沿線お役立ちコラム

アットホームで本格的! オリンピック器具で練習できる深江のエアボーンスポーツ

古いものと新しいもののいいところがつまった深江

洛陽三十三観音巡礼や公共交通機関&徒歩移動の毎日(ペーパードライバー歴20年…)で、体力には自信があるチアフルライター津村美乃里です。

阪神電鉄住吉・芦屋間の連続立体交差事業で高架化が進む深江駅。

新しさ・便利さと、「大日霊女神社」や「神戸市東部中央卸売市場」など古くからの町並みが共存しています。

アットホームな町でオリンピックに触れる

新しい元号「令和」にもそろそろ慣れつつ、いよいよ来年2020年は東京オリンピックの年。

オリンピックの開催を心待ちにしているこの時間にも、深江の町で先取りしてオリンピックに触れることができるんです!

深江駅から東部中央卸売市場に向かい、そのすぐ先の兵庫県立東灘高校のそばにある「エアボーン・スポーツクラブ」。

深江本校を拠点に芦屋、六甲アイランド、カナディアンアカデミー等に5教室を展開する同クラブは、今年の11月に20周年を迎えます。

幼児から60代・70代まで幅広い年代の方が通う、アットホームな雰囲気のスポーツクラブで、縦と横の繋がりがすばらしく、生徒さんや保護者の方、地域の方々など、みなさんから愛されています。

本格的にオリンピックを目指す選手の育成をするため、オリンピックで実際に使用する器具をたくさん揃えています。

幼い頃からオリンピックで実際に使用する器具を見たり触れたり使ったり意識したりして、「本物」に触れることは五感を磨いていく繊細な時期においてとっても豊かなことだと思います。

「エアボーン」という名称は「エア(空気)からボーン(生まれる)、何もないところからコツコツと努力した結果が実り生まれる」という思いを込めて、代表の赤山桂子さんが名付けたそうです。

単なる体操の練習に通うスポーツクラブ、というだけではなく、何か「居場所」という感じがします。

台風にも負けず、たくさんの人の手で復興した体育館

こちらのエアボーンスポーツ・クラブのロゴは赤山代表がデザインしたそうです。

オリンピックに出場できるような選手を育成するには、切磋琢磨する仲間の存在が不可欠。

クラブのロゴマークは、代表の赤山さんが、「太陽が燦々と降り注ぐ中、子どもたちが仲間と一緒に元気いっぱいに体操を楽しんでいる姿」をイメージして作られたのだとか。

でもこのロゴのようにいつも晴れた日ばかりではありません。

昨年、全国でも大変な被害を出した台風21号。

深江本校の被害は甚大でした。

深江浜という立地から潮水も体育館内に流れ込み、マットや器具も水浸しになりました。

赤山代表も開校してから20年のうち、一番の危険を感じたそうです。

台風が去った次の日から、現役コーチはもちろん、退職されたコーチや、生徒さん、保護者の方々が続々と集まり、マットを外に運び出したり、大掃除をしたり、差し入れに駆けつけたりしてくれたそうです。

そのたくさんの手と心から紡ぎ出された復興の様子が写真にまとめられ、クラブの入り口に貼られていました。

毎年開催されるエアボーン・カップ体操競技大会の会場でも、生徒の保護者有志が台風21号復興支援チャリティーバザーをボランティアで開催し、その売り上げをクラブに寄付してくれたのだとか。

赤山代表は復興までの温かい道のりを思い出すと、今でも感謝と感動で胸が熱くなるそうです。

ぼくの、わたしの、金メダル

スポーツの花形と言えば金メダル。

毎年開催されるエアボーン・カップ体操競技大会の前には、毎年コーチと生徒だけで宿泊して2日間みっちりと練習づくしの夏合宿を実施し、万全を期して大会に臨みます。

夏合宿や大会の間はもちろん、メダルや賞状の準備までコーチ方がたくさんの力を注いでいます。

しかし子ども全員がメダルを獲得できるわけではありません。

大会の幼児版であるエアボーン・リトルカップでは、メダルを取れなかった幼児のために手作りのメダルをお母さん方が用意するそうです。

そのかわいらしい出来栄えに、本物の金メダルをもらった生徒さんも「そっちがいい!」となることもあるのだとか笑

心が温まるエピソードです。

練習日以外の繋がり「冒険クラブ あきづきん」

創立当初からエアボーンスポーツクラブを赤山代表と共に作りあげる秋月コーチ。

忙しいお母さん、お父さんに代わって、練習日以外も子どもたちにいろいろな自然野外活動を体験させてあげたい!という優しく熱い思いから、精神力や体力、マナーなどが学べる「冒険クラブ あきづきん」を開催しています。

春は地元の山で登山、夏は海水浴合宿、秋は陶芸、冬はスキー合宿…と子どもの頃に体験すると、大人になっても心に残るような、情緒を育む体験活動です。

練習だけのお付き合いでなく、家族のように接してくれる気持ちが生徒の親として本当にうれしいですね。

子どもたちの成長を一緒に願い、一緒に育ててくれる場所が身近にある、というだけで助けられるお父さんお母さんも多いと思います。

6月16日にはあなたもオリンピック体験ができる!

最近、体幹を鍛えるための家庭用のトランポリンが販売されています。(うちにもあります)

トランポリン=円の形を思い浮かべられるかもしれませんが、こちらにある競技用のトランポリンは長さ8メートルのロングトランポリンで長方形です。

その長方形で大きな競技用トランポリンを初めて見た時は衝撃でした。

私も一度体験会に参加しましたが、トランポリンの上で前転したり、開脚したり、回転したり…と大人子ども年齢問わずとっても楽しいのです!

他にも大人のバク転教室や太極拳の教室もあるそうです。

百聞は一見にしかず。

6月16日にはファミリー体験会があるそうなので、興味のある方は一度体験してみてください。

■ファミリーイベント

・開催日:6月16日(日)
・時間:10:00~12:00
・料金:2.000円/1家族
(ご家族で何人参加してもOK)
・場所:エアボーンスポーツクラブ 深江本校
兵庫県神戸市東灘区深江浜町20-3(無料駐車スペースあり)
・締切:6月14日

詳細:エアボーン・スポーツクラブ

文/チアフルライター 津村美乃里
→ 津村美乃里の過去の記事はこちら

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