沿線お役立ちコラム

子どもの将棋が熱い! 「大関杯 第11回デイリースポーツ新春将棋大会」レポ@尼崎

こんにちは。

生まれも育ちも西宮、生粋の宮っ子で3人の子育てママ、伊勢上雅世(いせがみまさよ)です。

今、子どもたちの間で将棋が熱いのをご存じですか?

小学4年生の息子の付き添いで、1月14日(月・祝)に尼崎市中小企業センターで開催された「大関杯 第11回デイリースポーツ新春将棋大会」に行ってきたのでレポートします。

参加申し込みは、なんと!300人超え

受付開始の9時半に会場に到着したのですが、もう既に長蛇の列。

今回の参加希望者は、312人!

すごい人気ですね~。

ただ、インフルエンザが流行していたため、キャンセルが相次ぎ、実際に参加されたのは274人だったそうです。

みなさまも、体調管理には十分お気を付けくださいね。

当日欠席が、なぜこんなにも多かったのか?というと…実はご家族で申し込まれる方が多くて、家族みんなで欠席、というケースが多かったからなんですって。

将棋の魅力は、なんと言っても世代を超えて楽しめること

今回、審判長を務められた29歳の若きプロ棋士、大石直嗣七段と指導棋士の藤内忍五段に、将棋の魅力についてお話を伺ってきました。

「やはり将棋の一番の魅力は、世代を超えて一緒に楽しめる、という事ではないでしょうか」と大石七段。

確かに参加者は未就学児から年配の男性、そして白髪のマダムと、まさに老若男女が集う、といった雰囲気です。

将棋の大会に行くと、小学生ぐらいの子どもに、ルールを教えてもらいながら対局するおばあちゃまの姿をよく見かけます。

ちょっとした将棋アルアルです。

将棋で集中力がUPする!?

まだ20代とは思えない、落ち着いた物腰の大石七段ですが、意外にも幼少期は落ち着きのない子どもだったそう。

ところが、将棋を始めたころから、集中力がついてきたようです。

もしかしたら、お子さんの学力向上と情操教育にも一役買ってくれてる…のかもしれませんね。

女性にも、もっと将棋を楽しんでほしい!

「将棋を指している女性はまだまだ少ないのが現状」だと藤内先生が教えてくださいました。

大石七段が将棋を始めたきっかけは、小学1年生の時に、お父様に手ほどきを受けたこと。

毎日、お父様が仕事から帰ってくるのを、将棋盤の前で駒を並べて待っていたんだそうです。

「大石七段のように、お父さん、お爺ちゃんに教わったという話はよく聞くけれど、お母さんに教えてもらったという話は、ほとんど聞いたことがない」と、とても残念そうな藤内先生。

藤内先生は、福島にある関西将棋会館で、毎週月曜日に レディースセミナーを開催しているそうなので、ご興味のある方は、ぜひ一度足を運んでみてくださいね。

尼崎では大きな大会は年に3回開催

尼崎では毎年1月・5月・11月の3回、大きな大会が開催されています。

クラスも有段者のクラスから、将棋を始めたばかりの初心者のクラスまで全6クラスに分かれているので、初めての方でも安心して参加できます。

ご自身の棋力を試す良いチャンスですよ~。

*ただし、初心者交流クラスは、年齢制限等があるので詳しくは主催者情報をご確認ください。

今、尼崎が熱い!!

将棋には八大タイトル戦があります。

その中の一つ「王将戦(第六十八期 七番勝負 第五局)」が3月に尼崎の都ホテルニューアルカイックで開催されます。

今回の対局は、久保利明王将と、挑戦者は渡辺明棋王という、タイトルホルダー同士の戦いで激戦が予想されます。

一般参加できるのは

*前夜祭(2019年3月3日18時~)*要事前申込み
*大盤解説会(2019年3月4日・5日)*当日、先着順

の三日間。

前夜祭では、対局者を迎えての懇親とイベント。

大盤解説会では別会場にてモニターTVで観戦しながらプロ棋士による解説が楽しめます。

まずは詰将棋から始めてみよう

将棋って、盤も無いしどこから勉強すればいいの?という方は、まずは詰将棋から始めてみてはいかがでしょうか。

初心者向けの本も多く出版されていて、駒の動かし方を学ぶことができます。

今回の大会の主催者のデイリースポーツでは、神戸市出身の内藤國雄九段の詰将棋を連載されているそうなので、こちらも参考にしてみてくださいね。

なお、この大会の模様は2月8日のデイリースポーツ紙面に掲載される予定とのことです。

最後に

ところで、みなさん!

将棋のプロ棋士って、一体何人いるかご存知ですか?

ネットで調べてみたのですが、ハッキリした数字が見当たらなかったのですが、だいたい160人~170人ぐらいとのこと。

プロデビューできるのは、年間たったの4人。

でも、その中には女性のプロ棋士って一人も居ないんです。

つまり、プロになれる四段になった女性は未だにいないということ。
(女性の最高位は三段)

「何で女性の棋士が四段になれないんですか?」と素朴な疑問を、大石七段に思わず聞いちゃいました。

「そこは、わたしも疑問なんですよね」とのお返事。

実際、女流棋士が男性のプロ棋士に勝つこともあるそうで【初の女性プロ棋士】の誕生が早くみたいなぁ、なんて思っています。

帰り際、奈良からの参加者様から、女流棋士を招いてのイベントのチラシをいただきました。

「阪神電車だと乗り換え無しで近いから、是非遊びにおいで!」って。

たくさんの素敵なご縁をいただいた一日でした。

●『第六十八期 王将戦 第五局』の詳細はこちら

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(文/チアフルライター 伊勢上雅世