神戸市立博物館が生まれ変わりました!
こんにちは!美術館・博物館担当、チアフルライターの甲斐千代子です。
神戸市立博物館は旧外国人居留地の近代建築のひとつ、旧横浜正金銀行神戸支店の建物を活用して昭和57年11月に誕生しました。
「東西文化の接触と変容」をテーマとし、コレクションは考古・歴史、古地図、美術の分野にわたり、総数は現在なんと!約7万点に上ります。
2018年からは、より見やすい展示と設備面の充実などを目的に開館後初の大規模な改修工事が行われ、この11月にリニューアルオープン、記念の名品展が開催中です。
1階は無料開放ゾーンに! 和スイーツも楽しめます
神戸市立博物館、今回のリニューアルの主なポイントはこちら
① 1階が無料開放ゾーンに
② 神戸の歴史と文化をたどる展示を1階に集約
③ 2階にコレクション展示室を新設
④ 土曜日は21時まで開館
私が注目したのはミュージアムカフェ。
あのTOOTH TOOTH初の和カフェで、その名も『凸凹茶房』(なんてかわいいネーミング)
神戸市立博物館の建物が作られた、昭和10年(1935)当時の雰囲気の中、和スイーツなどが味わえます。
明治時代の異人館「トムセン邸」の部材を使用した特別室もあります。(気分は明治時代にタイムスリップ!)
リニューアル記念「神戸市立博物館名品展」開催中
リニューアル記念の「名品展」には約7万点のコレクションの中から約150件が展示されています。
担当学芸員さんたちが、検討・協議を重ねて選び出した、まさに「名品」ばかりです。
「源平合戦図屏風 一の谷・屋島合戦図」、一の谷合戦の舞台は神戸。まさに、歴史が動いた瞬間を描いた屏風です。
国宝の「桜ヶ丘銅鐸・銅戈群」にも注目。
銅鐸は弥生時代の祭りに使われたとされています。小動物や人などがえがかれていて、これらは農耕に関わるものと考えられています。
古地図に注目!
写真は〈大輿地球儀〉安政2年(1855)沼尻墨僊
会場内、たくさんの古地図が並んでいます。中には立体的なものも!
日本だけを描いたもの、世界の中の日本など様々。日本列島はいろいろな形で描かれています。
でも、よく見ると、北海道が・・・ないぞ!?
学芸員さんによると
「古地図に明瞭に北海道が描かれていないのは、日本図では江戸時代までの北海道は、南部の一部を除いて日本には含まれていなかったためです。また世界図は、西洋地図作成史上で北海道を含めた北方地域は未確認であったことが大きな理由です」とのこと。
関連イベントと概要
関連イベントも充実しています。
○記念講演会
12月7日(土)考古
12月21日(土)美術[絵画]
いずれも14:00~15:30
会場:地階講堂(各日定員160名、当日先着順)
○イブニング・レクチャー(学芸員による展覧会の見どころ解説)
日時:会期中の毎週土曜日 17:00~17:30
会場:地階講堂(各日定員160名、当日先着順)
リニューアル記念「神戸市立博物館名品展 -まじわる文化、つなぐ歴史、むすぶ美-」
12月22日(日曜)まで休館日 月曜日
※詳細は公式HPで
改めて、神戸の歴史や文化に触れてみませんか?
深いですぞ!
文/チアフルライター 甲斐千代子
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