お花見さんぽ さくらでのんびり癒されよう
こんにちは!チアフルライターの國松珠実です。
今年も美しいさくらの季節がやってきました。でもご承知の通り、新型コロナウイルス感染予防のため、例年のように大人数で一カ所にとどまってのお花見はNG。その代わり集団にならないよう気をつけながら、さくらの下をゆっくりおさんぽしてみてはいかがでしょうか。
「日本さくらの名所100選」にも選定された西宮の夙川は、特に阪神香櫨園駅から南エリアの散策がおすすめ。さくらのトンネルを抜け、花びらに触れて香りを楽しむお花見さんぽを楽しんできました。
お花見散策にちょうどいい! 自然いっぱいの遊歩道「夙川オアシスロード」
3月29日。夙川公園のさくらは、まだ3~4分咲きといったところ。
少し風がありましたが、うららかな春の日ざしに恵まれました。
国道2号線から、夙川沿いに南へ伸びる遊歩道は「夙川オアシスロード」と呼ばれます。
車の心配がない遊歩道は、道幅があり、舗装されているので歩きやすい!
特に香櫨園駅から南は、日頃から犬の散歩やランニングをする人、ベビーカーを押しながら散策する家族連れが行き交います。
そしてこの季節はさくらのトンネルを楽しんだり、花びらを間近で観察できたりと、魅力いっぱいのエリアなのです。
さくらはソメイヨシノだけじゃない? お気に入りのさくらを探してみよう
ソメイヨシノのさくら並木が続く夙川沿いをゆったり歩いていると、ところどころに異なる種類のさくらがあるのに気づきます。
この辺りは、「山桜」や「大島桜」が植わっているそう。
「山桜」は、奈良県の吉野山や京都の嵐山が有名ですが、明治より以前は、さくらといえば山桜を指しました。
実はソメイヨシノは、明治末期に全国に広がった比較的新しい品種なのです。
ちなみに阪急夙川駅近辺には、この夙川周辺で発見されたという「夙川舞桜(まいざくら)」というさくらもあるそうです。
村上春樹も渡った! 小さくかわいらしい葭原橋
夙川の河口近くに、歩行者しか渡れない小さな橋が架かっています。
葭原橋(あしはらばし)です。
欄干の低い、かわいらしい橋ですが、この橋を有名にしているのは小説家の村上春樹さんです。
子どもの頃、この辺りで過ごした彼はこの橋を渡り、ここから海を眺めたとか。
著作『ランゲルハンス島の午後』や、『辺境・近境』にも出てきます。
彼の思い出の中にしっかりと残る葭原橋を、渡ってみましょう。
さくらの下で軽くランチしてもいい
近所には、おいしいクロワッサンやバゲットで評判のお店もあります。
テイクアウトして、さくらを眺めながらいただくと、さらにおいしく感じられて大満足!
なお、足元にこぼれたパンくず目当てに鳩がやってくることも。
ちなみに私がこの春気づいたのは、川沿いのベンチが新しくなっていたことです。
木のささくれを気にせず座れたので、とてもありがたかったです。
心が解放される風景が! 夙川の河口まで足を伸ばしてみよう
さくら並木を抜け臨港線を南へ越えると、夙川の上をカモメが気持ちよさそうに飛んでいます。
夙川の河口までくると砂浜と青い海、広がる海で、視界が一気に開けます。
白い帆に風を受け、海の上をすべるように進むヨットや、波を蹴立ててボートが走り過ぎていく風景が眺められるかも。
深呼吸すれば、体も心もすっと軽くなりますよ。
いかがでしたか。
満開のさくらが間近で楽しめる夙川オアシスロードは、ゆったり散策しながら楽しめるポイントがたくさん。
特に今年は、落ち着いた中でさくらの花の香りも楽しめるお花見ができそうですね。
文/チアフルライター 國松珠実
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