6月号では【誕生日】がテーマ。
園での誕生日会の様子や、お家での誕生日に使えるアイディアをご紹介します。
園でみんなでお祝いだ!
幼稚園や保育園ではこども達の成長を多種多様なお祝いのかたちで祝福しています。実際に行われているお祝いの様子をご紹介します。-とある幼稚園 その1-
ここの園では、毎月誕生会が実施され誕生月の保護者を招いて開かれます。誕生月のこどもたちは少し緊張した顔でステージに上がり、誕生会がスタート。
園のみんなでお祝いの歌を歌い終わると司会役の先生がひとりずつ園でのこどものエピソードを交えて紹介。
そして、先生が
「○○ちゃんお誕生日おめでとうー!」というと、
園長先生がメダルを首にかけ、思い切りたかいたかいをしてお祝いします。
力持ちで有名な園長先生でしたが、年長さんのこどものたかいたかいはさすがにしんどそうでした。
とはいえ主役のこどもたちはちょっと照れながらも大喜びでした。
-とある幼稚園 その2-
園全体でお祝いする誕生会。
先生特製のお祝いリボンを胸につけ、誕生月のこどもはステージに座ります。
みんなでお祝いの歌を歌い、名前と誕生日が順に紹介され大きな拍手に包まれます。
この園の特徴は先生たちによるお祝いの劇。
ステージの幕が開くと会の途中でいつの間にか衣装に着替えた先生たちが目の前に!
普段と違う先生たちの姿に大喜びなので、先生たちは大張り切り!
アドリブ満載で物語が展開していきます。
何の劇になるかは当日のお楽しみなので毎月みんなでわくわくしながら待ちのぞみ、楽しんでいました。
-とある保育園 その3-
毎月園内の掲示板に誕生日月のこどもの誕生日と名前が貼り出されます。
それを見て「今日は〇〇ちゃんの誕生日だ!」とこどもたちの会話が弾みます。
園全体でホールに集まるといったお祝いの会はありませんが、
その子の誕生日当日になると、朝の会にお祝いの歌をクラスのみんなで歌い祝福します。
この園の特徴はメッセージカード。
事前にお家の人にメッセージカードを渡し、メッセージを書いてもらい、先生からのメッセージカードも併せてプレゼントします。メッセージカード表紙はこどもの写真。中を開くとお家の人&先生からのメッセージ、こどもの手形、その時の身長や体重、好きな遊びやおもちゃなどが書かれています。
そして、降園する時には園からのプレゼントとして、サプライズプレゼントも。
年によってプレゼントの内容も異なるのですが知育おもちゃやカルタ、風船と実に様々です。
こうしてこどもたちは特別な誕生日をわくわくしながら過ごしていました。
いかがでしたでしょうか。
園によってもお祝いの仕方が様々ですが、ママ・パパが通っていた園ではどんなお祝いをされたかな。
今、通っているお子さんの園ではどんなお祝いをしているんだろう。
この機会に振りかえって家族で話してみるのも良いですね!
年齢別でみるお祝いの方法
ハーフバースデー&1歳バースデー少し前までは馴染みのなかったハーフバースデー(1/2バースデー)。生後6ヶ月をお祝いするイベントのことです。
誕生日は1年ごとにお祝いするのが当たり前でしたが、赤ちゃんの半年間の成長をお祝いし、思い出として残す方が増えています。
お祝い方法も様々で、写真を撮ったり、家族や親戚で盛大にお祝いする場合もあります。
お部屋がスタジオに大変身!?
写真館やスタジオで写真を撮る方法もありますが、お部屋をバルーンやタペストリーで装飾し、スタジオ風にして写真を撮り思い出に残す方法もあります。
最近ではかわいいガーランドやタペストリー等がすぐに購入できるので、
部屋に飾るだけで簡単に素敵なお家スタジオが完成!
離乳食プレートやケーキでお祝い
ハーフバースデーはちょうど離乳食が始まる6ヶ月。お粥やにんじんやほうれん草をすり潰したものでプレートの上に文字を書いたり絵を描いたりしている器用な方もいます。
満1歳のバースデーは選び取りや、一升餅を背負うことが昔からの定番ですが、最近ではスマッシュケーキもおすすめ!ケーキを赤ちゃんの前に置いて自由に手づかみで食べさせるといったとっても斬新なお祝いの仕方。
ベトベトに汚れるのを覚悟して挑む必要がありますが、全身クリームだらけになり無邪気にケーキを手づかみで食べている姿に大笑い間違いなし!
最高の写真や動画が撮れると思います。
2歳以降のお祝いは満1歳のようなお祝いとまではいかなくても、毎年誕生日は盛大にお祝いしたりして記念を残したいですよね。
好きな物やキャラクターでテーマを決める
2歳頃になるとお気に入りの物など好きな好みが出始める頃です。
例えば電車が好きだったり、特定のキャラクターが好きだったり。
こどもの大好きな物でテーマを決めて、装飾やケーキを用意すると誕生日の特別感が増します。
時間がなくてゆっくりと準備できない方は、好きな物やキャラクターを印刷して壁に貼るだけでもOK!
それだけでもこどもは大喜びですよ。
お出かけをする
少しお家から遠いアミューズメントパークやテーマパークに行ったりするなどの思い出作りも素敵ですね。
場所によっては誕生日の特典(割引やサービス)などが使えるところもあるので事前にリサーチは必須!
年に1度のお祝い。おとなもこどもも思いっきり楽しんじゃいましょう!
お誕生日オススメ絵本
赤ちゃん向け『おたんじょうび』
作・絵:まつい のりこ
赤ちゃん絵本の代表作『じゃあじゃあびりびり』と同じシリーズのお誕生日版。
誕生日パーティーに欠かせないこどもたちが大好きな食べ物を車が運んでいきます。字のない絵本なのでママパパが絵を見て独自のストーリーを作って読み聞かせしてみてくださいね。
車が走る音だけでも
「ブッブー」
「ブーン」
「シュー」
効果音は無限大。
読んでいるママ・パパも想像力が働く絵本になってます。
最後のページにはたくさんの食べ物が勢揃い!
お子さんと一緒に絵本の絵をムシャムシャと言いながら食べても楽しいですね。
4歳〜6歳向け
『たんじょうび』
作・絵:ハンス・フィッシャー
訳:大塚 勇三
長年世界中で愛されている絵本の一冊。
小さい頃、手に取った記憶があるママ・パパも多いかもしれません。
今日は動物に囲まれて過ごしているリゼッテおばあちゃんの76歳の誕生日。
動物たちはおばあちゃんのためにサプライズバースデーパーティーを計画します。
大切な人のために一生懸命協力し、喜んでもらおうとする姿が微笑ましいストーリーです。
なかでもケーキを焦がしてしまうシーンは読んでいてハラハラドキドキ…!
真っ黒に焦がしたケーキはどうするのかな!?それは読んでからのお楽しみで。
年中・年長組になると、友だちに喜んでもらおうとする姿や気遣う姿、
自分のことのように友だちを心配したりする姿など、思いやる姿がどんどん増えていきます。
相手を思いやる優しい気持ちが芽生えた頃にぜひ読んでもらいたい一冊です。
次号もどうぞお楽しみに!