沿線お役立ちコラム

「六甲・摩耶神秘の夜景バスツアー」参加レポ ~掬星台・ガーデンテラス・天覧台

「手で星が掬える(すくえる)」日本3大夜景のひとつ摩耶山掬星台

こんにちは。チアフルライターのemiです。

昨年はいつまでも暑かったせいか、紅葉もクリスマスもいまいち、盛り上がらず。

ホントにお正月が来るのかなぁと迎えた新年でしたが、思いの他、穏やかなお正月がちゃんとやってきましたね笑

 

さて、今回は摩耶・六甲の神秘の夜景をもとめて、「おとな旅・神戸」主催の3つの展望台を巡るバスツアーに行ってきましたのでご紹介します。

 

寒いのが苦手な私は、六甲山を冬に訪れるのは初めてです。

坂バスで、摩耶ケーブル駅へ出発。

ケーブルからロープウェーに乗り換えて摩耶山掬星台まで登ります。

このケーブルは大正14年開業で、28.4度の急勾配をギューンと一気に登ります。

なんだか、小学校の遠足を思い出すなぁ!

 

虹の駅でロープウェーに乗り換え、星の駅へ到着。

うぅ~、さぶっ!!

駅の温度計は、4度ぉ…

心が折れそうになりながら、標高700mの摩耶山掬星台へ。

 

うわぁぁぁぁ!

虹の駅から30分ほどの間に、すっかり暮れて、光の粒がキラキラと輝く夜景が目の前に広がっていました。

神戸市街はもちろん、黒い海の向こうには大阪から関空まで光の帯が、つらなっています。

しばし、寒さを忘れて見入ってしまいました。

虹の駅横の展望台(標高451m)での暮れなずむ神戸の街

掬星台(標高700m)からの夜景

「山の上に立つ1本の大きな木」 六甲枝垂れ

感動の掬星台をあとに、六甲ガーデンテラス&六甲枝垂れに向かいます。

このバスツアー、六甲山を知り尽くした山歩きの達人・根岸真理さんがガイドとして同乗。

おかげで、六甲枝垂れに向かう20分ほどの真っ暗な山道のなか、摩耶・六甲山のプチ情報を色々と聞かせてもらいました。

 

★聞きかじりのプチ情報を2つほど(みなさんご存じかもしれませんが)

まず摩耶山はお釈迦様の母の摩耶夫人に因んだ名前。

摩耶山天上寺は、日本屈指の古いお寺で、唯一摩耶夫人を御まつりしているそうです。

今は花のお寺として有名。

1年中咲いていて、10月にはフジバカマが咲き、アサギマダラという小さな蝶がなんと!2500キロ以上を飛んで渡ってくるんですって。

凄い!!

紫陽花が咲くころは青一色になり、とても綺麗だとか、季節ごとに訪れてみたいですね。

 

次に六甲記念碑台について。

明治時代、イギリス出身の実業家、アーサー・ヘスケス・グルームさんが三国池に別荘を建て、私費を投じて六甲山へ植林や登山道整備を行い、六甲開山の祖と言われ、その功績をたたえて記念碑が建てられました。

大戦時に、敵国人のものと取り壊されたそうですが、とても大きなもので、どうやら13個の石臼にされてしまったらしい?

都市伝説のようなものでしょうかね笑

今は六甲記念碑台として、公園になっていて、交差点には六甲山頂で唯一の信号機があります。

話に聞きいっている間に、六甲ガーデンテラスに到着。

駐車場から見上げると、六甲枝垂れが青や紫に色を変えながら聳え立っていました。

 

うぅ~、やっぱり更に寒いっ!!

温度は、3度…

体感温度はもっと寒い様に感じました。

 

六甲枝垂れは、もともと昔の10カ国を一望できる「十国展望台」があったところ。

老朽化に伴い、阪神総合レジャーが総工費2億円で建て替えされたそうです。

六角形のヒノキの枠で葉脈のような網目のドーム内は、ほとんどが太陽光や風力の自然エネルギーで電力を供給しているとか。

 

らせん状のスロープ回廊を降りていくと、頭上にぽっかりと円形の穴が開いて空を見る事ができる不思議な空間があります。その内部は氷室になっていて、冬に氷を蓄え、夏場には、吹き抜ける風により涼しさを体感できるよう工夫されているんですって。

さすが、自然体感展望台ですね。

 

そして、標高880mから眺める夜景は、神戸市街はもちろん、明石海峡、淡路島、大阪湾から和歌山までが一望できる、1000万ドルの夜景。

 

最近は、100万ドルから1000万ドルに値上がり?したらしいです。

こんな所にも、物価上昇の波がきているんですねぇ。

昨日の雨のせいか、全てが透明に澄んでスッキリとした中に潤んだような光が散りばめられた夜景は、ため息が出るほど美しかった。

六甲枝垂れ、1000万ドルの夜景

六甲枝垂れ内部の円形のぽっかりあいた穴

六甲山・摩耶山3大夜景スポットのひとつ「六甲山天覧台」

写真は六甲山天覧台、間近に見える夜景

 

六甲枝垂れからの夜景に心をうばわれつつ、最後の夜景スポット「六甲天覧台」へ。

 

バス移動途中、閉鎖された阪神経営のオリエンタルホテルの前を通った際に、ガイドさんが“いいホテルだったのに残念”と嘆いておられたのが印象的。

ホテルのチャペルだった安藤忠雄の「風の教会」だけは、夏のミーツアートの展示会場となっていて、その期間のみ見学が可能です。

来年は、訪れてみようかな?

 

標高737.5mの六甲山天覧台は、昭和天皇が訪れた記念に天覧台と名付けられたそう。

六甲枝垂れから150mほどさがり、少し寒さも和らいだ感があります。

展望は、間近に見える夜景が漆黒の中に、より一層くっきりと鮮やかに見え、とても綺麗でした。

 

冬の摩耶・六甲山の夜景3大スポットを巡ってみて自分が住んでいる街が、どの場所からも、こんなに綺麗に見えることに、本当に感動し、幸せな気分になれました。

ちょっと寒いですが、ケーブルを乗り継いで、夜景3大スポットを見に行かれては、いかがでしょうか?

 

文/チアフルライター emi

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