壮大な水辺の空間が出現！ アートアクアリウム展が大阪に
みなさんこんにちは！美術館・博物館担当、チアフルライターの甲斐千代子です。
累計1000万人以上の来場者を記録する「アートアクアリウム」は今年で誕生15周年。
これを記念して、5年ぶりに大阪での開催となりました。サブタイトルは「大阪・金魚の艶」
水都大阪を流れる淀川の支流、安治川のそばにたたずむ堂島リバーフォーラムが会場です。
アートアクアリウムは、アートアクアリウム アーティストの木村英智さんがプロデュースする、アート、デザイン、エンターテインメントとアクアリウムが融合した「水族アート展覧会」
金魚が優雅に泳ぐ水槽という立体作品と、照明、音楽、プロジェクションマッピングなどによる演出が相まって、華麗で神秘的な空間が広がります。
大阪初登場作品の数々
大阪初登場「ロータスリウム」 夏の季語でもある『蓮』をモチーフにした約4m四方の作品です。
『蓮』は泥水の中から生じ清浄な美しい花を咲かせる姿が、仏教の仏の智慧や慈悲の象徴とされるとか。（蓮の花の台座に鎮座する仏像も見られますよね）
苦境や困難を乗り越えて花を咲かせる蓮。美しい命の象徴としての『蓮』と『金魚・鯉』が優美な世界観を演出します。
京都の伝統工芸品・京友禅の中でも最高峰の着物が水槽に埋め込まれた「キモノリウム」
着物の上を金魚が優雅に泳ぎ、さらにその上に、3Dプロジェクションマップが重ねられます。
金魚の動きとプロジェクションマッピングの融合、まさに一期一会の世界が目の前で繰り広げられます。
お気に入りの金魚見つけました！
今回の展覧会に登場する金魚や鯉は約60種類、約1万匹。定期的な水の入替え、栄養価の高い食べ物を与えるなど、その健康管理には細心の注意が払われています。
私のお気に入りの金魚はこちら「黒出目金」。黒色の金魚としても歴史が最も古いものだそうです。
丸っこい姿がかわいい～♡
大きさもスタイルも様々、同じ種類でもよく見ると顔つきの違いが判るはず。お気に入りの一匹を見つけてみるのも楽しいのではないでしょうか。
大阪会場限定販売のスイーツ！ 金魚グッズに 金魚おみくじも☆
アートアクアリウムオリジナルの焼き菓子ボックス。オリジナルコラボスイーツ「更紗金魚」は、赤白模様の美しい金魚をロールケーキで表現、金魚のぬいぐるみにマスクフックと、グッズも充実！
そして！見つけました！「金魚おみくじ」！！
神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味の私、引くしかないでしょ。
ということでトライしたところ、な、な、なんと「大凶」。（しかもイラストは黒出目金だし）書かれている文言に思わずクスッ。突き放しているのか、それともフォローしてくれているのか、なんとも微妙な文章が並びますが。。。是非皆さんも挑戦してみてください。
癒しと希望がテーマ
これまでは、アート性やエンターテインメント性を重視していましたが、コロナ禍での開催となった今回は、癒しと希望がテーマ。
アートアクアリウム アーティストの木村英智さんは
「コロナ禍にあってもアートやエンターテイメントを地道に世に出していくことの意味を考えました。リアルに作品と向き合う楽しみを改めて感じていただくとともに、日本の美を体現する金魚が生き生きと泳ぐ姿を通してアートアクアリウムならではの癒しと希望の世界を味わっていただければ幸いです」と話していました。
イベント情報
「アートアクアリウム展 ～大阪・金魚の艶～」
会場：堂島リバーフォーラム
会期：9月5日（日）まで 〈会期中無休〉
入場料：
当日一般（中学生以上）1400円
子供（4才～小学生）800円
（各日30分ごとに枚数限定販売）
詳しくは、下記の公式サイトをご覧ください。
https://www.asahi.co.jp/event/artaquarium_osaka/
文／チアフルライター 甲斐千代子
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