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Mr.Kidsさんのスタチューパフォーマンス。
にっこり笑って歯が見えたときにやっと人間だとわかって一安心。
メイン会場のこども広場。
会場には子供連れの家族も多く、思い思いに芝生の上で寛いでいました。
メイン会場にはアート縁日、ガーデンショップ、リサイクル・フリーマーケットもあり、屋台村も含め音楽以外にも楽しめる催しがたくさん。
周りの騒ぎをよそに会場の一角で碁や将棋を楽しむオジサマ方。
こういうの、いいですね。
大西ユカリと新開地
1日目のトリは「大西ユカリ with 仁義なき小林バンド」。
「ソウル歌謡」というジャンルを世に知らしめた、今や押しも押されぬソウルの大御所。
「大西ユカリと新世界」で人気に火が付きました。
額に大きなドーナツを貼り付けた大西さんがステージに現れた瞬間、周囲の空気が一変。
ソウルフルかつコミカルな曲の合間にテンポよく藤山直美さんばりの爆笑MC。
一分の隙もないパフォーマンスです。
大西さんは震災当時ちょうど新開地に住んでおられたそうで、今回の音楽祭に呼ばれたことについて非常に感慨深いものがあったそうです。
神戸アートビレッジセンターをバンドの練習に利用したこともあるとか。
そんな新開地への思いを込めて「ありがとう」という曲を選曲したそうです。
そして何故か人工衛星饅頭を推しておられました(残念ながらこの二日間お店は休みでしたが)。
フィナーレの曲は「あの鐘を鳴らすのはあなた」。
曲が始まった途端、会場の皆さんが口々に歌い始めたのにびっくり。
分かってはるんですねえ。
のど自慢の鐘で始まり「あの鐘を鳴らすのはあなた」で初日を締めるとは、なんと粋なプログラム構成でしょうか。
喜楽館で落語を聞かずとも「おあとがよろしいようで」と心の中でそっと呟いたやまさんでした。
山フェス・海フェス・商店街フェス
このイベントに出かけてみて、新開地音楽祭を訪れた観客のために様々な細かい配慮がなされていることに気づきました。
ステージが商店街の様々な箇所に設置されているためお客さんが1ヶ所に集中しすぎて混乱が起きることがない。
商店街の中でも普段なかなか行かない場所、行きにくいと感じる場所へどんどん行ける。
トイレが充実していて探しやすい。
疲れたらいくらでも商店街の中の適当なお店で休憩や食事ができる。
いろんなバンドが見たいと思ったら商店街の中を端から端まで歩き回ることになるので、自然と商店街の様子がよく分かる。
そして、音楽の愛好家やバンド同士にとってはまたとない交流の場になっている。
そして来場者にどのバンドの曲をどれだけ聞いてもタダ!
(音楽祭の運営費は屋台村の飲料売上、バンドから参加料を徴収するなどで賄っているそうです)
などなどといった仕掛けやメリットが巧みに施されている点でした。
海フェスや山フェスはよく聞きますが、商店街が主体となって行っている音楽フェスティバルとしてはめったにない規模の成功例ではないでしょうか?
この日「人が集まるからまちになる、人がまちをつくる」ということをつくづく実感したのでした。
新開地ファンHP : https://shinkaichi.or.jp/
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文/チアフルライター やまさん
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