ところが医療界では、「コラーゲン・エラスチンサプリは胃で消化されてしまい、なんの役にもたたない」という定説があります。ただ、私自身のイメージでは、「コラーゲンドリンクを飲んだら、なんかお肌がもっちりする」という実感を持っていたのも事実です。そこで、実際、美容サプリやドリンクは効くのかどうか、最近身近で調査した結果をお話しさせていただきたいと思います。
コラーゲンやエラスチンを飲む効果について
私が勤務するラッフルズメディカル大阪クリニックにおいて、モニターアンケートを行いました。ひとつは、ジェネシスレーザーという機器を使って“肌の少し深いところ<真皮>”に熱刺激することで、コラーゲンの再構築、軽いピーリング効果で毛穴の開大、ハリを改善するというもの。もう1つは、それに加えてサプリを飲んでもらうというもの。
つまり
①レーザーだけのグループ
②レーザーとサプリ併用したグループ
での比較です。
①のレーザーとサプリ併用したグループは②のレーザーだけのグループより効果持続期間が長く、サプリを併用している方が、改善度も高く、維持されていました。
つまり、サプリの効果はある!!ということになります。
一般的に、秋から冬にかけて、肌は乾燥し、トラブルが増えます。こんな時期だからこそ、美容機器の施術に加えて、サプリを併用すると効果の実感度、継続度があがります。コラーゲン、エラスチンをバランスよくとることで、効率よく肌弾力、キメを維持してください。
ラッフルズメディカル大阪クリニックでは、私の経験談も含めて、より詳しいお話をさせていただきます。ぜひ、お気軽にお越しください。
コラーゲン・・肌構造の維持
エラスチン・・・ゴムのような、肌に弾力をあたえる
コラーゲンと聞くとプリプリ肌をつくっているもの、というイメージですが、【A】図のように、肌の中で、コラーゲンを支える形でエラスチンが存在し、この支え合いによって健康なハリのある肌が生まれます。
しかし、年をとったり、日焼け、機械的刺激の継続で、【B】図へとシフトします。【B】図の表皮の凸凹のように、肌の土台がくずれて、シワ、たるみになります。
[この記事の執筆者]
ラッフルズメディカル大阪クリニック
皮膚科・美容皮膚科医師 皮膚科部長 住吉 周子
東邦大学医学部卒業
東邦大学大学院医学研究科卒業 医学博士
東邦大学医学部第4内科助手を経て、国立大阪医療センター皮膚科、大阪警察病院皮膚科研究生を経て芦屋デコルテクリニック院長、優愛クリニック院長
ラッフルズメディカル大阪クリニック
http://www.raffles-osaka.com/medical_course/dermatology.html
(ハービスプラザ4F、インターナショナル・メディカルスクエア内)
大学病院時代から漢方が好きで今も勉強中です。漢方、サプリメント、生活習慣改善指導、そして美容的メニューも取り入れ、内面・外面バランスのとれたアンチエイジング治療をしていきたいと考えています。“見た目が若々しい方が長生きである”というデータもあります。気軽に相談のできる、美容のホームドクターをめざします。