沿線お役立ちコラム

五感をくすぐる春さがし 2021.3月号

笑いとわくわくのエッセンス満載の「わくわく保育だより」3月号では春がテーマ。
お散歩や食べ物そして絵本から知る春の見つけ方をお届けします!

春さがしに出かけよう!

お外を歩けば春を感じる季節がやってきましたね。年齢別に春の見つけ方を紹介します。

0-1歳の場合
抱っこやよちよち歩きの赤ちゃんとのお出かけでは積極的にママパパが声に出して伝えていきましょう。

「風が気持ちいいね〜」
「ポカポカ陽気だね〜」
と感じたことを声に出してみたり、赤ちゃんが指差したものを声に出してみましょう。

さらに五感をくすぐるポイントは言葉に広がりをもたせることです。

例えば、
「ピンク色の桜が咲いているね」(色+物の名前)
「小さいてんとう虫がいるね」(形容詞+物の名前)

こうして、物の名前だけではなく、色や大きさ等を付けて言葉に広がりを意識すると会話が豊かになります。


2-5歳の場合
自分で色々なものを見つけたり触ったりと好奇心旺盛なこの時期のこどもたち。そこで変化を意識した会話のやりとりをしてみましょう。

「おたまじゃくしは大きくなるとどうなるのかな?」
「たんぽぽって今はお花だけどこれから何になるか知ってる?」

それらの気付きを取り上げながら,季節の変化に対する意識を高めていきましょう。
こどもが見つけたものにプラスして、変化が入ることで、より興味を持って観察したり考える心が育まれます。

さらに五感をくすぐるポイントは様々なものを体感することです。

例えば、
「このお花の匂いを嗅いでみよう」(嗅覚)
「この葉っぱを触ってみよう」(感触)
「何か聞こえるかな?」(聴覚)
こどもたちは素直に思ったことを声に出してくれるでしょう。
おとなが共感することで、他の花や葉っぱはどうかな?といった探究心が芽生えます。

予想したり、発見したり、感動したり。心にたくさん刺激を得られる春さがしは家の周りやいつも通っている道でできます。親子で一緒にたくさん春さがししてみてくださいね。

春ならではを食べてみよう!

春の美味しい旬の食べ物
春きゃべつ・アスパラガス・そら豆・さやえんどう・新玉ねぎ・新じゃが・春ごぼう…春の名前が付くものもたくさんありますね。

でも、買って洗って調理してとなると手間暇がかかります。

そこで!
簡単&楽しい!を意識して春を取り入れるのはいかがでしょう。

春の果物のいちごやキウイを食べるだけでも簡単に春を取り入れられますよね。

他にも...
ランチに
季節限定のパンやお惣菜!
おやつの時間に
春を感じる三色団子や和菓子!
春限定パッケージのお菓子やクッキーも最高!

手間暇かけなくても
思い切り春をほおばる姿をイメージするだけでわくわくしますよね!

やらななきゃ!ではなく
ほおばるぞ!までの時間を意識して
春満開の笑顔を増やしてくださいね♡

春の絵本 

「いちご」
作・絵 平山和子

最初のページを開いてみると、赤いいちごが見当たりません。
それは寒い寒い冬のせい。
見慣れたいちごができるまで、季節を感じながらいちごと会話をする形で話が進んでいきます。

読み進める中で
いちごの育ち方がわかるだけでなく
小さなお子さんにも
いちごができた=春がきた
がわかる絵本になっています。 

絵本に出てくるプックリとしたいちごをつまんで食べるまねをするのもこの絵本の楽しみ方の1つです。

食べ物が出てくる絵本では「いただきまーす!パクパク!」とおとなが食べるまねをするとお子さんも手を伸ばして食べるまねをする、といったやりとりを楽しんで読んでいる方もきっと多いですよね。
 
幼稚園の先生をしていた頃、途中に出てくる緑のいちごをわざと間違って食べようとしてこどもたちの反応を楽しんでいました。
「せんせい!まだみどりー!」
「まだ赤くないから食べられないよ!」
「せんせい、食いしん坊だな~」
と大盛り上がり。
そこで、おしゃべりができるようになったお子さんがいる方は、途中に出てくる緑のいちごをわざと間違って食べようとしてみてください。お子さんがどのような反応をするのか楽しみですね。
 
春になって目で楽しむいちご。
いちごの品種のように、他にもいちごをモチーフにした絵本がたくさんあるので、お気に入りのいちごの絵本をみつけてみてください。
春到来!たのしいお出かけ時間を過ごしてくださいね!

一おとなもこどももみんなみんなわくわく一

次号もどうぞお楽しみに!