沿線お役立ちコラム

ものをつくって生きていく  暮らしに寄り添った食とものづくりのイベントレポ@芦屋

同時開催のマルシェとマーケット

こんにちは!

お買い物と食べ歩きとイラストを描くことが大好きなチアフルライターのchicaです。

 

今回は、阪神芦屋駅から徒歩7分の宮塚公園で行われた「繕う(つくろう)マルシェ」と公園の向かい側にある旧宮塚町住宅で同時開催の「CITY FARM MARKET(シティファームマーケット)」のイベントレポートをお届けします。

マルシェ出店の学びとサポートのかたち

まずは宮塚公園での「繕うマルシェ」から。

こちらは芦屋市主催の女性活躍推進プロジェクト「ASHIYA RESUME(芦屋リジューム)」が企画する、「女性たちのもう一度働きたい!想いを形にしたい!」を後押しするプログラムのひとつで、マルシェ出店を目標にしてノウハウを学んだ女性たちのお披露目イベントでもあります。

北欧柄布小物の作品展示・販売・ワークショップや、着物リメイク&ハンドメイド作品展示・販売、トンテキ丼、豚汁、ソーセージなどの販売などのブース出店や、アコーディオン奏者が会場を練り歩きながらの生演奏、ママフォトグラファーによるこどもの作品撮影会などのプログラムがあり、にぎわっていました。

 

実際にこの日が初めての出店という「なかよしナチュラル食堂」の服部さんにお話をうかがってきました。

 

服部さんは薬膳料理が専門ですが、屋外のイベントで自分の作った料理を販売したことはなかったそう。

「50食以上もの料理を提供するってどうするの?」「どんな鍋を使えばいい?」「価格は?」「容器は?」「食品衛生許可証は??」など、わからないことだらけの出店だったそうですが、芦屋リジュームのスタッフから具体的で丁寧なサポートを受けて疑問や不安を解消し、今回の出店が叶いました。

滋味深い こころあたたまる薬膳スープ

いざ、お店オープン!

 

「なかよしナチュラル食堂」

提供していた薬膳豆乳スープは鶏肉や根菜、きのこなど具だくさんで食べ応えもバッチリの滋味深い美味しさで、この日はあいにくの曇り空でとても寒い一日だったのですが、身体の芯からあたたまりました。

 

得意なことであっても、自分でお店を出してみるのはなかなかハードルが高い…

そんな想いを抱えた女性のチャレンジを目的として開催されたこのマルシェは、今後も可能性が大きく広がりそうだ、と感じました。

職人たちのココロくすぐる旧宮塚町住宅

つづいては、先ほどのマルシェからほど近い「旧宮塚町住宅」へ。

 

こちらはかつての市営住宅で、日華石(にっかせき)を使った石そのものに趣きがあるめずらしい建造物で、その特徴を活かしながらリノベーションした施設の中に工房・アトリエを中心としたテナントが入っています。

 

この日新たに

galanterie club(オーダースーツ工房)

grow-grow(家具製作・修理)

yoshida pottery(陶芸工房) 

の3店舗が加わり、

すでにある4店舗

AMEERIEGA TORIBITATTA」(フルオーダー皮小物)

ツムジ靴店」(セミオーダー革靴)

火の果ぐらす」(ガラス工房)

ムジカティー」(紅茶専門店)

と合わせて全7店舗のグランドオープンとあって、各店舗でワークショップも開催されていました。

 

陶芸のろくろ体験や、ガラスのツリー作り、くるみボタン作りなど。

 

ふだん触れることのない専門の道具にうっとりしながらも、ここにしかないオリジナルの作品を通して店主と語らいながら、贔屓のお店で買い物をする。

 

昔ながらの商店の雰囲気が建物の歴史と重なり、さらなる余情を生んでいました。

作り手の見えるマーケット

建物の前の広場では、「CITY FARM MARKET」のイベントが行われており、無農薬のお野菜やたまご、豆腐や瓶詰めの保存食、コーヒーやパン、カレー屋さん、植木など。

 

安心、安全な食べものを作り手の顔が見える形で販売しており、大勢の家族連れでにぎわっていました。

ゆくゆくは農園と人々が集うお庭に

土のついたお野菜は味が濃くて美味しそう!

 

旧宮塚町住宅前の広場は今後、農園と緑いっぱいのお庭と駐車場ができるそうです。

産業が少ないとされる芦屋に人々が集まってきてしごとをつくる。

 

今回のイベントがきっかけとなり、地域に根差した活動が生まれてゆっくりと街に溶けこんでいく様子がイメージできます。

古い建物と新しい価値観が混在したこのエリアがこれからどんな風に変わっていくかが楽しみなイベントでした。

皆さんもぜひ訪れてみてください!

【参考URL】

芦屋リジューム

旧宮塚町住宅

 

文/チアフルライター chica

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