こんにちは。まち歩き大好き、チアフルライターのまゆた☆です。
今回は、阪神アイビートラベルさんの企画で、阪神沿線たてもの探訪[甲子園篇]に参加してきました。
5月11日に行われた、阪神間モダニズムの歴史的傑作“「旧甲子園ホテル」とその周辺を訪ねて”というツアーのレポートです。
集合は甲子園駅。
甲子園駅西口側は、駅周辺工事がいまも続いていますが、すっきり変わりつつありますね。
今回の行程は以下の通り。
甲子園駅集合
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甲子園駅見学・バス移動
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マンボウトンネル
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松山大学温山記念会館
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旧甲子園ホテル食堂でお茶・ケーキ
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旧甲子園ホテル見学
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終了・解散
途中、ティータイムをはさむため集合解散までは約3時間。
参加者は、スタッフやガイドの方々を含め20数名でした。
甲子園駅や周辺の話
甲子園駅前で集合後、路線バスを待つ20分少々の間に、2人のガイドさんに甲子園駅や駅周辺の話をしていただきました。
その中で私が驚いたのは、甲子園駅付近の甲子園筋は昔、川だったこと。
名残として、甲子園駅東口南側に松が生えており、土地をよく見ると1段高くなっています。
そういえば、西口南側の、以前みやげもの屋が建ち並んでいて、いまは工事しているあたりも松があり、1段高かったですよね。
なるほど、そうだったんだ。
阪神甲子園球場は武庫川の支川(枝川、申川)の跡地を利用して作られたというのも納得です。
1975(昭和50)年までは、甲子園筋を路面電車が走っていたので、南へ下ると、いまでもその名残のある場所を見つけることができます。
工事で様変わりした甲子園駅は、西口のところに以前生えていたクスノキを取り込むような構造になっています。
また、駅は白球をイメージしたドーム型の大屋根の設置や、ボールに関するものがあちこちに仕掛けられています。
以前、コラムで取り上げたことがあるので、参考にどうぞ。
意外と知らない? 甲子園駅にまつわるエトセトラ
マンボウトンネル
バスでJR甲子園口駅に着いてから、駅の北側へ出て、線路沿いを西へ歩いて向かったのがここ、マンボウトンネル。
マンボウトンネルとは何か、ご存知でしょうか。
JR神戸線の線路の下にある歩行者用の小さいトンネルのことで、西宮市内に3ヶ所あります。
大谷町、平松町にもありますが、甲子園口のマンボウトンネルがいちばん高さの低いトンネルで、大人はかがまないと通れません。
自転車の人は、このようになんとか通れます。・・・すごい!
もちろん、向こうから誰か来ないか確認して通ります。
ここは1874(明治7)年、国鉄開業の前、あたりは田畑だったため、もともと用水路として作られたものだったそうです。
次に、甲子園口駅から南へ歩いて、阪神間モダニズムを象徴する建物を見に行きました。
阪神間モダニズムとは、1900年代から1930年代(明治末期から大正、昭和初期)にかけて、阪神間において育まれた、近代的な芸術、文化、生活様式とその時代状況のことです。
まずは、1928(昭和3)年に竣工された、松山大学温山記念会館へ。
ここは外からの見学です。
現在のニッタ株式会社(大阪)創業者の新田長次郎氏が孫のために建てたものとされる和洋折衷の建物で、設計は娘婿の木子七郎(きごしちろう)氏によるもの。
現在は新田家から寄贈された松山大学が教育研究施設として使っていますが、一般見学も事前申し込みにより可能です。
最後にやってきたのが、旧甲子園ホテル。
1930(昭和5)年竣工。
「東の帝国ホテル、西の甲子園ホテル」と並び称された、日本に残る数少ないライト式建築の建物です。
設計はフランク・ロイド・ライトの愛弟子、遠藤新によるもの。
現在は、武庫川女子大学の甲子園会館として使われ、建築学科の学生はこの施設を使って学んでいます。
実は私は、ずいぶん前の武庫川学院の卒業生。
在学当時からこの施設のことは知っていましたが、そのころからも訪れる機会がなく、今回やっと来れました…(感涙)
食堂でのティータイムのあと、中の見学もさせていただきました。
「打出の小槌」を主題にしたオーナメントや緑釉瓦、西ホール天井の市松格子など、見どころいっぱいでとても書き表すことができません。
こちらも事前申し込みにより一般見学可能です。
最近では、ドラマや映画のロケでも使われていますね。
優雅なひとときを過ごすことができました。
甲子園会館の海野さんに、とても詳しいお話をしていただきました。
短い時間ですべてを見ることはできなかったので、また改めて訪ねてみようと思いました。
松山大学温山記念会館(旧新田邸)
武庫川女子大学甲子園会館(旧甲子園ホテル)
文/チアフルライター まゆた☆
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