沿線お役立ちコラム

ミューラルアート文化を育てよう! Kobe Mural Art Project

「神戸市役所2号館ありがとうプロジェクト」 ついに始動

こんにちは。ご近所散策が大好きなチアフルライター、はせりえです。

 

今、三宮の街は再開発の工事が着々と進んでいます。駅から南へ歩いて徒歩3分のところにある神戸市役所2号館もすでに廃館が決まって今秋取り壊される予定ですが、なんと館内でのお別れ会としてアートイベントが企画されているそうで、そのキックオフミーティングに行ってきました。

そもそも「神戸ミューラルアートプロジェクト」って何なの?

Kobe Mural Art Project(神戸ミューラルアートプロジェクト)は、2019年12月に発足したばかりの民間団体です。

 

神戸の街中にミューラルアート(壁画)を描き「街のみんながそのアートを楽しみ、そのアート活動を支援し、そのアーティストを育てる文化を創造していこう」を合言葉として、代表者の秋田 大介(あきた だいすけ)さんがユニークな仲間と一緒に活動されています。

ミューラルアートの先駆者も賛同 「POW!WOW!JAPAN」が活動を後押し

2015年から国内でミューラルフェスティバルを開催している「POW!WOW!JAPAN」ディレクターの岡本 絵美里(おかもと えみり)さん。

 

2016年から神戸を拠点として、六甲アイランドやハーバーランド、三宮センター街などの民間施設や公営施設にミューラルアートを描いてきたそうで、これからももっと増やしたいと意気込みを語っていました。

アート広告を手掛けるスタートアップ企業「180(ワンエイティー)株式会社」が提携

次に「ウォールシェア」というサービスを紹介してくれたのは、180株式会社代表取締役の上仲 昌吾(うえなか しょうご)さんと取締役の川添 孝信(かわぞえ たかのぶ)さん。

 

アーティスト×企業による「ウォールアート広告」を実現させ、企業価値の新しいPR方法とアーティスト活動を提供するシェアリングエコノミーサービスで、地方都市の観光化を図りたいと意気込みを語っていました。

神戸の活性化を創出し続けている地元企業「株式会社ARIGATO-CHAN」が協力

株式会社ARIGATO-CHAN代表取締役社長の坂野 雅(ばんの まさし)さんは、神戸の魅力を国内外にPRしている新規プロジェクトの達人。

 

ミューラルアートの世界も神戸の街から発信することで、新しいムーブメントを巻き起こしていきたいと語っていました。市内の他イベントとのコラボレーションにも期待が高まってきています。

プロジェクトメンバーによる説明のすぐそばで、ライブアートも同時進行していた!?

今回のミーティングでは、どうやってミューラルアートを描いているのかを知りたいという参加者のために、アーティストのsaggy-steez(サギー・スティーズ)さんとniro(ニロ)さんが、ベニア板のキャンバスからアート作品を創りあげていました。

 

使っているのはスプレーやペンキだったので、ストリートアートのグラフィティ(落書き)と何が違うのだろうと調べてみたところ、ミューラルアートとは、特定の壁面を解放して自由に描いてもらうというリーガルグラフィティ(合法的な落書き)の意味合いがあるそうです。

 

価値あるアートとして成熟度を高めていくためにも、街並みや景観に寄りそう柔軟なアイディアやデザインを見届けたいなと思いました。

今後の展開にも注目

今回はKobe Mural Art Projectの第一弾プロジェクト「神戸市役所2号館ありがとうプロジェクト」を紹介しました。これからも第二弾・第三弾と華麗なるアートイベントを企画しているそうですよ。

 

2020年春、神戸の街並みにアート作品が華を添えてくれそうな予感がしています。皆さんもぜひ一度、ご覧になってください。

 

[Kobe Mural Art Project 公式サイト]

 

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神戸ミューラルアートプロジェクト 参加・応援メンバー

 

[Kobe Mural Art Project第一弾 神戸市役所2号館ありがとうプロジェクト]

 

●活動スケジュール●
 1月:スポンサー募集・クラウドファンディング開始(3月末まで)

 3月:アーティスト決定、ミューラルアートの内容調整

 4月:ミューラルアート作成開始 (5月3日完成予定)

 5月:アートギャラリー開設・感謝・お別れメッセージ落書き開始

 6月:庁内ペイント弾イベント


●場所●

神戸市役所2号館北側および南側壁面

(兵庫県神戸市中央区加納町6丁目5−1)

 

文/チアフルライター はせりえ

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