みなさん、こんにちは!
学校の授業は、音楽と美術が好きだった、チアフルライターひろちゃんです。
日本国内で、新型コロナウイルス感染拡大防止の様々な取り組みが始まってから、丸2年。
美術館やアートイベントも、影響を受けた一つです。
例えば、2021年4月24日の開幕後すぐ、会期の過半数が「緊急事態宣言」に伴い休止が余儀なくされた、
昨年の『びじゅチューン!』大阪展。
友達と一緒に行く予定でしたが、残念ながらその機会はなくなってしまいました。
ところが、2022年春。
「びじゅチューン!EXPOリターンズ」として、再び大阪で開催されることになりました!
そのニュースを知り、早速私は「先行TICKET」(前売券)の「親子券(一般1枚+中学生/小学生1枚のセット)」を買っておきました!
会期中の現在は、「平日チケット」と「土日祝チケット」の2種類を販売しています。
詳細は、公式サイトの「TICKET」のページでご確認くださいね。
会場は、梅田「グランフロント大阪」北館 1階が入口です☆
昨年一緒に行く予定をしていた友達と、次女(小学5年生のチアフルガールたまちゃん)と3人で、行ってきました。
会場は、阪神大阪梅田駅から徒歩約5分ほど。
「グランフロント大阪」の北館(奥の建物)、地下1階の「EVENT Lab.」です。
会場への入口は、北館の1階にあります。
タリーズコーヒーなどがある広場(ナレッジプラザ)に面したところに、入口があります。
エスカレーターで地下へ降りると、会場です。
ちょっとわかりづらくて、私たちはちょっと迷ってしまったので、お伝えしておきますね。
1階にも、地下の会場に収まりきれなかった(?)「びじゅチューン!EXPOリターンズ」の立体展示がいくつかあるので、チェックして下さいね。
NHK Eテレの人気番組『びじゅチューン!』の過去最大規模となる展覧会なんです☆
世界の「びじゅつ」を歌とアニメで紹介するNHK Eテレの人気番組、『びじゅチューン!』。
作詞・作曲・歌・アニメーション制作は、すべてアーティストの井上涼さんが手がけ、2013年8月の放送開始から、これまでに100を超える作品が紹介されてきました。
番組の魅力であるシュールかつチャーミングなキャラクターたち、そして耳に残って離れない楽曲の数々に、幼稚園児から大人世代まで、クセになってしまう人が続出しています。
そして今回、今までで最大規模となる展覧会『びじゅチューン!EXPO』では、大型立体模型や映像を駆使して、井上涼さんの作品世界を体験できる空間を創造します。
展示会場では、いろんな作品のキャラのブースがひしめきあっており、万博さながらのお祭り空間が皆様をお出迎えします。
もちろん、楽しんで遊べるだけではない、オリジナルの美術作品への興味をさらにかきたてるポイントも随所に潜んでいます。
作品を見る、聴く、匂いを嗅ぐ、と感覚をフル活用し、 「びじゅつ」に出会って生まれる 心ときめく体験をお楽しみください。
作品のほとんどが立体的に展示されていて、作品と一緒に写真撮影ができるフォトスポットがたくさんあります。
ぜひ、お友達やご家族と一緒に、写真撮影をしながら、楽しんでくださいね。
世界の「びじゅつ」を知り、井上涼さんの作品世界に入り込んでみよう!
例えば、こちら。
フランスの画家で、「色彩の魔術師」と謳われたアンリ・マティスの「ダンスⅡ」(1910年)から、井上涼さんが発想した映像作品「ダンス寿司」を、立体展示にしたもの。
https://www.nhk.or.jp/d-garage-mov/movie/33-85.html
会場には、発想の源となった「びじゅつ」についての解説と、井上涼さんの視点が紹介されています。
勢いよくダンスしているこの5人は、なぜ下を向いて身をかがめているのだろうか?
頭の上に何かを載せて運ぶためかもしれない。
頭に載せて、動いても落ちない大きさのものといえば、お寿司?
そう、この5人は、自らの身体を使ってお寿司をくるくる回すプロフェッショナルなのだ!
… ということで、実際に自分の頭に“お寿司”を載せて、写真を撮ることができちゃいます!!
会場には、頭に載せるための、ウニといくらのお寿司が。
手づくりで丁寧に作られた仕事ぶりにも感動しました。
作品名:「曜変天目ディスコ」
井上涼さんの発想の源となった作品は、国宝・曜変天目(「曜変天目茶碗」)という器。
(器!!… 井上さんは、世界中の美術作品だけでなく、建物や遺跡、器や仏像なども対象にしています)
12~13世紀の中国で作られた作品で、ミラーボールのような「曜変」は、釉薬が窯の中で化学変化を起こして生まれたもの。
「曜」には、「星」「輝き」といった意味があるそうです。
会場では、器を伏せたドームの中が、ディスコになっていました。
作ったり、遊んだり、体感できる作品展示もいっぱい☆
こちらの作品「夢パフューマー麗子」は、アニメの内容と同じように、青ミカンを投げて悪夢たちをやっつけます。
こちらのブース内では、本当に“青ミカン”の香りが漂っていました。
私も実際に行ったことがある、スペイン・バルセロナの未完の教会、「サグラダ・ファミリア」
井上さんの手にかかると、ガウディ建築も“糸巻きのような鐘塔”になってしまいます。
毛糸を巻いたら編み物ができるかもしれない。
棒針やかぎ針になったりと役割分担してストールを編んで町をおおってしまうかも。
そんな井上涼さんの「サグラダ・編みリア」の作品世界を体験してみよう!ということで、
会場では好きな色の刺繍糸3本を選んで、簡単にできるミサンガを作ることもできますよ。
私と次女も5分くらいで編むことができました。
井上さんの作品を知らなくても楽しめますが、ファンにはたまらない展示も…
友達と私は、番組が始まった頃からのファン。
いつもEテレで観ている番組の小道具が展示されていたり、作品の製作過程が紹介されていたりして、見どころが多かったです。
取り上げる作品は、番組プロデューサーと相談しながら決めているそうで、3つの基準があるそうです。
・学校の教科書で目にしたり、すこし調べればわかるくらい有名な作品
・日本の作品と海外の作品がバランスよく入ること
・平面作品と立体作品がまんべんなく入っていること
そして、その作品について調べたり、簡単に模写しているうちに、井上さん独自の構想やアイデアがしだいに浮かび上がってくるそうです。
「びじゅチューン!EXPO」グッズも販売☆クイズに参加するとシールがもらえます♪
会場の出口のあたりには、ガチャガチャコーナーや「びじゅチューン!EXPO」グッズを販売コーナーがあります。
私は、井上さんのキャラクター「見返り美人」のスタンプと、ムンクの叫びのイラストと自分の名前が入ったハンコを買いました。(残念ながら、次女の名前のハンコは見当たらず… )
[参考動画]
カレーやカプチーノなど、大好評のコラボカフェも再び開催!
グランフロント北館1階、会場の入口横にある「カフェラボ」では、4月10日(日)までの期間、「びじゅチューン!EXPO リターンズ」とのコラボカフェを開催しています。
限定メニューは、井上涼さんが手掛ける「びじゅチューン!」で人気の作品を食べて、飲んで楽しめる、「何にでも牛乳を注いでみるカレー」(!)など、5品。
コラボドリンクメニューは、1品注文につきオリジナルコースターが1枚もらえるそうです。
[参考動画]
ちなみに、「何にでも牛乳を注いでみるカレー」は、ごろっと野菜がたっぷり入ったキーマカレーに、チーズ入り牛乳ソースを注ぎ、2種類の味が楽しめるカレーだそうです。
「びじゅチューン!」 番組情報
むずかしい説明なし。美術作品をテーマにしたオリジナルの曲が、ユニークなアニメーションとともにヘビロテされます。
ポップな絵、奇想天外な歌詞、忘れられないメロディーが次々にとびだします。
井上さんの「目のつけどころ」は、わたしたちのハートをわしづかみ。
子どももおとなも、だれもが「この作品を見てみたい」気持ちになることまちがいなし!
放送:NHK Eテレ 毎週火曜 22:45~22:55
出演:井上涼(アーティスト)
制作:NHKエデュケーショナル
制作・著作:NHK
「NHK Youtube」でも高画質動画を見ることができます。
展覧会の情報
会場内にところ狭しと詰め込まれた、「びじゅチューン!」の作品世界。
あっと驚く仕掛けがいっぱいです。
今回ご紹介した以外にも、たくさんの作品が皆さんを待っていますよ。
ぜひ隅々まで見て欲しいです。
『びじゅチューン!EXPO ~ときめき立体ミュージアム~』大阪展
住所:〒530-0011大阪市北区大深町3−1 グランフロント北館地下1階 ナレッジキャピタル イベントラボ
会期:2022年3月5日 (土) ~4月10日 (日)
問い合わせ:キョードーインフォメーション
電話番号:0570-200-888(月〜土 11:00〜16:00)
文/チアフルライター ひろちゃん