沿線お役立ちコラム

大人の社会見学★コーヒー体験ツアー@UCC六甲アイランド工場

そうだ、工場に社会見学行こう!

こんにちは☆神戸の阪神沿線を極めたい、チアフルライターのさだまつまみです。

チアフルサポーターおでかけ企画で「子どもだけじゃなくて私たちも“大人の社会見学”したいよね」というのがきっかけで、企画した「大人の社会見学 ~西宮の歴史と文化編~」が楽しすぎて、「そうだ、一般公開されている工場に社会見学行こう!」と思い立ちました!

1か所目に選んだのは、神戸市東灘区にあるUCC六甲アイランド工場!

日本ではじめて珈琲を提供したお店は神戸にあります。

そして、今回訪れたUCCにもはじめてのものがあるのです!

ミルク入り缶コーヒーの生みの親はUCCだった!

そう、ミルク入りの缶コーヒーを世界ではじめて開発したのはUCCなのです。

ミルク入り缶コーヒーが開発される前は「瓶入りミルクコーヒー」が主流だったそうです。

瓶入りの場合、瓶を販売店に返却しなければならず、電車に持ち込めなかったため、手軽に持ち込めるように缶コーヒーが誕生したという開発秘話があるそうです。

海に近いエリアにある工場の2階から見学スタート。

ウェイティングルームで展示を観て、コーヒーをいただいて、ブルーマウンテンとキリマンジアロを飲み比べしました。

開始時間になるまで、しばし待つことに。

豆の選別や焙煎方法のこだわりを学ぼう!

ツアーのはじまりはエステートシアター。

豆の選別や焙煎方法のこだわりなどを全体紹介の映像で学びます。

写真のベンチは、コーヒーを作る際に出るコーヒー豆の抽出かすを固めて作られたものだそうです。

UCCでは、ハワイとジャマイカに直営農園を持ち、コーヒー豆の栽培と採取を行っています。

赤道を中心に、南回帰線と北回帰線に挟まれた帯状の地域をコーヒーベルトと呼び、そこにはコーヒーの産地が集中しているそう。

日本はコーヒーベルトの外に位置しますが、一部、沖縄などで栽培されています。

コーヒーの花の命は2~3日 甘い香りがします♪

ビデオ上映終了後は、様々な産地のコーヒーの生豆の違いを見比べます。

 コーヒーの花が散ったあとになる赤い実(コーヒーチェリーの中の種)が、コーヒー豆になります。

色々な種類のコーヒーの生豆を見て、産地によって全然色や形、大きさが違うのにびっくりしました。

この違いが焙煎方法の違いにつながるそうです。

コーヒー麻袋(ドンゴロス)から刺し棒でサンプル生豆を取り出します。

麻袋から出たての生豆は青い香りがします。

コーヒー豆が入っている麻袋も、産地によって種類やデザインが全然違うのです。

ちなみに、ブルーマウンテンNo.1は麻袋ではなく、樽で輸入されてきます!

豆の鑑定はとっても重要!

次は、品質を検査する工程の見学です。

この部屋の中は「写真撮影禁止」でした。

ここでは、コーヒー鑑定士の方が品質検査の実演を丁寧に説明してくれます。

UCCが抱えるコーヒー鑑定士(クラシフィカドール)の数は世界トップクラスだそうです。

この工程がコーヒーの味と品質の決め手なのですね!

ブレンドコーヒーを自分で作ろう!

いよいよ、コーヒーの飲み比べとブレンド体験をします。

このスプーンは、鑑定士の方が検査で使用する「カッピングスプーン」と同じ型で、おみやげに持ちかえることができますよ。

「中炒り」「中深炒り」「深炒り」に焙煎された3種類のコーヒーをそれぞれテイスティングします。

全然味や香りが違います。

「中炒り」は酸味が強く、「中深炒り」は甘みが強く、「深炒り」は苦味(コク)が強いって感じでした。

ただどれも、いつも飲んでいるコーヒーに比べて物足りない味なのです。

「単品②中深炒り」よりも、④の「①+③を同量混ぜた」ブレンドは味に深みが出るとのことなので、「中炒り」と「深炒り」をブレンドしてみます。

すると…まろやかなコクと香りになりました。

ブレンド、恐るべし。

焙煎室&包装ラインを見学!

※写真はUCCコーヒー博物館で後日撮影したもの

いよいよ、焙煎室・包装ラインを見学します!

工場内部の撮影は禁止です。

ガラス張りになっていて、上階より見下ろすような感じで工場全体の流れを見ることができます。

焙煎室では、カメラとマイクで繋がった社員さんが説明してくれます。

UCCが独自で開発した焙煎機「アロマスター」と、包装ラインでは一部商品で採用されている、挽きたての粉からでるガスだけを放出し酸素を取り込まないパッケージ「フレッシュバルブ」が他にはないポイントとのことでした。

淹れたてのコーヒーはとってもおいしい!

見学ツアーの最後には、淹れたてのコーヒーをいただきました。

とっても香りがよく、おいしいです。

実は、昔コーヒーが飲めなかったのです…

コーヒースタンドでバイトしていた時に毎朝、一番はじめにドリップしたのを試飲しているうちに飲めるようになりました。

おみやげコーナーには製造されたコーヒー豆(挽いたもの)の販売もあります。

製造後、すぐには出荷されないので、当日製造のものが買えるのはかなりレア。

これだけを買いに再度見学ツアーに参加したいくらいです。

写真の丸いスプーンは飲み比べ&ブレンド体験で使用したもので、パンフレットとドリップコーヒーは、見学の最後にいただいたものです。 

※写真は増量品です。見学時、ちょうど増量製品が作られていました。

見学ツアー概要

■UCC六甲アイランド工場 ~コーヒー体験ツアー~

・工場所在地
兵庫県神戸市東灘区向洋町西2丁目4番
・アクセス
阪神電鉄魚崎駅下車、六甲ライナー乗り換え、アイランド北口駅下車 徒歩15分
※UCC六甲アイランド工場は「UCCコーヒー博物館」とは異なる場所にあります。
詳しいアクセスはこちら

・ツアー日時
毎週火曜・木曜 第1回目10時~、第2回目13時~
・定員:18名(1回あたり)
・所要時間:約70分~90分
・申し込み:完全予約制
・UCCホームページの工場見学お申し込みフォームから申し込めます。
https://www.ucc.co.jp/factory/rif/index.html

夏休み期間中などには「親子見学デー」が開催される予定です。

今年度の開催は未定ですが、「親子見学デー」の開催日はホームページにて随時案内されるそうなので、ぜひチェックしてみてくださいね!

文/チアフルライター さだまつまみ
→ さだまつまみの過去の記事はこちら

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