1993年オープン 甲子園の街に愛され続ける老舗ギャラリー
こんにちは。
絵を描くことも、観ることも大好きなチアフルライターのchicaです。
今回は、甲子園駅から歩いて1分の「ギャラリーアライ」さんにお邪魔しました。
美術館には行ったことがあっても、ギャラリーってなんだか入りにくい…という方もいるかもしれませんが、無料で入れて、作品も購入できて、運が良ければ作家さんとも直接お話ができる! そんな身近でワクワクする空間に行かない手はありません。
ボローニャ国際絵本原画展の入選作家の展示
今年は新型コロナウィルスの影響で、阪神香櫨園駅から徒歩で行ける西宮市大谷記念美術館の「ボローニャ国際絵本原画展」の開催が見送られました。
毎年楽しみにしていたファンの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな中でも西宮市の近隣のギャラリーは協力して、絵本原画展に過去に入選した作家の作品を取り扱っています。
こちらの「ギャラリーアライ」のオーナーの荒井英里さんも、ギャラリーの再開をずいぶんと延ばしていましたが、いざ開けてみると絵を観ることを待ち望んでいた人たちがたくさん訪れてくれた、と言います。
ある偶然から生まれた、銅版画と額縁の出会い
今回私が訪れたギャラリーアライでの「ふしぎな額縁とちいさな版画展」は、ある偶然から生まれました。
銅版画家の大越順子さんがたまたま京都の手づくり市に行ったときに、額縁を作って販売をしているえりんぎさんにお会いしたそうです。
クオリティの高い額縁を1人で制作しながらも安価に販売しているえりんぎさんに驚いて「これはもっと作品として世に広めなければ!」という思いと、銅版画を制作しながらもなかなか気に入る額がなかった大越さんは、まずは額縁ありきで作品を作ったらおもしろいんじゃないか、という提案で額縁と銅版画の展示企画が始まります。
大越さんの声がけで集まったボローニャ絵本原画展の入選作家の豊島舞さん、森川蒼さん、浅野綾花さんも加わって作品にバリエーションが生まれました。
何でできているの? 雰囲気のある手作りの額たち
額縁作家のえりんぎさんは、絵も、漫画も、銅版画も、家具などの木工も制作するというマルチなセンスの持ち主です。
自分で絵を描いたときにはいつも額のチョイスに悩まされていたそうですが、ちょうど引っ越ししたばかりで家に大量の段ボールがあったために、「そうだ!これで額を作ろう!」と思い立ち、額縁の制作を始めます。
自分の好きなデザインで、安くて、しかも軽い!という一石三鳥!?の額の制作は物づくりに長けている人ならではの発想です。
フチを糸で巻いたり、紙を貼ったり、色を塗ったり、丁寧に作られた額縁は見ているだけでウキウキしてくるデザインです。
絵を観てココロが豊かに… そして嬉しいお土産まで
丁寧に作られた額縁のセンスに感動し、私もえりんぎさんの額縁を購入して自作の猫のイラストを入れてみました。この額は紙製なので軽くて扱いやすく、マスキングテープなどで壁に貼れるので、釘を打たずに絵が飾れるという利点もあります。
誰かが心を込めて作った作品が自宅にあって、生活を華やかに彩るのは嬉しいものです。
そして、ギャラリーに足を運んで作品を購入することは、地道にコツコツと制作を続けている作家さんの活動を応援する意味でも、気持ちが上がる豊かな時間です。
皆さんも、マスクと手洗いで万全の対策をしつつ、電車に乗って、ギャラリーに出かけて、静かにゆったりと絵と向き合う時間を作ってみてはいかがでしょうか?
きっと新たな豊かさと気持ちの広がりを感じられるはずです。
ギャラリーアライ
西宮市甲子園六番町14-20
額縁作家えりんぎ
インスタグラム
https://instagram.com/h_eryngii
文/チアフルライター chica
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