土曜日の朝の新習慣! ほかの家族と一緒に食べる特別な朝ごはん
こんにちは。チアフルライターのまるよしです。
11月に入ってすぐの土曜日。芦屋・打出公園で、朝ごはんをみんなで一緒に食べるイベント『BREAKFAST TOGETHER』が開かれました。
休日に、子育て中の親子が集まり、一緒に朝食を食べるイベントで、参加費はなんと無料です。主催は芦屋市の地域課題を解決していく団体「フライパン」。たくさんの他家族と一緒に食卓を囲むことで、地域のつながりをつくることを目的としているとのこと。
私も娘と一緒に参加したので、その様子をレポートします!
長年市民に親しまれてきた、芦屋市の『打出公園』
『BREAKFAST TOGETHER』が開かれた阪神打出駅近くの打出公園は、閑静な住宅街を少し歩いた場所に位置します。
かつて孔雀や台湾猿、小動物などがいた飼育スペースは、村上春樹のデビュー作品である「風の歌を聴け」にも登場し、お猿公園と言われていた頃もあるそう。地元の人に公園の思い出を聞くと「よく子どもを連れてクジャクを見にきてた」「毎日おさるを見にきていた」と子どもの頃の思い出話がつきません。芦屋市民に長く親しまれてきた打出公園ですが、まもなくリニューアルがスタートするそうです。
少し寒い朝も、主役級のスープでポカポカ!
朝の8時からスタートした『BREAKFAST TOGETHER』。この日は6家族が参加。『KITCHEN FRYINGPAN』の看板の横で料理を作ってくれたのは、宝塚の人気食堂『シチニア食堂』。スタッフさんが栄養たっぷりの朝ごはんをふるまってくれました。メインは、ロシア料理の『ブルヌイ』風のオードブル。スープや飲み物もセットでとても豪華。
お腹を減らした子どもたちに振る舞われたのは、ちょっと大人なベリー味のスムージー。大人にはオーガニックな紅茶が振る舞われました。冷えた身体が少し温まった頃に、トマト風味の温かいスープが登場。柔らかいお肉とお豆が入ったスープで体も心もポカポカに温まります。
スープ好きな我が家の娘は夢中で食べてしまいました。柔らかく煮込まれた鶏肉が特に美味しかったようです。これだけでもお腹いっぱいになりそうな、主役級のとても美味しいスープでした。
栄養たっぷり! 超豪華なメイン料理
続いてごちそうになったのは、お野菜や穀物、お肉がバランスよく盛り付けられたブルヌイ風のメイン料理。ひじきと卵が大好きな娘は大喜びで食べ始め、鶏肉も「今まで食べたことがないくらい美味しい」とパクパク食べます。
にんじんやビーツなどの野菜もとても美味しかったようで、お野菜も満遍なく食べていました。朝からこんなに栄養たっぷりの食事が食べさせてあげられるなんて… 母として、この上なくありがたい食事です。
食べ終わった子どもは遊ぶ
食事をひとしきり食べた後、我が家の娘をはじめ、子どもたちは公園中に貼られた番号を書かれたメモを探すゲームをスタート。景品をもらうため、公園中を走り回ってメモを探す子どもたち。自分のものを見つけたら、他の子のメモを一緒に探す姿が印象的でした。
その後は遊具にまっしぐら。子どもたちは食べたそばから腹ごなしを始めます。子どもたちも、同じ朝ごはんを食べ、一緒に遊んですぐに仲良くなったようです。
大人も少しずつ仲良く
子どもたちが遊んでいる間に、親たちは朝食に舌鼓を打っていました。コトコトと煮込まれたスープ、お皿に盛られたお野菜やお肉をのんびりと食し、一緒に集まった人と少しずつ話しながら食事を楽しむことができました。
晴れた朝に、公園で遊ぶ我が子を時おり眺めながら美味しい朝食を楽しむ。とても贅沢な時間です。大人の私たちは子どもたちほどとはいきませんが「とても豪華な朝ごはんですね」をきっかけにお仕事のことや、このイベントを企画してくれた『フライパン』のことなど話が弾みだし、楽しいひと時を過ごしました。
みんなで片付け、公園をキレイに
大人も子どもも朝食の時間を堪能した『BREAKFAST TOGETHER』。朝ごはんをふるまった『KITCHEN FRYINGPAN』ことフライパンがめざすのは「朝ごはんをたくさんの他家族で食べて、地域のつながりをつくる」ことだそう。朝食をいただく前に代表の横山宗助さんが参加者に話してくれました。
朝食をひとしきり楽しんだ後、10時になると解散に。フライパンのメンバーが片付けを始めましたが、何もせずに帰った家族は一組もいませんでした。みんなで片付けを行い、キレイな公園に戻してから帰って行きました。「みんなで片付けるっていいですね。予想していなかった」と横山さんが話す姿が印象的でした。
ウォールナットの木の看板が目印『KITCHEN FRYINGPAN』の活動
私が『BREAKFAST TOGETHER』を訪れたのは11月6日。その一週間後にも2回目の『BREAKFAST TOGETHER』が行われました。これからも『KITCHEN FRYINGPAN』は、子ども食堂や地域のためのレストランなど食に関するイベントを実施する予定だそうです。
『KITCHEN FRYINGPAN』の目印は、ウォールナットの木の看板。お休みの公園でこの看板を見かけたなら、ぜひ声を掛けてみてくださいね!
また、フライパンは『地域課題を調理する』として、横山さんを中心に、地域の住民が楽しく休みの日を過ごせるような様々な取り組みを行っているそうです。
要チェック! フライパンの今後の展開
メンバーがしたいことを提案し、賛同するメンバーが集まって様々なイベントを行っているというフライパン。
11月21日も芦屋市の宮塚公園にてイキイキ野菜を連れてかえる『Farmers market』と、読まなくなった・いらなくなった本を交換する『本の交換会』を開催し、好評を博したそうです。ちょうど良い規模で、市民同士の交流を促す場をたくさん作り、じわじわと休日を楽しむ話を広げているフライパン。
これからも、どんな活動が考え出されるのか楽しみです。
https://www.facebook.com/fryingpan.ashiya/
文/チアフルライター まるよし
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