神戸港で船三昧
神戸在住、船好きのチアフルライターやまさんです。
今回は船三昧。神戸を満喫できる、一周40分間のお手軽な港クルーズをご紹介します。神戸港中突堤中央ターミナルを発着する遊覧船、ロイヤルプリンセスです。
神戸三宮駅からポートループに乗って一路神戸港を目指します。
ウォーターフロントを走る新世代公共交通ポートループ
ポートループとは三宮とウォーターフロントを結ぶ神戸初の連節バス。一般的なバスが2両くっついたような姿をしており、バスを基盤とした大量輸送システム(BRT)として2021年4月1日に導入されました。三宮駅前から乗車します。
以前動画で東欧を走る蓮節バスを見たやまさん、ずっとこれに乗ってみたいと思っていました。導入に先立ち、2017年7月、2018年10月、2019年9月・10月の3回に試験的にポートループを走らせる社会実験が行われ、やまさんもワクワクしつつ2018年の10月に試乗しました。
シートは神戸タータンを思わせるシックなデザイン。
車内はとてもゆったりしており、ドリンクホルダーもあって、のんびり湾岸沿いの景観を楽しむことができます。
バスの連結部。カーブを曲がるとこの丸い部分が回転します。
新港町前で下車。ポートループはこんなふうに1両目と2両目の間が蛇腹になって繋がっています。
第1突堤からメリケンパークへ
この日は船乗りの卵を養成する練習船海王丸が第1突堤に入港していました。
海王丸の守り神「藍青」
操船訓練に参加中の生徒さんたちがちょうど体操をしていました。では、メリケンパークへ移動しましょう。
網屋吉兵衛氏の顕彰碑。網屋さんが幕末の頃にこの地に作った船蓼場(ふなたでば)が元になり勝海舟の海軍操練所、更に神戸港へとなったそう。
この辺りは海上保安庁の船艇や水先人が乗るパイロットボートが沢山停泊しています。
メリケンパークの入り口前にあるメリケン地蔵尊。1987年にメリケン波止場が埋め立てられメリケンパークへと生まれ変わる前、この辺りは艀溜まりで船の上で暮らす水上生活者の家族がたくさんいました。その中には船から足を滑らせ海に落ちて亡くなる子供たちが少なくなかったそうです。メリケン地蔵尊は神戸港の事故で亡くなった人々を弔うために建立されました。
ロイヤルプリンセスは神戸ベイクルーズが運航する、神戸港中突堤中央ターミナルを発着する遊覧船。
1993年「アメリア」という船名で佐世保市のハウステンボスと長崎オランダ村を行き来するシャトルシップとして就航。2005年2月より神戸港に就航しました。アールのかかった独特で大きなキャビンを持つ双胴船です。
500人乗りの船だけあって広々とした船内。あちこちに飾られている女の子のイラストは「Fate」というアニメのキャラクターで、神戸観光局とのコラボだそう。
早速3階のスカイデッキへ。神戸港が360°見渡せて最高です。左側には練習船の大成丸と帆船日本丸が。
レストランクルーズ船のコンチェルトがモザイクの岸壁に入ってきました。
川崎重工でメンテナンス中の潜水艦。ロイヤルプリンセスから流れてくる解説がとても詳しく聞き応えありです。
同じくメンテナンス中の東海汽船のジェットフォイル「セブンアイランド夢」。伊豆諸島を走っていましたが、2014年に引退しました。これからどうなるのでしょう?
川崎重工のドック。
こちらは浮きドック。
後半へ続く