阪神御影駅集合、市バスに乗って出発~♪
ハイキングや観光で六甲山に行ったことがある人は多いですよね。
でも意外と知らないことや行ったことがない場所が多いのも六甲山。
今回ご紹介するのは、登山や牧場、観光では見ることができない六甲山を体験できるツアーです。
阪神御影駅集合、市バスに乗って出発~♪
出発は阪神御影駅。
私たちは9:31の「16系統 ケーブル下駅」行きの市バスに乗車しました。
20分ほどでケーブル下駅に到着するので、そのままケーブルに乗り込みます。
ケーブル山上駅には約10分で到着。
山上駅前に停車している山上バスに乗車し、記念碑台に向かいます。
記念碑台までは1ストップ(六甲山ホテルが再開していれば2ストップ)です。
六甲山ビジターセンターを見学
記念碑台のバス停から記念碑台にある六甲山ビジターセンターへ。
ここは六甲山を訪れる人たちにその魅力を伝えるための施設で、山のおいたちや歴史、植物・動物などの自然をパネルや映像で学ぶことができる施設です。
記念碑台で「六甲山開祖」グルーム氏の像と記念写真を撮ったり、六甲山ビジターセンターの展示室を自由見学したり思い思いに楽しめます。展示室には、時期によって特別展が開催されていることも。
11時20分に記念碑台を後にして、午前のハイキングに出発!
ノースロード~六甲山ホテル
記念碑台の駐車場の奥から、ハイキングコースは始まります。
アップダウンの少ない森の小道をのんびり散策。
途中、小さな池がいくつかあり、小川を横切る小さな橋も。
六甲山北側を見下ろせる眺めの良い場所もあり、撮影スポットがたくさん。
山道が終わったころ、今年春にリニューアルオープンした六甲山ホテルに到着です。
リニューアルした六甲山ホテルを横目に、六甲山郵便局へ移動します。
ロープウェイや月見橋など、古き良き時代の廃墟などを見て午前中のコースは終了
ケーブルと競うようにして、ロープウェイが運行されていたことは、あまり知られていません。
ケーブルは阪神電鉄、ロープウェイは阪急電鉄が競い合って運行していたと聞きました。
ロープウェイは、戦時中の不要不急路線(鉄材供出)に指定されて廃止されたようです。
郵便局の横からは、ロープウェイの廃墟や駅につながる月見橋の跡を見ることができます。
月見橋のまわりは、六甲山の銀座と言われ、お茶屋さんやお土産屋さんが立ち並んでいたそうです。
今からは想像もできないですね。
昔の六甲山に思いを寄せながら、記念碑台に戻り、お弁当を食べましょう。
午後のコースは、小学校やゴルフ場を見ながらハイキング
ランチが終わったら、13時に記念碑台から、午後のハイキングに出発!
記念碑台を出て、ツゲ池の横を歩きます。
六甲山では昔、冬に池で氷を作り、氷室に保管し、夏になるとアイスロードを通り、市街地に氷を運んでいたそうです。
だから六甲山には人工池がいっぱいあります。
ツゲ池もその一つです。
ツゲ池のそばには小さなお地蔵さんが。
お地蔵さんの角を曲がると、六甲山小学校が見えてきます。
もともとは山頂で暮らす児童のために建てられた小学校ですが、年々児童数が減り、今は特認校として、灘区や東灘区などで暮らす児童も通っています。
ケーブルで通学する小学校は全国でも珍しいですね。
小学校の前を通り、神戸六甲倶楽部に出ます。
このゴルフ場はグルーム氏によって造られた、日本最古のゴルフ場です。
ゴルフ場からまた来た道を少し戻り、別荘や山荘を見ながら、森の中を歩くと、ヴォーリズ六甲山荘に到着です。
ヴォーリズの名建築 六甲山荘を見学
W.M.ヴォーリズの設計により1934年に建てられた別荘が、ほとんど当時のまま保存されています。
山荘を管理している「NPO法人アメニティ2000協会」のボランティアスタッフによる説明を聞きながら、山荘内を見学します。
暖炉がある厳かなリビング、時代を感じさせる五右衛門風呂など、見どころが満載。
六甲山荘に隣接する土地を協会が購入し、現在整備中です。
歴史を感じさせる居間でティータイム
山荘で美味しいケーキとお茶をいただきます。
暖炉があり、上品な調度品がならぶ山荘のリビングで、お茶菓子をいだたくと、まるで映画の中にいるような気分になります。
アップダウンが少ないとは言え、山道を歩いてきたので、ほっと一息。
優雅な休息を楽しめます♪
山荘を出た後は、ブナの道へ
山荘を出た後、しばらくそのまま山道を歩くと、ブナの道。
「ブナを植える会」の皆さんが育てているブナの道。
地元の六甲山小学校・幼稚園の園児や児童らも手入れに参加しています。
ブナを植える会は、野生生物や生態系の保護、治山治水、自然環境の保護育成を目的に、六甲山だけではなく、兵庫県の山々にブナの植樹を進めています。
ブナの道を歩きながら、人々によって守り育っている六甲山を感じてください。
オルゴールミュージアムの前からバスに乗り、ケーブル山上駅へ
ブナの道を抜け、15時前にオルゴールミュージアムに到着。
オルゴールミュージアムから山上バスに乗り、ケーブルの山上駅へ。
往時のルートで16時に阪神御影駅へ戻ります。
六甲山のハイキングはいかがでしたか?
知っているようで知らない六甲山。
家族や友人を誘って、ぜひ六甲山に足を伸ばしてみてください。
【今回ご紹介したコースの概要】
・推奨時期:4月~6月ごろ
・集合時間:9時15分
・集合場所:阪神御影駅
・所要時間:約7時間
・予算:約3000円
【ご参考】
六甲山ポータルサイト
https://www.rokkosan.com/
六甲山ビジターセンター
https://rokkosan.center/
神戸ゴルフ倶楽部
http://www.kobegc.or.jp/
アメニティ2000協会 / ヴォーリズ六甲山荘
http://amenity2000.la.coocan.jp/
ブナを植える会
https://www.bunawouerukai.jp/
(企画/チアフルサポーター チームチアフル六甲山)