風邪やインフルエンザ予防の鍵は、免疫力!
風邪やインフルエンザなどが流行する冬。
同じ環境にいても、ウイルスや細菌に感染する人もいれば感染しない人もいます。
これは、その人のもつ免疫力の違いによります。
子どもやご高齢の方が感染しやすいのは、健康な成人よりも免疫力が低いためです。
また、忙しくて十分に休息がとれない、喫煙やストレスが多いなどの状態は、免疫力を低下させます。
では、免疫力を低下させないための食事でのポイントとは何でしょう?
1. バランスの良い食事を心がける。
何よりも重要なのは、バランスの良い食事です。
例えば、ラーメンとチャーハンのセットや、うどんとおにぎりのセットなどにすると主食に偏ってしまいます。
ステーキをガッツリ食べてご飯は食べない、という場合は、たんぱく質や脂質に偏ってしまいます。
また、いくら健康に良いといわれる野菜であっても、そればかり食べるようなことになれば、食事のバランスは乱れます。
ポイントは、ご飯やパンなどの主食に、魚や肉、大豆製品などの主菜と野菜やきのこ、海藻などの副菜を組み合わせることです。
2. 整腸作用のある食品を意識的に摂る!
免疫細胞の7割は腸内に存在するといわれています。
腸内環境を整えることで免疫力の低下を防ぐことができます。
腸内環境を悪化させるひとつには、食べ過ぎ、飲み過ぎがあります。
それに加え、有害菌は脂肪やたんぱく質が好物なので、高脂肪・高たんぱく質の食事をしていると、有害菌が増加し、腸内環境は悪化します。
それに対して腸内環境を改善するためには、善玉菌を摂ることがポイントになります。
この善玉菌は、発酵食品(ヨーグルトや納豆、キムチ、ぬか漬け、味噌など)に多く含まれます。
さらに、善玉菌のエサになる食物繊維(野菜、海藻、きのこ、こんにゃく、豆類など)やオリゴ糖(大豆、玉葱、ごぼう、にんにく、アスパラガス、バナナなど)も取り入れることで、腸内環境はより整えられます。
このようにしてみると、幅広い食品を食べることが大切ということがわかるかと思います。
どの食材が有効かということにこだわりすぎず、自分が普段、あまり食べていないものに手を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
例えば、よくサラダを食べる方の場合、葉物の野菜や根菜を取り入れてみる、よく肉を食べる方の場合、魚介類や豆類を取り入れる。
また、朝食で卵、昼食で肉類を食べた時には、夕食は魚にするなど、1日の中で複数の食材を取り入れられるように気を配ってみましょう。
外食をする場合には、バランスのとりやすい定食屋を選ぶ、ファストフード店に行く場合でもサラダをプラスするのも1つです。
色々な食材を摂ることで、多くの栄養素を摂ることにつながります。免疫力を高めるためには、食事以外にも
免疫力を低下させないためには食事以外にも、なるべくストレスを溜めないよう十分に休息をとる、軽く運動をする、季節を問わず体を冷やさないように気を付けることも重要です。
風邪やインフルエンザに負けないように、まずは毎朝ヨーグルトを1品追加するなど、何か1つでも取り組みやすいところから始めてみましょう!
簡単★切干大根と小松菜の赤紫蘇和え
材料(2人分)
切干大根(乾) 6g
小松菜 60g(葉6枚分程度)
だし汁 適量
ゆかり 1g
作り方
1. 切干大根は水で戻して、よく洗い、2cm幅に切る。
小松菜も2cm幅に切る。
2. 1.をだし汁で軽く煮て、しっかり絞っておく。
3. 2.をゆかりで和えて、しばらく置き、味を馴染ませる。