沿線お役立ちコラム

創業1801年!老舗の和菓子店へ 「御菓子司 虎屋吉末(とらやよしすえ)」@御影

酒処としても知られる御影 そこで愛されてきた味を訪ねて

こんにちは!美味しいものに目がなくて、阪神間の食べ歩きが大好き。そしてちょっと歴史オタクなチアフルライターなみなみです。よろしくお願いします。

 

5月も下旬となり少し汗ばむ時もある今日この頃、初夏の風に誘われ、冷たい緑茶に合う和菓子を求めて、御影の「御菓子司 虎屋吉末(おんかしつかさ とらやよしすえ)」さんに、お邪魔してみました。

 

阪神御影駅から南に約5分。43号線の北側に看板が見えてきます。ニトリ御影店の西側なので分かりやすいでしょう。

 

御影と言えば、酒処としても有名で灘五郷の一つでもあります。こちらのお店も日本酒との関りが深いようで、玄関には酒蔵各社の樽が並んでいます。これは甘党だけではなく、お酒好きにも興味深いですね。

風格のある店内に色とりどりの和菓子たち

風格を感じる店内です。それもそのはず、創業は1801年(享和元年)の老舗で、現在の店主・萬田悠介さんで8代目になります。京都で5年間修行を積んでこられた萬田さん。「守っていきたいことが色々あります。たとえば餡は自家製で、これは結構手間が掛かって大変ですが。また、お水はすべて六甲山の伏流水を使っています」と、和菓子作りに思いを込めてこられました。

 

それにしても、一口に和菓子と言っても干菓子や生菓子など種類は豊富。定番のお煎餅や羊羹に加え、季節限定ものもあって迷ってしまいそう。けれどそれも楽しいですね。

灘の清酒とともに江戸まで旅をした、商標登録 「樽形煎餅」

江戸時代、廻船問屋をへて和菓子店を開店された虎屋さん。初代店主によって考案されたのが、この「樽形煎餅(たるがたせんべい)」(10枚袋入・税込み540円 箱入り有)です。その頃、灘五郷のお酒は樽廻船で江戸まで運ばれていたのですが、その時の手土産としても人気だったとのこと。その味は今も愛され続けていて、お店の歴史を語ってくれています。

 

サックリとした食感で甘さはやや控え目、香ばしさの中に卵のコクが広がります。卵煎餅とも言われていて、灘五郷の酒蔵18社の銘柄を焼き付けています。これは酒処ならではのお菓子。酒蔵めぐりのお土産にも喜ばれそうです。

こちらも創業当時からの味 伝承菓子「天津知羊羹(でっちようかん)」

竹の皮で包んで蒸し上げられたこの羊羹(1本・税込み454円 箱入り有)、漢字の読み方が難しいのですが「でっちようかん」と、読みます。天は大自然、津は丸いもの(津気・月)、知は人の心を表すそうです。そのネーミングからは自然や素材への深い思いが伝わってきます。優しい甘さの中に北海道十勝産の小豆本来の味と、ほのかな竹の香りが。濃い目のお茶でゆっくりと味わいたい一品です。

これからの季節におオススメ 「冷やししるこ」白玉入り

夏に向かっていよいよ蒸し暑くなりそうなこの頃、やはり冷たいデザートは欠かせません。ということで、夏限定の「冷やししるこ」。これからの人気者です(1個・税込み421円)。冷やしておいて容器から器に移すと、白玉も出てきました。おしるこには葛が入っているからか、少しトロミがあってヒンヤリと口に広がります。抹茶の冷やししるこには、宇治産の抹茶がたっぷり使われています。ほどよい苦みが心地いいです。

 

萬田さんによると、樽形煎餅ですくって食べると両方の食感が味わえてオススメだそうです。

詰め合わせの内容や個数は選べます。写真は6個入り(税込み3,186円)。ひんやりスイーツが喜ばれる夏のギフトにも良さそう。

そういえば、今年からオンラインショップ限定で「冷凍冷やししるこ」も発売されていますよ。

 

もちろん樽形煎餅や天津知羊羹、他の和菓子にも詰め合わせがあります、お店やホームページでご覧くださいね。

お店情報

御菓子司 虎屋吉末(おんかしつかさ とらやよしすえ)

住所:兵庫県神戸市東灘区御影本町4-1-1

電話番号:078-851-2444

FAX:078-851-2454

営業時間:10:00~17:00

定休日:日曜日

https://www.toraya1801.com

 

文/チアフルライター なみなみ

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