沿線お役立ちコラム

秋の運動会!そろそろ準備はOK?2019.8月号

笑いとわくわくのエッセンス満載の「わくわく保育だより」8月号では『運動会』がテーマ。春に運動会を実施する園や学校も増えてきていますが、まだまだ秋に運動会を実施するところも多いですね。そこで今回は運動会までに押さえておきたいポイントを紹介します。

体を張った!?運動会

運動会の練習でメジャーな“かけっこ”ですがこどもだけではくおとなも一緒に練習しましょう!

というのも、幼稚園や保育園によっては保護者参加型のプログラムがあるところもあるんです。
例えば、クラス担任をしていた園ではバトン代わりになるボール&お玉を使ったクラス対抗おとなリレーがありました。

ユニフォームは各クラスで自由。リレー選手になったおとなはアフロ
ヘアーやおそろいのサングラスやTシャツに身を包み、盛り上がっている様子は学生時代の体育祭のようでした。

しっかりと準備運動をして、いざ第一走者がスタート。
こどももクラスの先生も「がんばれ〜!」と夢中になって応援です。
ボールがお玉の中で揺れますが、勝利のためにこどもたちのために全速力。
が、次の走者にお玉をパスするタイミングでボールが落ちるハプニングも。
応援席からは「わぁ〜!」と落胆の声があがります。

そして数年に1度、ド派手に転倒するのがおとなリレー。
爆笑と心配のまなざし、そしてあきらめるな~!がんばれ~!という声援が会場を包みます。
手とひざが土まみれになりながらもなんとかバトンをつないで無事完走。
翌日の筋肉痛だけでなくちょっと恥ずかしい思い出も残ります。

さてこのコラムを読んでいるおとなのみなさん。
帰るまでが遠足と言いますが、怪我なく終えるまでが運動会。
ということがわかりますね。
自分は大丈夫!が見事な大転倒につながることがあるんです。
こどもたちも運動会に向けて練習をたくさんしますが、おとなも運動会の練習は大事。
運動会まではまだ少し先ですが、体力づくりも兼ねて本気の練習をしてみてくださいね。

要注意!当日の足元はいつものままで!

運動会!年に一度の晴れ舞台。
可愛くて、かっこいいピカピカの運動靴を履かせてあげたいのが親心。

そんなママパパがこれまでにもたくさんいました。
しかし運動会では【履き慣れた運動靴】これがキーワード。

ピカピカ光る装飾がついた靴、大きいリボンがついた靴など
世の中にはこどもが喜ぶ靴が色々ありますが、シンプルで、普段履いている靴が運動会にはベスト。
さらに言えば
紐履ではなくマジックテープがついた靴。
たまに紐履のこどもがいますが、大抵のこどもはまだ自分で紐を結べません。もし紐が走っている際中にほどけてしまったら大変。
ベリっと剥がせることのできるマジックテープの靴がおススメです。

クラス担任の時、毎年こけて大泣きしたり、靴が脱げてしまってパニックになるこどもが必ずいました。
そのこどもたちのほとんどが新品の靴を履いていました。
新しい靴だとまだ足に馴染んでいないため、どうしても履き心地がよくなかったり足にマメや靴擦れができてしまうことも。

運動会には練習で毎日履き慣れた靴で必ず出場してくださいね。
そして、運動会の後に頑張ったご褒美として、新しい靴を買ってあげるのもいいですね!

ママとパパと作り上げる運動会

先生たちは2.3ヶ月の間、共に汗を流し、時には叱ったり、激励したりこどもたちに全力で寄り添い運動会に挑みます。こどもたちと日々運動会に向け気持ちを盛り上げていきます。
今年の運動会はママとパパもこどもと一緒になって楽しみませんか。

かけっこやリレーの練習を一緒にしたり、
お遊戯の振り付けをこどもに教えてもらいお風呂あがりに一緒に踊ったりすることで、さらにママとパパも運動会が楽しくなりますよ!

そして運動会が終わったら頑張ったこどもに向けてたくさんの褒め言葉を届けてあげてください。
「リレー今までで1番いい走りだったね!」
「お遊戯可愛くて写真いっぱい撮っちゃった!」
運動会までの時間を一緒に過ごしてきた分、褒められて嬉しさも倍増間違いなし!

クラス担任をしていた頃、運動会を終え
誰もが“めでたしめでたし”で終わりではないことを毎回の運動会を見てきて思いました。
運動会では嬉しいこともたくさんあれば、中には悔しくて涙を流しているこどももいます。

リレーのバトンを落としてしてしまった子、
お遊戯を間違えてしまった子、
時には熱が出て運動会に参加できなかった子もいます。

そんな時どのように声をかけてあげたらいいのか悩みますよね。
実は運動会、結果よりも過程が大切ということを伝える大チャンスなのです。
「毎日リレーの練習していたの知っているよ!」
「誰よりもお遊戯の練習頑張っていたよね!」
「お熱が出るほど運動会の練習一生懸命していたもんね!」
運動会までの過程をなるべく具体的に認めてあげてください。
【結果よりも頑張ってきたことを褒めること】が次に繋がります。
笑いあり、涙ありの運動会。
今年はどんな運動会が待っているのかな!?


一おとなもこどももみんなみんなわくわく一

次号もどうぞお楽しみに!