10月号では、今年で5回目となる絵本選抜総選挙をお届けします。
絵本はこどもたちの視野を広げるツールとして大活躍!
おうち時間が長引く世の中、絵本からこどもたちの世界観を広げてみませんか?
【優しい気持ちになれる部門】
絵本の題名「ぽんたのじどうはんばいき」作:加藤 ますみ
絵:水野 二郎
たぬきのぽんたの得意なことは葉っぱをいろんな物に変えること。
そんなぽんたは箱で自動販売機を作ります。
この自動販売機はお金ではなく葉っぱを入れて欲しいものを言うと、
欲しいものが出てくる仕掛けになっています。
ライオンやキツネ、サル…様々な動物たちが登場します。動物たちはぽんたの自動販売機に葉っぱを入れてそれぞれ欲しいものを言います。
さて、ぽんたはどうするのかな?
最後のページの“オチ”がさらにこの絵本を魅力的なものにしています。
絵もとっても可愛くて、心優しいぽんたのことをみんな大好きになる一冊です。
この物語は幼稚園・保育園などでごっこあそびや劇あそびにもよく使われるお話なんです。
友達ができる時のドキドキそしてわくわく感が伝わってきますよ。
絵本の題名「おべんとうをたべたのはだあれ」
作:上沢 利子
絵:柿本 幸造
女の子はお母さんに頼まれてお弁当を持って野いちごを摘みに出かけます。
お昼になってお弁当を食べようとすると、お弁当が少し減っています。
そして次の日も…次の日も…野いちご摘みをしている女の子のお弁当が減っています。
優しい女の子の様子がほのぼのと絵描かれていて読んでいて心が温まります。
絵本の題名にもなっているように「おべんとうをたべたのはだあれ?」と最後まではっきりとわからないのがこの物語の素敵なところ。
誰がお弁当を食べたのか…親子で想像するのが楽しい一冊です。
【とにかく泣ける部門】
絵本の題名「ママのちいさなたからもの」作:アストリッド・デボルド
絵:ポーリーン・マルタン
訳:辻 仁成
お母さんを幸せにする絵本!と絵本の帯に書かれているように、
子育ての大変さや楽しさ、そして切なさがたくさん詰め込まれている絵本です。
「愛してる」の言葉が繰り返し出てくるので
読んでいる側も、読んでもらっている側も心地よくなれます。
寝かしつけの時に読むと幸せな気持ちになって眠ることができるのでおすすめです。
最後のページに向かうにつれて言葉がぐっと心に染みます。
子育て真っ最中の人だけでなく子育てが一段落した人もきっと読み終わった時、
ちょっぴり切なくて泣いてしまう一冊です。
絵本の題名「おまえ うまそうだな」
作・絵:宮西 達也
独りぼっちのアンキロサウルスの赤ちゃんが泣きながら歩いていると、目の前にはティラノサウルス!!
「おまえうまそうだな」
とアンキロサウルスの赤ちゃんが食べられそうになった瞬間
「おとうさーん」
こうしてアンキロサウルスの赤ちゃんがティラノサウルスをお父さんと勘違いするところから物語が始まります。
アンキロサウルスの赤ちゃんの純粋で真っ直ぐなところも可愛いですが、肉食で強いティラノサウルスがに少しずつ父性が目覚めていく姿も愛おしく見どころです。
映画化するほど人気のこの絵本。
愛ってなんだろう…と深く考えさせられる、心に響く一冊です。
【ライターさんオススメ部門】
ライター名:けぇしゃん家族構成:2歳の長男でーやん、パパ、ママ
子育てのモットー:何でも楽しむ!自他共に褒めながら子育てする!
絵本の題名「きんぎょがにげた」
作:五味太郎
オススメポイント!
言葉やモノがまだ分からなくてもきんぎょを追いかけながらママと一緒に楽しめる絵本です!
きんぎょが水槽から逃げて、いろんなところにかくれんぼするストーリーなのですが、
「あれれー、きんぎょどこいったー?」
「どこだどこだー?あ、いたー!!!」
とストーリーが分からなくても、自然と理解しながら遊べる絵本です。
また、バナナを指さして
「コレ今日食べたね!バナナだよ」
など、絵本に載っているモノの名前を一緒に言うと自然に覚えてくれそうです!
実際に2歳の息子は、きんぎょを追いかけながらモノや色を口に出して楽しんでいます!
是非みなさんもお子さまと一緒に楽しい絵本じかんを過ごしてみてください!
次号もどうぞお楽しみに!