長い夏休み。どのようにこどもと一緒にわくわく過ごすかを夏期保育での遊びや夏にしかできない経験を交えながら
お伝えします。
バシャバシャ!ヒンヤリ!ペタペタ!
おとなは涼んでゆっくりしたいところですが、元気があり余るこどもたちはそうはいかないですよね。毎日食事のメニューを考えるのに加えて、毎日の過ごし方を考えることは大変です。そこで夏の保育をのぞき見してみましょう。幼稚園や保育園では天気が良い時は水遊びをすることが多いです。
準備運動が終わったらいよいよ入水。足でバシャバシャ、手でバシャバシャ。ジョーロから虹が出たら歓声かあがったり、水泳帽もバケツにしてみたりと、思い思いに水遊びを楽しみます。ちなみに曇りや雨の日は空き容器で水鉄砲やジョーロを作って晴れの日に備えています。
そして、水遊びのアクセントに"氷"を投入することも。
牛乳パックやトレーに水を張って2.3日かけて凍らせておいた巨大な氷を事前に用意しておきます。
プール遊びをしているこどもたちにバレないようにプールの脇にこっそり氷を置いておきます。
こどもたちは氷を見つけると目をキラキラさせて大喜び。
氷を抱えてみたいという挑戦者たちはみんなその冷たさにキャー!と驚いてケラケラ大爆笑。
一点に水を注ぐとくぼみができたり、削り落ちた小さな氷が溶けていくのをじっと見つめていたり、
水とはまた違った氷の面白さにおおはしゃぎです。
氷の中に落ち葉やお花などを入れておくと、早く氷を溶かして中身を取りたいこどもたちがいろんなアイデアを使って氷を溶かす姿も見られました。氷1つで遊びがどんどん広がります。
さらにオススメなのが絵の具遊び。プール近くに絵の具や紙を用意して、青空の下でのお絵かきを楽しんでいました。もっと絵の具で遊びたい!と思った時は、ボディペイントをして遊ぶこともありました。
ご家庭で水遊びをする場合、ビニールプールを用意するのももちろん良いですが、
とっても簡単にできるのはお風呂場。ご家庭でもベビーバスをビニールプールの代わりにすれば水遊びを楽しむこともできますし、絵の具を使ってボディペイントをしてもシャワーですぐに洗い流せるのでとっても便利です。
いつものお風呂場が遊び場に大変身するのでこどもはわくわく。
水遊びは体力づくりだけでなく、日常の生活では体験できない刺激をたくさんもらえるので
ぜひ夏の暑い日はおもいっきり水遊びを楽しんでくださいね。
夏の昆虫を育ててみよう
夏の昆虫はたくさんいますが、オススメ なのが鈴虫。幼稚園でもこどもたちと一緒に鈴虫を育てていました。
ご家庭で育てるのも簡単で、夏にしかできない経験です。
こどもには毎日の霧吹きや、餌の準備をお手伝いしてもらいます。
ナスやキュウリも餌になり、串に刺してあげると腐りにくいです。
ただ野菜は小まめに交換する必要があり大変ですが、お世話が大好きなこどもは喜んでお手伝いしてくれます。
鈴虫の声は古くから「鳴く虫の王」とも呼ばれており、夜になると風情のある鳴き声が聞こえてきます。お風呂あがりにお子さんは牛乳を一杯飲みながら、ママやパパはビールを飲みながら鈴虫の音色を聞くのも
夏の夜のお楽しみの時間になりますね。
笑いの保育わくわく流 おつかいにチャレンジ!
この夏はおつかいにチャレンジしてはいかがでしょうか。テレビ番組のように、 こどもたちのおつかいにはドキドキわくわく
そしてハラハラとドラマがたくさん。
ただテレビ番組だとスタッフもたくさんいるので「遠いお店までおつかい」という無理難題ができますが、夏休みにママやパパしかいない中でのおつかいは危険がいっぱい。
そこで笑いの保育わくわく流の楽しくできるおつかいを紹介します。
年少さんバージョン
最初にお家でこどもに買ってもらいたいものを1つ決めます。
こどもの苦手な野菜などがベスト(今回はトマト)です。
今日のおつかいはトマトを選んでお店の人にお金を払ってもらうことを伝えたら
一緒に商店街やスーパーへ行きます。
こどもにトマトを1個選んでもらいます。
ママやパパはきっとこどもの選んだトマトを見て
(え?このトマトを選んだの!あっちの方が赤くて甘そうなのにー!)
と心の声が聞こえてきそうですが
ぐっと我慢。
他にも色々買いたいところですが
ぐっと我慢。
トマトを選んだら一緒にレジに行きます。
こどもにお金を渡してお店の人にお金を支払うまでを見守ります。
お釣りを受け取り無事お買い物ができたら最後はとびきりの笑顔で褒めましょう!
「美味しそうなトマト選んだね!」
「お店の人にお礼が言えたね!」
きっとこどもの顔は自信に満ち溢れているに違いありません。
その日の食卓にはおつかいで買ったトマトが登場!
いつもは頑なにトマトを食べないお子さんも自分の買ってきたトマトは食べるかも!?
年中・年長さんバージョン
徐々に字も読めるようになったり、おしゃべりも一人前になる年齢のこどもたち。
ちょっと難しいおつかいを頼んでみましょう。
おつかいの前に作戦会議です。
「今日のご飯はカレーだよ。何を買えばいいかな?」
こどもには「にんじんと玉ねぎ!」
と思いつく限りの具材を紙に書いてもらいます、
字が書ける子は字を書いてまだ字が書けない子は絵を描いてもいいですね。
(じゃがいもが足りないなー)
などきっと足りないものが出てくるはずです。そんな時はヒントを出してみてください。
「にんじんと玉ねぎと… 他に何か茶色いのも入っていない?」
クイズみたいでこどもも喜んで考えます。
お手製のメモができたら通い慣れている商店街やスーパーへいざ出陣!!
ここからは“おつかい”なのでなるべく口出しせずに見守りましょう。
買い物をして料理を作って食べてお片づけをするまでが笑いの保育わくわく流のおつかい。
きっとおとなが1人でした方が手間もかからず 時間も早いですが、長い夏休み、
一度はこどもと一緒にこんな経験も素敵ですね。
一おとなもこどももみんなみんなわくわく一
次号もどうぞお楽しみに!