9月号では、今年で4年目となる絵本選抜総選挙をお届けします。
今回も幼稚園教諭の経験がある笑いの保育わくわくの2人が自信を持って選びました。
【お手伝い部門】
絵本の題名「チップとチョコのおつかい」文・絵:どい かや
お兄さん犬のチップと妹犬のチョコは
お母さんにおつかいを頼まれます。
買ってくるものは3つ。
さっそく仲良くお買い物に行き、
3つのうち2つはすぐに見つけることができました。最後の1つを探していると…あれれ、売り切れ…。
2人は困ってしまいます。
さぁこの後チップとチョコのおつかいはどうなってしまうのでしょうか。
周りの大人たちの優しさやに触れたり、
時には喧嘩してハラハラしたり、チップとチョコの話はまだまだ続きます。
読んでいるうちに小さい頃の体験を思い出して懐かしくなったり、
我が子にも「そろそろおつかいを頼んでみようかしら」と思ったり、
もしかしたら「おつかいに行きたい!」と言うかもしれませんね。
最後はハッピーエンドで心温まるストーリーです。
そしてこの絵本にはおまけが。
絵本の最初と最後に
お母さんがおつかいを頼んだ3つのものを材料にしたレシピが書かれています。
絵本を読んだ後は
一緒にお買い物に行くもよし、おつかいを頼むもよし、3つの材料を買ってきてみんなでクッキングするのもよし!
“読書の秋”と“食欲の秋”の2つの要素を含んだとびきりの1冊です。
【いたずらがすぎる部門】
絵本の題名「ノラネコぐんだんパンこうじょう」著者:工藤ノリコ
主人公は8匹の黄色いネコ”ノラネコぐんだん”、そしてぐんだんに振り回されるワンワンちゃんのお話です。
ワンワンちゃんの経営するパン工場をのぞいているノラネコぐんだん。
パンを作りたい!そう思い立ちパンを作り始めるノラネコぐんだん。
おとなもこどもも見習いたいほどの意欲や積極性を持ち合わせているんですが、残念ながらワンワンちゃんに許可なく夜中にパン工場へ忍び込んでいるんです。
パン作りは簡単だ。といって材料の入れ方が豪快過ぎるノラネコぐんだん。ついつい、「それでいいの?」とツッコミたくなるはず。
そして話の途中に、目が覚めてしまうような大事件が起こります。
背中に怒りが透けて見えるワンワンちゃんと感情が読めない顔をしたノラネコぐんだんの対比も実にシュールです。
そして最後に見せるワンワンちゃんの寛容さ、対応力も必見です。
おとなもこどももただただ笑ってしまうこと間違いなし。
ノラネコぐんだんはシリーズ絵本ですが、
どれを読もうか迷う前に、まずはこの一冊を手に取ることをおすすめします!
教えて!ちづちゃん&このちゃん!
このコーナは2020年4月〜6月に生配信していたHANSHIN女性応援プロジェクトのインスタライブに寄せられた疑問質問やわくわく組のみなさんのアイデアをご紹介していきます。質問:児童館に行こうと思うのですが、なんでも口に入れてしまうので心配です。
回答:
赤ちゃんはなんでも口に入れて確かめる時期です。
児童館の先生たちももちろん理解しているので赤ちゃんのおもちゃは除菌を徹底しています。
もし、心配な時は使う前に先生たちに一度聞いてからおもちゃを触るなどすると、安心しますよね。
先生も聞かれて嫌な気は全くしないので心配なことがあったら除菌のことだけでなくなんでも気軽に聞いてください。
むしろ「このおもちゃは除菌したけれど、まだあっちのボールは除菌が終わってないから少し待ってね」と伝えてくれますよ。
育児をしているときは心配事が絶えません。1人で考え込まずお友達や身近な人、先生などに聞いてストレスを少しでも軽減し、わくわくな子育てを楽しんでほしいです。
次号もどうぞお楽しみに!