シロウサギを追いかけて! 「不思議の国のアリス展」神戸展 県立美術館で開催中
こんにちは!
美術館・博物館担当チアフルライターの甲斐千代子です。
始めて出版されてから約150年、イギリスの作家ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」は170もの言語に翻訳され、今もなお世界中で読み継がれている名作です。
その魅力はどこにあるのか。
なぜこれほどまでに人々を惹きつけるのか。
多種多様な展示作品と多角的なアプローチでその魅力をさぐる「不思議の国のアリス展」神戸展が兵庫県立美術館ギャラリー棟3Fで開催されています。
注目① 必見!ルイス・キャロルの直筆画 神戸展のみの特別公開
ルイス・キャロルが描いたアリスの物語は1862年の夏の午後、遠出をした船の上で生まれました。
即興で語った物語はのちにキャロル自身の手で挿絵入りの本になり、ついには1865年出版に至ります。
挿絵を担当したのは当時の人気作家ジョン・テニエルでした。
第一章では、物語にまつわる人とモノを紹介。
さらには、作品の人気の広がりを物語る貴重な資料が並びます。
注目すべきはルイス・キャロルの直筆画。
「アリス」や「シロウサギ」のスケッチは神戸展だけの特別展示です。
注目② 7人のアーティストが描くアリスの世界
「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」ともに、12章からなる物語です。
キャロルは物語の中に、海水浴、お茶会、郵便屋さん、伸び縮みする望遠鏡、女性が楽しむスポーツクロッケーなど、当時のエピソードをふんだんに盛り込みました。
女王様、シロウサギやチェシャネコ、ハンプティ・ダンプティといった登場人物は個性派揃い。
ときにはアリスを助け、時にはアリスを困らせます。
第二章では、その名場面が現在世界で活躍する7人のアーティストによって語られます。
注目③ アート作品としてのアリス チェシャネコいもむしも登場
「不思議の国のアリス」の世界観は、様々な分野のクリエーターの発想の源となってきました。
第3章では、映画、アニメーション、舞台、漫画、写真やファッションなどを通して「アートなアリス」を紹介しています。
あれ!あれは!我を忘れて駆け寄った作品がこちら(画像右)
《チェシャネコいもむし》と書いてあります。
そうなんです。
「はらぺこあおむし」で大人気のエリック・カールが今回の展覧会のために書き下した新作なんです。
注目④ コラボレーション満載
今回の展覧会では様々なコラボレーションが楽しめます。
まずは「リアル脱出ゲーム」。
特別なキットをもって会場を回るのですが、これがなかなか手強い。
様々な謎の先に待っているモノとは!?
音声ガイドは「魅惑のワンダーランド編」と「クイズ・バトル編」の2種類。
グッズも充実しています。
クリアファイルやお菓子はかわいさ満点。
中には、会場でしか買えない限定品も!
「不思議の国のアリス」の世界へ、GO~!
「不思議の国のアリス展」概要
「不思議の国のアリス展」神戸展
2019年3月16日(土)〜2019年5月26日(日)
兵庫県立美術館 ギャラリー棟3F
10:00〜17:00(最終入場時間 16:30)
休館日:月曜日、4/30、5/7
※ただし、4/29、5/6日は開館
観覧料
一般 1,400円(1,200円)
高校・大学生 1,000円(800円)
小・中学生 600円(400円)
文/チアフルライター 甲斐千代子
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