沿線お役立ちコラム

「あったらいいな」それぞれの自由さを受け入れてくれる「PUB KENNETH」

お酒が好きだから。PUBは明るいうちから飲めるのがいい(笑)

こんにちは!

アラフォー母になってもお酒が大好き!チアフルライターのakkoです。

南京町南の入口である「海榮門」の東隣に立つレトロなビルの2階に開店11年目を迎える「PUB KENETH」はあります。

見落としてしまいそうなくらい小さな入口から階段を上ると、オープンなガラス張り越しに店主・北秋亮さんと目が合いました。

歓迎されているようでいきなりうれしくなります。

オープン時間は16時。明るいうちから飲めるのはうれしいですよね。

「単純にお酒が好きで」という理由でこのお店を始めた北秋さん。

もうひとつの趣味である音楽とのコラボイベントも定期的に開催されています。

昼間は奥様の着付教室という顔も持っているそうで、聞けばいろんなイベントが行われている面白い場所のようです。

お店を持つ前から、お酒を飲むこと・お酒を飲むお店が好きだったとのこと。

北秋さんを慕う当時の仲間を始め、常連さん、リピーターさん、ご新規さんがいい具合に混じり合い幅広い世代に愛されています。

ヴィンテージ好きにはたまらない空気感を味わう

店内には、北秋さんのセンスと好みでセレクトされた雑貨やレコードが所狭しと並んでいます。

適当に置いてあるようで、そのさりげなさが店内の雰囲気の調和を生んでいるよう。

ヴィンテージのレジも未だ現役。

随所にこだわりを感じながら、押しつけられるのではない不思議な心地よさも味わいました。

知る人ぞ知る神戸の老舗古着ショップの店長だった北秋さんのスタイリングにも注目。

お店とのマッチ感がクールなんです!

まずは1杯! 美しい泡にうっとり

取材を口実にさっそく1杯いただくことに。

取材日は梅雨の合間の暑い日で、お邪魔する前から私の喉がビールを欲していました(笑)

なぜかすぐ出てこないビール。

まだかな~、まだかな~と横目でチラチラ見ていると、注がれたビールの泡を何度もスプーンですくって捨てています。

また泡だけ追加してまた捨てる。

こんな作業を経てやっと出てきたビールの泡は、ものすごーくキメ細やかで真っ白、もうこれは「美しい」という表現がぴったり。

はやる気持ちを抑えつつ、口をつけます。

泡がクリーミーでめっちゃ美味しい!!!

今まで飲んだビールで一番美味しかった。(待たされたからか!?)

こんなに丁寧に泡に向き合って入れてくれるなんて。

このビールを飲みに行くだけでも価値はある!そのくらい美味しい!

PUBは社交場 お酒はもちろん食事もアテも外せない

PUBとBARの違いってご存知ですか?

諸説ありますが、PUBはどちらかと言えば社交場という意味合いがあり、何なら子供もOK。

というわけで同行した娘は取材中後ろのテーブルで宿題。

終わったらジュースね、と。

早くも娘は大人の社交場デビューです。

一方のBARはお酒を出す場所のことなので、お店が広くても街中の一角でもBARなんだそう。

PUBといえば「フィッシュ&チップス」でしょう!

出てきたのは生から揚げたポテト。

これまたこだわりのモルトビネガーをかけていただくと最高に美味しい!

ふらりと寄れる心地よさ 使いたいように 過ごしたいように好きに使って

外に面した壁一面の大きな窓から外を眺めると、すぐ目の前に海榮門。

大勢でワイワイ飲むのもいいけれど、一人で静かに飲みたいときもある。

今日は誰かと話さなくてもいい日があってもいい。

一人の世界に逃げ込むのにちょうどいい外向きカウンターがあります。

店主とたわいない会話をするのもいい。

家・仕事とは違う、でも他人過ぎない人との会話がホッとする。

そんな日に寄りたいお店がここにあります。

外向きカウンターは実は結構居心地がいい

「基本的にお客さんのしたいようにしてもらっていいんです」と北秋さん。

明るいうちから子連れでもちょっと一杯飲みたい私のような人にも、かつての私のように帰る前に寄りたい人も、ここでガッツリ店主と絡みながら飲みたい人も、みんな自由。

「続けられる限り続けていきたい」

そう話す店主の美味しいビールをまだまだこの先も飲めるなと、私は密かにうれしくなったのでした。


PUB KENNETH(パブ ケネス)
神戸市中央区栄町通1-2-11 茂生ビル2F
078-321-3960
営業時間:16時~25時
定休日:毎週火曜日

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(文/チアフルライター akko )