呼称は家庭によっても実に様々。

担任をしていた頃、
「みんなはなんて呼んでるの?」と聞いたことがありますが
おじいちゃん・おばあちゃん
じいじ・ばあば
グランパ・グランマ
じじちゃん・ばばちゃん
(土地名)のじいちゃん・ばぁちゃん

他には
「おばあちゃんだけ○○ちゃん!」
という子もいました。

可愛い孫にどう呼ばれたいか、かなり思案しているんだな。と思わずにはいられなかった瞬間でした。


②孫たちからのプレゼントは格別
担任をしていた頃、毎年敬老の日が終わると
こどもたちはどのようにおじいちゃんやおばあちゃんと過ごしていたのか聞いていました。
敬老の日はおじいちゃんやおばあちゃんにプレゼントをするというこどもたちが多かったです。そこで、実際にそれぞれのご家庭であげていたプレゼントをいくつか紹介します。

・かたたき券をあげたよ
・ビーズのブレスレットを作ってあげたよ
・お花をあげたよ
・お顔を描いて渡したよ

こんな面白いエピソードもありました
・大好きなビールをあげたよ。おじいちゃんもおばあちゃんもパパもママもベロベロに酔っ払ってたよ。

こんなかわいいエピソードもありました
・私はね、本当はクリームいっぱいのいちごのケーキが好きだけど、おばあちゃんはアンコが好きだからどら焼きを買いに行ったよ。

中には体験を共にするエピソードも
・一緒におでかけしてレストランでごはんを食べたよ
・温泉に行って背中ゴシゴシしてあげたよ

どうでしょう。今年の敬老の日の参考になりましたか。きっとおじいちゃんとおばあちゃんは孫からのプレゼントならなんでも大満足だと思います。物ではなく【一緒に過ごす】というプレゼントも素敵ですね。

ほっこり笑える敬老の日オススメ絵本

『はやくあいたいな』
作・絵:五味太郎

離れて暮らすよおちゃんとおばあちゃんが同じタイミングで会いたくなり、2人が何度もすれ違ってしまうお話です。

思い立ったらすぐに相手の家に向かう、行動力抜群の2人ですが、お互いの家に同じタイミングで行くため、なかなか会えません。
会えない状況に読み手は突っ込まずにはいられなくなるかと思いますが、お互いが大好きだからこそすれ違ってしまう2人の関係性がなんとも素敵です。

『いいからいいから』
作・絵:長谷川義史

「いいからいいから」が
口ぐせのおじいちゃんの元へかみなりの親子がやってきます。

おへそを取りにやってきたかみなりの親子に、
驚いたり怖がったりても良いシチュエーションですが、

全く動じず「いいからいいから」と受け止めるおじいちゃん。
しまいには「いいからいいから」と仲良くかみなりの親子、そして孫と一緒にお風呂に入ります。

「いいからいいから」と受け止めてくれるおじいちゃんに少し後ろめたさを感じるかみなりの親子。
その後、そんな親子から手紙ととある物が渡されるのですが…。なんとそのある物がおじいちゃんの○○○にくっついてしまいます。
様々なシーンで「いいの!?」と思わずにはいられませんが、ラストは「いいの!?」を通り越して笑いが込み上げてきます。

こちらの2冊、ぜひ敬老の日におじいちゃんおばちゃんと読んでほっこり笑ってくださいね。
一おとなもこどももみんなみんなわくわく一

次号もどうぞお楽しみに!