奈良って意外と近かった!
こんにちは。チアフルライターのemiです。
ようやく猛暑から解放され、夏も終わりに近づきました。
少しだけ、涼しく感じられるようになったかな?
と言っても、外は30度なんですけどねぇ…
今回は、「阪神なんば線 開業10周年」という事で、特別に奈良をご紹介します。
奈良というと何回か訪れたことはあるのですが、乗り換えが大変で行きにくいイメージがあって、近年あまり足を踏み入れた記憶がありませんでした。
ところが阪神沿線に住むようになって、「なんば線で奈良まで行けるんだ」という事で、試しに利用してみたら、少々時間はかかるけど安価で乗り換え無しで楽々到着!!
おかげで奈良に行く機会が増えました。
ご紹介する「なら燈花会」も昨年に続き、2度目の訪問なんですよ。
昨年は最終日の14日に、今年は初日の5日に行ってきました。
夜のイベントなので、創業100年のクラシックホテルに1泊して古都奈良を満喫して来ました。
ちょっと、奮発!
「奈良だからこそ」がいっぱい!
1300年の歴史が残る古都奈良。
20年前から毎年8月5日~14日まで奈良公園一帯で、「なら燈花会」が開催されています。
「燈花」というのは、灯心の先にできる花の形の塊のことで、縁起の良いものとされています。
訪れた人の幸せを願って、灯りをともしていくんですね。
周辺の世界遺産である東大寺や春日大社、興福寺なども会場として灯火されていて、毎日2万灯ものろうそくを灯しているそうです。
2万灯って凄いですよね。
1日300人(10日間で延べ3000人)のサポーターの方が、1灯、1灯並べて火を点火していきます。
鹿は神さまの使いと言われてることもあるそうですが、それにしても鹿たちが自由に行動している中での作業って、本当に大変そうです。
なんてったって、この猛暑だし。
因みに、このろうそくは天然由来のパーム油脂を使用していて、鹿が食べても大丈夫なんですって。
なるほど!
余談ですが、道路も鹿さん優先になっています。
バスに乗車していると、運転手さんが「鹿が通るのでしばらくお待ちください」とアナウンスしていました。
さすが奈良(驚)
大切にされていますね。
春日野園地から、灯りの中に浮かび上がる東大寺の大屋根(写真)
暗闇の中、さざなみのように揺らめく灯りは別次元にいるかのように美しい
木々もライトアップされ、より幻想的な世界が広がる(写真)公園の木々も、ほのかにライトアップされ、揺らめくように広がる灯りが一層幻想的で美しい。
それを後押しするように、なら春日野国際フォーラム甍 庭園では「ほのあかりライブ」が開かれていました。
インドのバンスリ(竹のフルート)とタンプーラ(弦楽器)奏者の演奏会です。
こんな楽器を、私は初めて知りました。
バンスリはフルートというよりは、日本の尺八のような野太い深みのある音色で、タンプーラは振動がビヨーンとのびる持続力があって、両方とも不思議な音色の楽器でした。
なんだか、灯りとあいまって宇宙的で別次元にいるような感覚にとらわれてしまいました。
東大寺鏡池庭園は、13日・14日に開催されるので、今年は見られなかったのですが、池ににじむ様に映し出された数々の灯火がまた趣きがあり、絶景です。
その期間は大仏殿の夜間拝観も無料なので、お身拭いも済んでサッパリした大仏様を間近で見ることができますよ。
春日大社は、14日・15日で3000基の燈籠に一斉に灯りが灯されるそうです。
長い参道や、朱塗りの回廊がほのかな光で照らされるさまは、どんなにステキだろうと、また訪れてみたいと思ってしまいました。
興福寺も期間限定で夜間拝観ができます。
また奈良県庁の屋上では、奈良をグルリと一周一望できて、ライトアップされた世界遺産が暗闇の中に浮かび上がり、地上とは違う、幻想的な雰囲気に包まれます。
なら春日野国際フォーラム甍 庭園での「ほのあかりライブ」(写真)
夏の締めは、これ
りっぱな角を持つ鹿も、木陰でひと息(写真)
せっかく奈良まで来たので、春日大社や東大寺、次の日には世界最古の木造建築、法隆寺まで足を延ばして行ってきました。
「なら燈花会」も含めて、悠久の歴史の流れを感じるプチ旅をすることができました。
シカし、暑かった…
でも、奈良は氷室神社があって、氷の聖地だとか?
50ページにわたる「奈良かき氷ガイド」なるものがあるのです。
いやはや見れば見るほど、どれも食べてみたぁい!
今回は、吉野本葛 黒川本家のかき氷をいただきました。
葛の白玉に胡麻豆腐。
さらりとした黒蜜をかけた氷は、上品で美味。
まさに五臓六腑に染み渡り?体中の熱を一気に下げてくれました。
「なら燈花会」締めのかき氷!(写真)
奈良の夏「燈花会」の締めは、これでなくっちゃね!!
文/チアフルライター emi
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