沿線お役立ちコラム

(前編)冷え性を改善する食事とは?

現代人に増え続ける冷え性

夏になるとエアコンの効いた部屋にいるのが辛い人。
冬は手足が冷えて、冬眠したくなる人。
「冷え」は女性に多い悩みの1つ。
最近では、体温が36度以下と低体温である方が増えています。

「冷え」は漢方医学の概念で、「万病の元」といわれるほど「未病(病気と診断されないが健康とも言えない状態)」として重要な位置づけをされています。

低体温(=冷え)になると、血液循環が悪くなることから、肩こりや貧血・頭痛・腰痛・めまい・月経不順・慢性疲労の症状を併発する場合もあります。
また美容面では、肌のくすみ、かゆみ、肌荒れなどの影響を及ぼすこともあります。

したがって、冷え性を改善し、体温を上げる工夫が必要です。

まずは自己チェック✅してみましょう!

☑ 少食
☑ ダイエットをしている
☑ 主食(ご飯やパン、麺類等)を抜く、あるいは減らしている
☑ 主菜(肉類や魚介類、卵、大豆製品、乳製品等)を減らしている
☑ 油脂を極端に減らしている
☑ インスタント食品や加工食品をよく食べる
☑ お菓子を食事代わりにする
☑ 野菜をあまり食べない
☑ テレビなどで「〇〇は良い」等といわれる特定の食品やサプリメントばかり摂る

いくつ当てはまりますか?

「冷え」を引き起こす原因とは?

「冷え」を引き起こす原因として、必要な栄養素が不足していることが挙げられます。

私たちが動くことができたり、心臓などが絶えず働いているのは、食べ物に含まれる栄養素をエネルギーに変えている(=「代謝」という)からです。
代謝で生み出されるエネルギーの75%以上は熱となり、体温の維持に役立てられています。
必要な食べ物や栄養素が不足していると、熱を十分に生み出すことができず、冷え性に繋がります。

「飽食の時代」といわれる現在、栄養不足なんて…と思われるかも知れませんが、
実は、現代人は必要な栄養素が不足している人が少なくありません。

不規則な食生活をされている方や、朝食を食べない方。
インスタント食品、ファーストフード、スナック菓子などに偏った食事をされている方。
炭水化物抜きダイエット、野菜だけのダイエットなど、単品ダイエットをされている方。
そういった方は必要な栄養素が不足しがちです。

先程のチェック項目が多くあてはまる方ほど、冷えやすい生活習慣をされているといえるでしょう。

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後編では、冷え性に要注意の方、改善レシピをご紹介 >