沿線お役立ちコラム

オンラインイベント「ゆめ・まち はじめてのおうち美術館」に参加してみた!

阪急阪神 ゆめ・まちソーシャルラボのオンラインイベント

はじめまして!チアフルライターみーちゃんです♪

西宮市に住む2人の男の子のママです。西宮市芦屋市のコミュニティFM局「さくらFM」でパーソナリティーをしています。

 

今回は阪急阪神 ゆめ・まちソーシャルラボのオンラインイベント「ゆめ・まち はじめてのおうち美術館」に息子2人と参加しましたのでレポートします。

 

おうちで絵画などの楽しみ方を学び・体験できるこのイベント。

(開催概要はこちら

 

サブタイトルに「親子でアートを楽しむきっかけづくり」とあります。

ふむふむ。準備物として「お椀とお茶」ってのがあるぞ…

なんだか楽しそう♪

それぞれのおうちで美術館開館!

参加親子は7組ほど。みんな画面の前に集合!

今日の先生は「パパンダ」さんこと中村征士さん。みんな知ってるドーナツ屋さんの広告などを作っていたことがあるんだって!

「広告づくりとは、人に何かを伝える仕事。相手の気持ちになって深く考えることが大切なんだよ」とパパンダさん。

 

パパンダさん(以下パ):「さて、今日は作品を見て感じたことをみんなで発表したり、アートで実験したりしてみるよ!さっそくやってみよう!今からいくつかの作品を見ます。次のルールで進めていくよ!」

 

<ルール>

 

①作品をよ~~~~~~~~く見る!そして思ったことを何でも発表してね!!

②パパンダは何でも受け止めるよ!

③発表は短くまとめてみよう!

 

いざおうちでアート体験へ…

体験1 アート作品にツッコミを入れてみよう

さっそく1つ目の作品が登場します。

 

じゃんっ!

 

うーん。顔… ですねぇ。みんなはどんなツッコミを発表するのでしょう?

 

「お面かな?」

「太陽と月みたい」

「顔が割れてるよ~」

 

いろんな意見が出ました。

パパンダさんはみんなの意見を「そうだねぇ。そういう風にも見えるねぇ」とどんどん拾い上げていきます。

 

そしてパパンダさんはここではじめて作品名を教えてくれました。

 

1967年 岡本太郎作 「午後の日」

 

とのこと。

へぇ!そうなんだ!!

 

「太陽の塔を作った人だよ」とパパンダさんが言うと、みんな「知ってる知ってる!」とうれしそうでした。この作品は西宮市の大谷記念美術館の外に展示されているそうです。見たことありますか?

体験2 対話型鑑賞 絵画を観て何を感じるだろう?

次の作品はミレーの『オフィーリア』

川に漂っているような女性の絵画を見たときは、

 

「寝てるの?生きてんの?」

「楽しんでるのかな?」

「いやなことがあったのかな?」

「ゆっくりと流れているみたい。」

「森の中かな?」

「木が倒れてるよ!」

 

またまたいろんな意見が出ました。

みんな絵の細部までしっかり観察しているようですね。

 

ここでパパンダさんから絵の解説です。

 

パ:「これは1851年ミレー作『オフィーリア』です。シェイクスピアの『ハムレット』の登場人物で、実の父が恋人を殺してしまったという悲しい経験をしました。この絵は川におぼれて死んでしまうところが描かれています。製作時間は1500時間とも言われています。絵の中に描かれているポピーの花言葉は『死ぬ』、パンジーは『叶わぬ恋』と、細かいところにも意味がちりばめられているんだね」

 

うわぁ。美しい絵だけれど、そんな背景があるんだなぁ。

みーちゃんしみじみ。

体験3 対話型鑑賞 茶器もアート! じっくり鑑賞してみよう!

画像提供:逸翁美術館

 

次はこの写真を見て発見したことを発表します。

 

「古そうだなぁ」

「まだら模様だよ」

「ガレキみたい」

 

これは池田市の逸翁美術館にある 尾形乾山作「菊絵茶碗」です。

体験4 おうちでお茶会をしてみよう

みんなの家にあるお茶碗もじっくり鑑賞してみよう。とのことで、やってみました。

改めて見てみるとなかなかきれいな模様じゃないか。

 

パ:「茶室を想像しながらお茶を飲んでみよう。昔は電気がなかったから茶室の中は昼でも薄暗かったはず。カーテンを閉めて電気も消して、心を落ち着かせて深呼吸… 」

 

ゴクリ。

 

うん。なんかいつもより甘みを感じる気がする。

 

パ:「ここで、今飲んだお茶の味を漢字一文字で表してみよう」

「丸」

「慣」

「苦」

「茶」

「美」

「集」

「和」

 

ほかにもイラストで表してくれたお子さんもいました。

みんなそれぞれいろんなことを感じたのですね。

今日のポイント

最後にパパンダさんからのまとめです。

 

・一つのことを深く見つめると、いろんな見方を発見できる

・まだ他の人が見つけていないものを探すアンテナが育まれる

・新しい発見は他の人のひらめきを巻き起こす

 

とのこと。

ふむ。アートって、こんな楽しみ方があったんですね。最初に作者やタイトル、作品の背景を知ってから鑑賞するのではなく、自由に想像力を膨らませてから観ると、いろんな見方ができますよね。

 

さらに自分ひとりだけでなく他の人と取り組んでみると、よりいろんな発見がありました。次にアートに触れるときは今回のイベントで学んだことを生かしたいと思います。息子のつたない意見にも優しく応じてくれたパパンダさん、ありがとうございました。

 

そして子どもと一緒に参加するオンラインイベントは最初、どうなることかと思いましたが思ったよりも楽しく取り組めた様子でした。時間が経つにつれてぬいぐるみを持ち出して遊び始めたり、それが他のお子さんにも伝染したり(すみません)でしたが、最後には画面越しのお友だちとも仲良く(?)なれたようで良かったです。

 

移動もなく感染症の心配もなく楽しめる今回のようなオンラインイベントは、きっと今後ますますパワーアップしていくことでしょう。

 

阪急阪神 ゆめ・まちソーシャルラボでは「ゆめ・まち×スタジモ こども学びウィーク」や「ゆめ・まち おうちでファーマー体験」などが予定されています。どちらもオンラインイベントです。

ご興味のある方はチェックしてみてくださいね!

  

文/チアフルライター みーちゃん(横山美穂子)

阪急阪神 ゆめ・まちソーシャルラボとは…

阪急西宮ガーデンズ内「スタジモにしのみや」や駅等で、沿線の市民団体やグループ各社等と協働で、お客様参加型のワークショップやセミナーを定期的に実施。プロジェクトに関する情報発信の他、身近なテーマを切り口に、社会課題やソーシャルな活動を知る機会を提供することで、「未来にわたり住みたいまち」づくりへの共感や機運を高めることを目指します。なお、この取り組みは「阪急阪神ホールディングスグループ サステナビリティ宣言」に基づくものです。

 

関連リンク

阪急阪神 ゆめ・まちソーシャルラボ|阪急阪神 未来のゆめ・まちプロジェクト(阪急阪神ホールディングスグループの社会貢献活動)| (hankyu-hanshin.co.jp)

阪急阪神ホールディングスグループ サステナビリティ宣言

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