沿線お役立ちコラム

まだ間に合う!新年の楽しみ方 2022.1月号

笑いとわくわくのエッセンス満載の子育てコラム「わくわく保育だより」
1月号では新年にぴったりの【今年の抱負】そしてまだまだ楽しめる【お正月あそび】をご紹介します。

みんなで書き初め!

新しい年になると何か新しいことにチャレンジしたい!という気持ちが湧いてきますよね。そこで家族みんなで書き初めを行うのはいかがでしょうか。

【まずは抱負!】
抱負を決めること&書き初めは一気にやるのではなくそれぞれ分けて取り組むことがポイントです。
例えば、食事中に
「今年はどんなことしたいかな?」
「今年やってみたいことあるかな?」
と話題にして、アイデアが固まったあとに書き初めに取り組むという流れです。じっくり考えられる時間があることで、きっとお子さんのやってみたいこと、
がんばってみたいこと、行ってみたいところなど、色々な思いが出てきます。

【いざ!書き初め】
いよいよ書き初めに挑戦です。
やる時の心構えとしては
”楽しく書く!目立つところに貼る!"です。

100円ショップに行けば墨汁や半紙など、一通り揃えることもできますが、
実際に子育て中に墨を使って書くことはその後の掃除を考えるとなかなかハードルが高いですよね。
なので、汚す不安があったり、お子さんが小さい場合は墨ではなく絵の具や黒ペンでも大丈夫です。

半紙ではなく画用紙などに絵を描いてもOK
手形をペッタンして目標を書くだけでもOK

とにかく最初は一緒に楽しく取り組むことを目指しましょう。
その後お子さんの成長に合わせて
・一緒に筆をもって書いてみよう
・1人で書いてみよう
・半紙や墨汁を使ってやってみよう
・すずりを使って墨をすってみよう
など、書き初めのやり方を変化させていくと、できることがどんどん増えたね!
と成長をたくさん実感できます。

【書き終えたあと】
目立つところに貼っておきましょう。
もちろん、お子さんのこの場所がいい!を尊重して、好きなところに貼ってみるのもいいです。
おとなもこどもも、書き初めで書いた抱負は時間が経つにつれ、忘れ気味になるかと思いますが、
目立つ所に貼ることで初心を思い出したり、その後どうかな?と話題にすることができます。

ちなみに年長の担任をしていた時、新年最初の登園日に墨を使って書いたよ!と教えてくれた親子がいました。
やり方はこどもの後ろにおとなが座る、いわゆる二人羽織の格好で、一緒に筆を持って形や文字を書いて楽しんだそうです。

日本ならではの伝統行事の書き初め。
親子でぜひチャレンジしてみてくださいね。

お正月のお手紙といえば年賀状

まだ年賀状のことを知らないこどもたちもいると思います。
幼稚園、保育園に通ってるこどもたちは園の先生から自分宛ての初めての年賀状を受け取る場合もあると思います。
今回は年賀状を知るきっかけにもなるお正月あそびをご紹介します。

おすすめのあそびが【郵便屋さんごっこ】
担任をしていた園では1月は必ず全学年で郵便屋さんごっこをしていました。その時の遊び方を簡単に説明します。

各クラスに1つオリジナルの小さなポストを作り、保育室の入り口に置きます。

園では年長さんが郵便屋さんになります。年中さん以下はお客さん。
牛乳パックで作ったお金を持って年賀状ハガキを年長さんの保育室まで買いに行きます。
こどもたちが書きやすい様に通常の年賀状より倍のサイズでした。
ルールは
・1日3人まで送ることができる
・宛先にクラス名・お友だちと自分の名前を必ず書く
・字が書けない時はお友だちや先生に手伝ってもらう

買ってきた年賀状に宛先(クラス名・お友だちと自分の名前)を書いて表は自由に書きます。
年少・年中さんは絵を描いたり、折り紙を貼ったり。
年長さんになると
「またあそぼうね」
「だいすきだよ」と文字を書いたり。
それぞれお友だちに書いたり先生に書いたりしていました。

書いたら園の玄関に用意した大きな郵便ポストに投函します。
ここからが年長さんの大仕事。
投函されたハガキをクラス別に分け、配達しなければいけません。
年長さんは大忙しで仕分け・各クラスに配達作業をします。
郵便屋さんあそびのいいところは
お手紙をもらったり書いたりする楽しさを知ることだけでなく、郵便屋さんの仕事を理解することもできます。
そしてこのあそびがひらがなに興味を持ち始めるきっかけになることです。

園では大規模な郵便屋さんごっこですが、ご家庭でも楽しむことができます。
親子でお手紙を交換したり、おじいちゃんおばあちゃん宛にお手紙を書いてポストに投函したりしてはいかがでしょうか。そのときは「お返事ください」としっかり書くか、ママパパがこっそりおじいちゃんおばあちゃんに「お返事書いてね」と伝えてくださいね。
お返事が早く欲しくて毎日お家のポストを覗き込む姿が見られますよ。

1月のオススメ絵本

郵便屋さんごっこにちなんでお手紙について書かれている絵本を2冊ご紹介します。
ポストがでてきたり、郵便屋さんがでてきたりするのでさらにお手紙に興味をもてる絵本になると思います。


『いろいろおてがみ』
作:えがしらみちこ

お手紙を書くわくわくともらうわくわくがとてもわかりやすく描かれている絵本です。
毎日ポストの前でお手紙を待つ女の子。
ポストに届いたお手紙はだれからかな? 
ヒントが書かれている手紙の差出人を親子であてっこしながら楽しめる絵本です。
こどもたちが大好きな動物もたくさんでてくる可愛らしい一冊になっています。


『ゆうびんやさんのホネホネさん』
作・絵:にしむらあつこ

見た目はガリガリでちょっと頼りなさそうな郵便屋さんのホネホネさん。
でもギコギコキーと自転車をこいで元気に動物たちにお手紙を配達します。
出てくる動物たちもキャラクターが濃くて面白いのがこの絵本の魅力のひとつ。
途中1ページだけ青空が綺麗な青で塗られていますが、他のページは全て白黒の絵本です。
ただ、絵にインパクトがあるので白黒でも話に引き込まれていきます。
最後は郵便屋さんのホネホネさんにお手紙がたくさん届きます。
さて、誰からのお手紙かな…。
2022年も【わくわく保育だより】はわくわく組のみんなにたくさんの子育て情報を発信していきます!
本年もよろしくお願いいたします。

一おとなもこどももみんなみんなわくわく一

次号もどうぞお楽しみに!