発売から100年あまり、今も愛される「ダイヤモンドレモン」
こんにちは。チアフルライターなみなみです!ちょっと気分を変えたい時、スッキリしたい時。そんな時に飲みたくなるのがさわやかな炭酸飲料。夏本番となれば地サイダーも花盛りでたくさんの商品を見かけますが、中でも気になるのが、この「ダイヤモンドレモン」。発売されたのは1914(大正3)年というロングセラーです。
今津から約10分、創業1899(明治32)年の株式会社 布引礦泉所で作られていると聞いて、取材させてもらいました。身近な所に先駆け的な会社があるのは、なんだか嬉しいですね。その当時はかなりハイカラな飲み物だったと思います。特別な日に飲まれていたのでしょうか?ガラスのビンが、レトロで高級な感じです。
グラスに注いで飲んでみました。天然のレモン香料が入っていて、さわやか。後味もすっきりしていて食事にも良いですね。レストランのメニューとしても人気があるそうです。
四代目の石井恭子社長は「子どもの頃から慣れ親しんだ味です。時代を遡ればお砂糖が高級品だった頃もありましたが、そんな時でも必ずお砂糖を使うなど風味にこだわってきました」と、誇らしそうです。
ちょっと大人な味 根強い人気の「ダイヤモンドガラナ」
こちらは、ダイヤモンドガラナ。ガラナの実から抽出したエキスが入っています。昭和30年代前半に発売されました。“ガラナ”の実はコーヒーの実のような赤い実で、南米アマゾン川流域で成育しているとのこと。こちらも大人びたラベルですね。当時、「海外メーカーの炭酸飲料に負けないものを作りたい」と、業界をあげて取り組んだのが“ガラナ”の飲料で、たくさんのメーカーから発売されたそうです。飲んでみると、甘さは控え目で少しほろ苦さやアップルの風味を感じる、ちょっと大人な炭酸飲料です。こちらも後味がすっきりしていて、やはり食事に合いそうです。スイートとドライがあって、写真はスイートです。
創業当時からの「ヌノビキソーダ」 プロからも人気の割材です
創業当時からあるヌノビキソーダ。
こちらもビン入りで、風味を守るためのこだわりです。布引山麓で湧出する天然鑛泉水を原料としたきめ細やかな炭酸水で、「『やはりこれがいい』と、バーテンダーさんからの支持も高いですよ」と石井社長。ハイボールなども、ソーダで味が変わりそうです。紅茶で作るティーソーダが密かなブームになっていますが、一度トライしてみたいですね。
六甲山の自然から生まれたミネラルウォーター 「神戸六甲山の名水」
布引山麓の地下深くの美しい花崗岩層で、長い年月をかけて磨かれた湧き水を使っています。軟水の中では硬度は高めで、その風味が生かされています。創業時は社名のとおり布引にあった同社ですが、現在は今津にあるので、原料となる鑛泉水も布引から今の所在地まで運ばれています。こちらは、ペットボトルもあります。
可愛くて歴史を語ってくれる貴重なラベル
使われてきたラベルが保存されているので見せていただきました。右はレトロで可愛くて、懐かしい感じがしますね。以前はフルーツ柄もよく使われたそうです。
左は今のラベルに似ています。阪神大水害や震災の影響で過去の資料が少なくなっているそうですが、ラベルのファイルは残っていました。創業から120年以上の歴史があるので、デザインもさまざま。大切な記録ですよね。
ページをめくりながら、「長年愛されてきたうちの味を、これからも守っていきたいですね」と、石井社長の声が弾んでいました。
商品について
同社では、ケース単位での注文を受け付けています(送料がかかります)
下記にお問い合わせ、もしくはホームページをご覧ください。
西宮ガーデンズの阪急百貨店では、ダイヤモンドレモン、ダイヤモンドガラナ、ヌノビキソーダを取り扱っています。
これからも暑さは続きますが、とっておきの飲み物があればさわやかに過ごせそうですね♪
株式会社 布引礦泉所
西宮市津門綾羽町8番15号
TEL:0798-35-1313(代表)
FAX:0798-23-1656
E-mail:info@nunobiki.co.jp
文/チアフルライター なみなみ
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